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[3081]床下と一階壁の断熱材を入れない、という選択について

質問者:pyh1969 / 最新の回答・ご意見者:竹沢 正弘 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:その他 / 2011年09月22日 11:39

親戚の住宅が台風で床上浸水(床上30cm)し、補修することになりました。
床板はすべて張り替え、このついでに布基礎の底面に防湿コンクリートを
してもらう計画です。

この時に、床下の断熱材(GW)全てと一階壁の断熱材(GW)の濡れた部分を
撤去しますが、
「次また濡れたら嫌だし、大して寒くもないだろうから」と今回の工事では
断熱材を入れない、というのです。

三重県の沿岸部で確かに温暖な地域ですが、冬は氷点下になる日もあります。

私のイメージでは「今時の建築で断熱をしないというのは考えられない」
と思い、「濡れるのが嫌ならウレタン系を考えては?」などと説得を試みて
いますが、なかなかうまく行きません。

幸い火災保険もそれなりに出るので、予算的には問題ありません。

担当する大工さんも断熱をしないという希望には特に反対をしていないよう
なのですが、実際問題どうなのでしょうか?

本人は「昔の家は断熱なんかしてなかったけど問題なく住んでいた」という
感覚もあるようで、その点については私としても反論できません。

今回、合板の安いフローリングから無垢の檜のいい床に張り替えるので、
「どうせなら、やることはやって快適な家にすればいいのに」と思うのですが…

周囲が大騒ぎして必死に説得するほどのことでもないのでしょうか?

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pyh1969

所在地:三重県
2011年12月20日 09:33

その後の話し合いで説得ができ、濡れた壁下部と床下にスタイロフォームを
入れることになり、先日すべての工事が完了しました。
お応えいただいた皆さま、貴重なアドバイスをありがとうございました。

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2011年09月23日 15:10

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 私は、「断熱材がいらない」と言うこと。そのことに、理解が出来ません。
昔は昔。今は今。

 昔は出来なかった。昔はモノが無かった。昔は知らなかった。
だから、無かった、「断熱」を、昔は入れてなかった。では、おかしいでしょう。

 昔、グラスウールが無かった時代でさえも、いろいろと工夫して断熱はしていたではありませんか?

 グラスールなら、100mmで良い壁に、「おがくず」を300〜400mmも入れていた物件を、私は見たことがあります。

 ナンセンス!としか言い様はないと、考えます。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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クラビア

所在地:新潟県
2011年09月22日 12:51

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

新潟に来て,びっくりしたのは,冬,寒い時期に素足で,靴下をはかない子供が結構いることでした。
また,格好が悪いということで,モモヒキきをはかない人も多かったです。
新潟県民は寒さに強いのですね。
そのかわり,脳卒中で亡くなる方は全国一でしたか。
床下,壁に断熱材を入れないのは,靴下をはかず,モモヒキをはかずという状況に似ていると思いました。
どのような暮らし方をするかは,本人の自由ですね。
また,従来の家は,断熱材は入っていても,きちんと施工されておらず,また気密性も悪いと,その効果がほとんど出ないケースもありました。
壁勝ちで家を造ると,内壁と断熱材の間に,床下の冷たい空気が流れているケースがあるんですね。
それで,今回,断熱材を省略しても,以前の家と,あまり差を感じないということもあり得ます。
断熱材を正しく施工して,気密性を高めると,別次元の暮らしやすい家になるんですけどね。
これは実際に暮らしてみないと理解されないと思います。
私の親戚なら強く進言しますが,聞き入れてもらえるかどうかは,やはり自信はありません。
今は,高断熱高気密住宅の無料体験宿泊などをやっておられるビルダーさんや,メーカーもありますので,一度,寒い時期に泊まってみると,目からウロコということもあるかもしれません。