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[2981]サイディングの張替え

質問者:ピン / 最新の回答・ご意見者:クラビア / 回答・ご意見数:8件
カテゴリ:構造・建材 / 2011年09月08日 11:00

 サイディングの張替え工事を行っている最中ですが、古いサイディングを剥したところ、胴縁の上に防湿シートを張ってあることが発覚しました。
通常は防湿シートの上から胴縁を張るものらしいですが、これが逆になっているということらしいです。そのため、新しいサイディングを張ると結露する恐れがあると言われました。
しかし、今までは壁の上のほうに換気穴のようなものがあり、そこから換気してるので大丈夫と考えていました
 【質問】
 防湿シートをこのように胴縁の上に張るのは施工ミスなのでしょうか?
サイディングを新たに張りなおす場合、防湿シートも張りなおしたほうがいいでしょうか?

これまでの回答・ご意見数8

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2011年09月08日 13:09

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

言葉を双方、誤用あるいは、憶測するととんでもないミスリードになります。

この場合「防湿」シートと「透湿」シートでは、「ぼ」と「と」の違いで正反対の意味になります。できれば、お写真など見せていただければ、皆さん、答えやすいと思いますよ。

多分、ご質問のままですと、いろいろなケースが想像され、たいへん、お答えしにくいです。
myph

ピン

所在地:北海道
2011年09月08日 17:58

ご返答ありがとうございました
「透湿防水シートでした」
よろしくお願いいたします
myph

竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2011年09月08日 19:09

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 順番で言うと、外壁材−通気層(ドウブチ)−透湿層になります。

 私も、現物?を見ましたが、
外壁材裏面と透湿シート間で「結露」します。

 逆になっているのならば、正常な状態にすべきです。
それが、無理ならば(施工的に、予算的に、すべて・・・)極論ですが、
「すべて剥がしてしまう」事の方が、より良い選択です。
 
 予算的に許すならば、ドウブチをすべて外して、透湿シートを施工後、再度ドウブチを取り付けます。
 
 責任問題(誰が、悪くて?誰が、金銭負担をするか?)ですが、新築の年代により、また、当時の業者の施工体制等により、変わります。
必ずしも、業者をせめられない事もあります。

  さしあたり、築年数、新築年代がわかれば、話もしやすいですね。
myph

竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2011年09月10日 09:28

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 12年前の事・・・・ですが、

 正直言って、業者のスキルの差があり、必ずしも・・・・ですが、
私の認識の中では、逆の施工は無かった時代だと思っています。
 これが、20年前だと「勉強している業者」とそうでない業者で、混在していた時代でしょうか?
 当たり前にきちんとしている所から、「おい、こんなもの張れとよ!こんなんで水、止まるンか?」という所まで。

 ちなみに、これが30年前になると、気密用の「ポリフィルム」を、
「こんなもの張ったら、家が腐る。」という、大工さんも実在しました。

 年代的なことで言う限り、業者が「勉強不足」は、問えると思います。
が、施工の不備・・・と言われると、「?」にしておきます。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年09月09日 12:38

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

写真を見てアレレと思いましたが,あるメーカーの工法でしょうかね。
皆さんが言っておられる通り,施工ミスの可能性がありますね。
写真を添えて,メーカーの本部にお尋ねになるといいかもしれませんね。
上の方から,当時の施工業者に何らかの指導が行くかもしれません。
もしかして,リフォームは別業者に依頼されているでしょうか。
ともかく,本部に相談すれば何か進展があるかもしれません。

myph

ピン

所在地:北海道
2011年09月09日 13:07

回答ありがとうございます。
メーカーの工法ではなく、在来工法で施工しております。
メーカーのほうにも今回の件で問い合わせたところ
やはり現在の状態ではまずいので、シートの上から胴縁を貼る工事をやりなおしたほうがよいとの返事でした。
そこで、12年前の話に遡り、施工ミスなのではないかと問い詰めたところ
12年前くらいならまだこれでも問題なかったとのこと。
そこでメーカー側から工事代金については折半でどうかと持ち込まれました・・こちらとしては全額負担させたいところですが・・どうなんでしょう?
myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年09月09日 13:17

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

少し考えましたが,メーカーは,基本的には部材を供給しているだけなので,ほとんど保証は期待できないかもしれませんね。
それで,今後どのように対策を取ればいいかということになりますが,本来は,皆さんが述べておられるように,透湿シートを一旦,剥がして,胴縁を取って,その後,シートを貼り直して,その上から胴縁で押さえて,そこに外壁を固定するという流れになると思います。
しかし,写真では透湿シートはきれいな状態に見えますし,貼り直すのはもったいないと思えば,透湿シートの下にある胴縁の上から,つまり透湿シートの上から,新たに胴縁を打って,そこに外壁を固定する方法も,裏技として考えられるかなと思いました。
要するに,外壁と透湿シートの間に通気層を設ければ良いわけです。
外壁の固定の強度は少し落ちる可能性がありますが,施工はかなり容易になり,コストも下がると思います。
あるいは,透湿シートをはがして,すっかりやり直すのであれば,折角ですので,この機会に断熱材の追加をされると,北海道の場合は,より暖かい家になるように思いました。
具体的には,元が充填断熱工法の場合ですが,透湿シートをはがして,胴縁を取ると柱や場合によっては充填の断熱材が見えると思いますので,その上から,発泡ウレタンボードや,発泡ポリスチレンボード,あるいは他の発泡系の断熱材を50ミリ厚程を貼り付けて,胴縁で留めて,外壁を固定するという方法が考えられます。
あるいは,専用のプラケットを使用して,ロックウールボードなどを外貼りとして施工する方法もありますが,この場合は100ミリ厚まで可能になります。
折角,外壁を貼り直すのであれば,ここまでしておかれると本当に暖かい家になるかなと思いました。
断熱材の費用と若干の工費のプラスで可能になると思います。
myph

