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[3034]ウレタン吹付けでの床下断熱

質問者:やか / 最新の回答・ご意見者:クラビア / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:工法 / 2011年09月14日 18:03

既存住宅の床下断熱の施工で、ウレタン吹付けを検討しています。

床は、フローリングの下に28mmの合板が一面貼られています。
ここにウレタンの吹付けをするのですが、合板および土台の通気(木の呼吸という表現がCMであったかと思います)という面では、どうなのでしょうか?
ウレタン吹付けでは、完全に密閉されるように思えるのですが、ある程度の(木の呼吸に十分な)通気はされるものですか?

希望としては、スタイロフォームのはめ込みをしたい(これなら多少の隙間ができてちょうどいいとの考えです)のですが、難しい(コスト高)状態です。
(主な理由は、床下合板が一面にあって開口部が点検口のみのため、作業効率が悪いため。)

また、床上浸水をした復旧工事なので、当然十分に乾かしてからの施工にはなりますが、とは言え、吹付けで密閉されてしまうのはどうかという懸念もあります。

以上のような状況と素人考えをしていますが、アドバイスがあればよろしくお願いいたします。

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2011年09月15日 10:48

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

構造的なロケーションを再認識すると、フローリングの下地材の構造用合板にウレタン発泡を行うと云う事は、かち上げ施工と云って、施工者が床下に潜って、下から上に向かって施工する事になります。
とても困難な施工環境であり、施工時の発泡ガスの処理が大切です。
作業が出来たとしての仮定で回答とします。

ウレタン発泡剤は、独立気泡と云ってセル膜といわれるガスを閉じ込めた気泡の率によって木材の呼吸を促すようになっています。
ただし、呼吸ばかり意識して気泡率を小さくすると密着強度が低下します。

ウレタン発泡剤は、発泡表面にスキン層と云う固い膜が形成され、水をはじく性能があります。
しかし、本件のように下から発泡した場合、生活空間からの水漏れなどがあり、上から水が浸透すると、剥離を起こす場合があります。
また長時間にわたり、水に浸ると「加水分解現象」と云って、組織体が破壊する場合もあります。
ウレタン断熱材には、様々な種類や価格帯があり、現場を良く熟知している人に施工を要請すべきです。

水に浸っても影響を受けないのがスチレンフォーム(スタイロフォームは商品名)です。本件の場合、状況を考慮するとスチレンフォーム断熱の方が向いていると思われます。

床下環境は常に乾燥状態を保持する事が必要ですが、ウレタンやスチレン断熱材でもその原則に変わりはありません。

myph

やか

所在地:新潟県
2011年09月15日 13:19

丁寧で詳細なご説明、ありがとうございます。

相談をしている業者さんからは、ウレタン吹付けの方が施工がやり易いというお話しでした。(ごめんなさい、当方には全く施工の知識がありませんので、完全に受け売りです。)

一方、スチレンフォームの場合は、
・部材を入れる口が点検口しか無いが、開口が狭すぎる。
・そこから入れるとなると、一旦小さく切って入れて床下で合わせることになる。
・床下で合わせる作業が手間が掛かるので、その分費用が掛かる。
・どうしてもピッタリ埋められないところが出たり、合わせる際の隙間が出たりするので、そこだけ結露等の悪影響が出るのが心配
ということで、最初の3点はコストだけなので私が良ければというところですが、4点目で性能上の問題もあるので、業者さんとしてはオススメしにくいということでした。

できればスチレンフォームの方がいいと考えておりますので、上手く施工する方法を検討してもらってはおります。
この辺りでアドバイスがあれば、いだたけるとありがたいです。

また、ウレタン断熱材には種類があるのですね。 ウレタン吹付けになる場合には、確認するようにします。

どうもありがとうございました。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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クラビア

所在地:新潟県
2011年09月14日 19:16

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

水害の後処理が大変ですね。
十分に乾いてからという前提であれば,大丈夫だと思いますよ。
乾いているかどうかは水分計で確認されるといいですね。
乾燥した後の吹き付けであれば,むしろ,防水,防湿対策として有効になるように思います。
というのは,基本的に床下の方が湿度が高いからです。
床の室内側に防湿シートを貼るようなことは無いと思いますので,仮に多少の湿気が残ったとしても,室内側に徐々に抜けてくるでしょう。
発泡ウレタンの断熱材は水には強いので,万一,今後水害にあったとしても,グラスウールのような被害は出ないと思います。
むしろ,床下の通気,湿気対策は大丈夫でしょうか。
ところで,壁の断熱材はうまく乾いてくれましたか。
このところの暑さで乾いていると嬉しいですね。
あと,ウレタンはできるだけ厚く吹いてもらう方が,床が暖かくなりますよ。
できれば100ミリ厚程度。
恐らくそんなに要らないと言われると思いますが,追加の材料費を払ってでやってもらうと,後で良かったと思われるでしょう。
myph

やか

所在地:新潟県
2011年09月15日 13:02

再度のアドバイス、ありがとうございます。
私の心配は、あまり気にすることでは無いようで、よかったです。
参考にさせていただきます。

床下は、基礎コンクリートと土台の間に換気用の部材で隙間を取って換気をする構造です。
床下の(水害で濡れた)グラスウールを撤去後、工業用の扇風機みたいなものを入れていただいて、送風もしています。 (2〜3週間は経ったような気がします。)
お世話になっている業者さんからは、「床下のファンの設置もできるけど、電気工事とかもあるので高くなりオススメはできない」とのことで、実施していません。

壁の断熱材は、いろいろ教えていただいたのですが、わたしには日曜大工では難しかった(数十cm分の石膏ボードを切りはずすのに1時間近く掛かった)ので、復旧を急ぐ部分は業者さんに依頼しました。
外周のうち、10m強の長さで、何箇所かグラスウールが濡れている(5cm高さまで軽く絞った雑巾程度)所があり、全く濡れていない所もあり、という状況で、残りの箇所も見てみないと怖いけど、全部開けるのも無駄そうだし、と悩んでいます。
言われている通り、放っておいて自然に乾いてくれればいいのですが...、あの濡れたグラスウールを一旦見た者としては、本当に乾き難いものなんだなぁというのが実感ですので、あまり期待できないかと。

ウレタンの吹付けは、業者さんからも100mmで提案をいただいておりました。
逆に、安くするために少なめにしてもらおうかと思っていたのですが、アドバイスいただいておいてよかったです。 100mmのままで考えます。

本当に何度もご親切にありがとうございます。
myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年09月15日 14:51

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

現場発泡の種類は専門の福地さんにお任せするとして,壁の断熱材も,グラスウールを抜いて(濡れた所だけでも),ついでに現場発泡でやってもらうといい家になると思いますが。
予算の関係で難しいでしょうかね。