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[2972]基礎クラックの補修方法・雨上がりの補修工事

質問者:まいってます / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:構造・建材 / 2011年09月06日 04:18

お世話になります。

玄関の基礎にクラックが3本入っています。(縦2本、横1本)
発見したのは2年前で当時は新築してから1年2か月でした。

発見時すぐに建築業者に報告し調査や修理をお願いしたのですが放置され、
翌年クラックの長さが2倍に伸びているので再度依頼しましたが放置され、
二年経ち3倍に伸びたため再度依頼したところ、やっととりかかったというところです。

ちなみにどうしてこんなに放置されているのにもっと急いで修理依頼をしていないのかというと、新築当時から雨漏りや床下のカビ、階段のきしみ、家全体のバキバキ音、その他もろもろの欠陥が次々と発覚し、3年経った現在もずっとそれらの修理の交渉に骨をおっているからです。未だ解決していないものも多く、精神的にまいってしまい、クラックのことは後回しになっていました。話がそれましたが、こういった状況もクラックの原因に関係するのでは?と気になっていますので書きました。

クラックは縦方向のもの0.45ミリ(と業者は言われましたがもっと太い部分もあるようにもみえます・写真1枚目)が2本。基礎の上部から入っており、ちょうど基礎の立ちあがりの継ぎ目あたりまで伸びています。(写真1枚目。表面モルタルはがしています)

あと、横方向のものが1本。こちらは基礎の角部分から入って伸びており、ちょうど基礎の立ちあがりの継ぎ目に沿っている状態です。こちらは普通の溝状のクラックではなく、モルタルが線状に盛り上がっている状態なので粉化も疑っています。茶色く色がついているので、さびも疑っています。(写真2枚目の階段下から3段目の横から筋のようにでているのがそうです。3枚目は拡大です)

業者は、「縦のほうはよくある表面だけのヘアクラック。どうしても補修をというならエポキシボンドを注入する。」とのこと。横のほうに関しては、「さびではない。溝になってないので注入もできないし、他の方法はない。」とのこと。

こちらとしては調査もせずにこういった憶測の判断で補修したり放置されることに納得いかなかったので、話し合った結果、表面の仕上げモルタルをはがしてクラックの状態をみることになりました。はがした結果、縦の2本は基礎内部まで入っていました。横の1本は消えていたので表面だけだった、という話になりました。

話し合いのとき業者は、「基礎内部まで入っていたらエポキシ注入ではなく、もっとしっかりした補修方法で補修する、基礎を貫通していたら大問題だけどこの程度のクラックなら家が傾くとかいう心配はない」と言われていました。
ですが、実際、基礎内部まで入っていたことがわかっても「エポキシ注入しか方法がない」と言われるし、基礎を貫通しているかもしれないですよね?と心配して聞いても、「貫通しているときにこそエポキシが強力だからいいいんです」と言われました。貫通しているかどうか調べる方法もないとも言われました。納得しがたいです。そして「うちではエポキシ以外できないから、ほかにこういう方法でやってくれというのがあればやります」とも言われましたが、素人が調べたところでそんな方法が見つかるわけもなく、明日エポキシ注入で補修するということに決定しましたが不安で仕方ないです。

業者の都合と天候のため、現在も壁1枚分の仕上げモルタルをはがした状態のまま(縦クラック2本はUシールという物で埋めて応急処置をしてあります)なのですが、台風の豪雨でかなり濡れてしまい、今日も雨で濡れました。明日、表面が乾いていたらエポキシ注入をされるようなのですが、内部まで濡れていたら水分を閉じ込めてしまうようで不安です。予定通りいくと明後日には仕上げモルタルも塗ることになります。

しかも、今回の雨で、表面だけだと思われていた横のクラックの部分に、はがす前と同じように雨がしみ、茶色い色も浮き出てきました。

ながながと書きましたが、
?このような縦クラックには本当にエポキシ注入による補修がベストなのでしょうか?
?台風の豪雨のあと、何日くらい晴天が続けば、クラック補修、モルタル仕上げの作業を安心してできますでしょうか?
?このような横クラックはどういう状態であると考えられ、どのような補修が必要でしょうか?
?クラックの原因は家の他の欠陥から誘発されたものである可能性もあるのでしょうか?

つたない文章でもうしわけありません。切羽詰まって参っています。
アドバイスいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。




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myph

まいってます

所在地:岡山県
2011年09月06日 04:48

書き忘れました。
縦のクラックですが、表面モルタルをはがした後、さらにドリルのようなものでクラックに沿って基礎を掘り、クラックの深さを見ましたが、深さ2センチほど掘ってもクラックはありました。かなり深くまで割れているようです。
鉄筋まで、いや貫通しているかもしれないクラックを2年間も放置してい
たなんてぞっとします。やはり鉄筋のさびが始まっている可能性も高いのでしょうか?

写真は掘った後、補修するまでの応急処置をした状態のクラックです。
液体の接着剤を塗った上にUシールというもので埋めています。
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これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2011年09月08日 04:51

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

お写真と、お話だけでいろいろと申し上げるのは、それこそ「推測」でしか申し上げられませんので、概論として、、、また、技術者によって微妙に見解に差があっても、ある意味当然ですので、(お医者さんの見立てが違うように)あくまで私の個人的見解として、、、そのつもりでお読みください。

このNPO110番でもかなりの数、ご相談寄せられる基礎のクラックですが、私は少々のクラックは、何の影響も無いと思っています。数十年前までの基礎は束石というただの沢庵石に柱を乗っけただけの物でした。ほとんどの設計者は基礎の配筋など計算せず、「仕様規定」という物に準じた配筋を行なっているだけですが、実際に計算を行なってみると、その仕様の「過剰」さにビックリしてしまいます。コンクリートの強度も計算上は、「仕様規定」の半分以下でも充分成り立ちます。

補修方法に関しても、エポキシ注入は、相当規模の建物の補修方法として一般的です。表面にアラミド繊維という布を貼り付けて、補強する方法もありますが、それとて、結局はエポキシで固める事になります。仮に鉄筋が相当錆びていて「爆裂」という状態になっていると、周辺を大規模に壊した後に、錆落としをしますが、その後の補修はエポキシが、コンクリートを充填するだけです。写真を拝見する限り、全く「爆裂」に至っていないのは明らかです。
また、木造住宅レベルで、これ以上の高度な技術を求めるのは「酷」と言えば「酷」です。多分、そのあたりが、開き直りのように聞こえる、物言いになるんかもしれませんね。

施工の過程で、いろいろと不信感を招く事があったのだと推測しますが、お話を伺う限り、あきらかに業者さんが悪意をもって対応しようという印象はありません。

お任せしてもいいのでは無いかと思いますよ。


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