ピン

所在地:北海道
2011年09月09日 13:38

回答ありがとうございました
写真ではきれいに見えますが、やはりサイディングを剥したことにより
窓周りとか、他のところではやぶれたり汚れたりしてますので
工事をやり直すことにしました。
費用についてはメーカー側が半分負担するという提案をしてきましたので、手を打つことにしました(サイディングを剥した状態のまま放置しておきたくないので・・)。
また、
断熱材を追加するという提案は非常に魅力的ですが、今度の工事で、
内壁⇒アルミシート⇒断熱材⇒シーリングボード⇒透湿シート⇒胴縁⇒サイディング
という順になるのですが、この場合、断熱材を追加するとしたら、
内壁⇒アルミシート⇒断熱材⇒シーリングボード⇒★追加断熱材⇒透湿シート⇒胴縁⇒サイディング
という順になるのでしょうか?
いまでもまあまあ暖かいのですがこれをすると断熱材がダブルになるということですが・・かなり効果あるもんでしょうか?どうなんでしょうか?
myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年09月09日 13:30

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

返事が少し行き違いになってしまいました。
少し甘いかもしれませんが,私の感想としては,費用の半分を持ってくれるというのは,かなり良心的だと感じましたが。
全て工務店の責任と,突っぱねられても仕方がないかなと思っておりました。
メーカーも,外貼り断熱の技術を持っていると思いますので,それも含めて,格安の料金で施工してもらうのはどうでしょうかね。
これを機会にかえって,元の家よりもグレードアップすると思いますが。
myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年09月09日 13:57

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

またまた,行き違いになってしまいましたね。
壁の構造の順番ですが,シーリングボードというのが良く分かりません。
石膏ボードのことであるなら,内壁と同じになると思いますが。
構造用合板のことを言っておられるなら,内側から次の順番になると思います。
壁紙シート→石膏ボード(内壁)→アルミシート(あるかどうか分かりませんが)→充填断熱材(グラスウールでしょうかね)→構造用合板(元からあるかどうか分かりませんがこれがあると耐震構造としてはとても頑丈になります)→透湿シート(これが必要かどうかは業者に尋ねて下さい)→ボード状断熱材(約50ミリ厚)→透湿シート(これも必要がどうかは尋ねて下さい)→胴縁→外壁
ここで,透湿シートが必要かどうか,またどこに施工するかは断熱材の種類によって考え方が違ってきますので,メーカーにお尋ねになるのが間違いないと思います。
なお,このようにすると,断熱効果は抜群にアップします。
家から熱が逃げる場合,外壁の面積が一番大きいからです。
もちろん,天井断熱や床下断熱が元々あって,開口部も高断熱用の窓やドアが採用されている場合の話ですが。
いずれかに,熱的に大きな穴がある場合は効果が半減することはありますが,改善されるのは間違いありません。
myph

ピン

所在地:北海道
2011年09月13日 16:52

遅くなりました
シーリングボードではなく、ダイケンのシージングボードでした。
結局、胴縁の上から張ってあったシートはすべて取り外し、タイベックスを新たに貼り、その上から胴縁で押さえるという正規な通気工法にすることにしました。
写真でも紹介しますが、シートを外したところ、ボードや木が腐ってひどい状態でした。
思い切ってタイベックスに貼りなおして正解だと思いました
それにしても、最初にやった工事のずさんなやりかたには腹が立ちます
画像 »


myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年09月13日 17:13

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

竹沢さんの言われる通り,12年前の施工としては少々情けない気がしますね。
20年以上前なら,もしかしたらあったかもしれませんが。
もっとも,繊維系断熱材を使う場合は,室内側の防湿シートの施工が完璧でないと,壁の外側がきちんと施工されていても,トラブルが発生する事例は現実にありましたね。
あと,住まい方もかなり重要です。
開放型のストーブにヤカンを乗せたり,ファンヒーターを使ったりしてませんでしたか。
これらは大量の水蒸気を発生させるので,家にはとてもつらい状況になります。
今後は,水蒸気を発生させない暖房器具がお薦めです。
普通のストーブやファンヒーターは湿気の点ではダメです。
床暖房,パネルヒーター,FF式のストーブ,電気暖房器具等がお薦めですね。
あと,乾燥感はありますが,エアコン暖房も湿気の点では問題ありません。
寒冷地では,暖房の仕方がまずくて,数年で家を腐らせる例もありました。
私は,これからの時代は,家の立て方を勉強すると共に,住まい方を勉強することも大切だと考えています。