高さ5ｍの擁壁とは、結構、大掛かりですね。

擁壁がたわんできたり、ズレて来たりするのは、擁壁の構造（鉄筋の入り方、数、コンクリートの厚さ）以外にも、地盤の状況（強さ、水位などなど）なども、影響します。我々も原因の判断にはかなり迷います。

確かに「良くある事」なのですが、、、、「良くある失敗」でもあります。

今すぐ、突然、倒れる事はありませんが、ご心配なようでしたら、お住まいの地域のホームインスペクターさんにご相談されてはいかがですか？

http://www.jshi.org/search/

本来業務とはちょっと違いますが、直接、お電話されて構わないと思いますよ。ただ、なかなか判断が難しい事柄なので、引き受けていただける方にあたるまで、少々、骨が折れるかもしれません。あしからず。

残念ながら、写真とお話だけで、判断するのは、、、無理です。それが出来るという方がいらっしゃったら、むしろ疑ってかかった方がいいと思いますよ。

顔色の悪いお写真を拝見し、お話を伺っただけで、病名を判断せよ。。では、責任をもったお答えが出来ませんし、誠意的であればあるほど、仮定、但し書きばかりの、意味の無い所見になると思います。

公的機関（多分、無償でという事と思いますが・・・）に関して、お住まいの市？役所の宅地課、都市計画課、建築指導課、、などで、相談に乗っていただけるかもしれませんが、行政が最終所見を出すことはありえないと思います

申し訳ありませんが、「安心するがための答え」をお求めになっているようであれば、検査・調査はされない方がいいかもしれません。販売元さんのおっしゃる事を信じて下さい。

冷たい言い方かもしれませんが、中途半端なお話をするより、率直に申し上げた方がいいと考えましたので、、、ご容赦くださいね。

ゴメンナサイ。。言い方が少々、きつく感じるかもしれませんね。。

補修を行わない、あるいは行えない前提の検査は、悪い結果が出た場合、不安が増すばかりです。早々に倒壊するような事は無いと思いますが、やはり、あくまでも不具合があれば、対応する（たとえ、遠い将来であっても）のが大事かと思います。症状が出ている限り、どこか不具合がある訳で、決して
＞危険度が判れば、家族も安心できるとおもいます。
という結果にならないような気がします。

多分、直接、機器を使った検査は行わなくとも、設計図と、地盤調査報告書があれば、構造のプロであれば概ね、原因の想像はつきます。相談だけであれば、ご想像になるほど費用はかからないと思いますよ。

先だっての震災の際、仙台近辺の被害（津波以外の）のほとんどが、造成地で起きています。私もうかつでしたが、文面を拝読すると、いわゆる間知（ケンチ）
ブロックか普通ブロックの可能性もありそうですね。だとすると、鉄筋コンクリートに比べ、やはり脆弱です。

一度、第三者に見ていただいてくださいね。