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[361]外壁のクラック・凹み

質問者:KOBOB / 最新の回答・ご意見者:KOBOB / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2010年08月30日 23:06

今年の2月に引渡しを受けた物件ですが、7ヶ月しか経っていないにもかかわらず、東西南北を問わずクラックとジョイント部分の痩せによる凹みが出てきています。外壁は塗り用のサイディングにコーキングを施して、アクリル系で塗装してあります。ジョイント部にはグラスファイバーのシートは入っておりません。サイディングで塗り仕上げするには入るのが普通(メーカーのHPで見たため)だと思っていたのですが、シートが入っていなくても大丈夫なのでしょうか?ただ我が家の状況だと、壁がクラックだらけになるのが予測され心配です。サイディングを選んだのは工務店よりモルタルよりクラックが入りにくいと強く勧められたためで、クラックが入りにくいのならと選んだ経緯があります。引渡し時にも既にクラックが入っておりそこを指摘すると、クラックの部分に上から塗装して消していました。この場合どのように工務店に要求を挙げればよいのでしょうか?また技術的に修繕、保守は可能でしょうか?ただその工務店は一人でやっておりその人間との関係は以下のような経緯があり悪いです。
・12月完成予定が1月になると延期し、その1月の引越し予定日の2日前に更なる延期を伝えてきた(キッチンのオーダーを忘れていた)
・外壁の色は色番を指定したのに結局違う塗料を使用し、我々が指定した色かどうかも定かでない。また意匠もゆず肌に仕上げたいといっていたのにリシン仕上げになっており、施工後にゆず肌にできなかったからと説明されたが、施工前にできないのでどうしましょうかという確認も無く、われわれも素人なのでそんなものかとしぶしぶ受け入れた
・庭を掘ったらあまったコンクリートが流されていたのを発見しクレームを言ったら自分達で無い、またそこまで管理する義務は無いといった趣旨のことを言って逃げようとした
連絡してたり、説明を求めても回答がかなり遅かったり、その場しのぎの適当なことを言ったりと誠意を感じられず人間的に信頼できないのです。
遅延に対する補償はもらったが、お金を払えばいいんでしょといった雰囲気でした。以上長くなりましたが、ご回答をお待ちしております。よろしくお願いいたします。
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myph

KOBOB

所在地:東京都
2010年09月01日 00:01

塗装前に撮られた画像がありましたので添付します。
横方向の溝にはパテ??縦方向のジョイント部分にはもう少し柔らかいものが使われているようです。
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これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2010年08月31日 15:13

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

サイディングとの記述ですが本件は、写真を見ると窯業系素材の大平板で外壁を構成しているものです。
確かに窯業系大平板は、モルタルより細かいクラックが入り難いと云う特徴を有しています。しかし、外壁は要所要所に、エキスパンションジョイントと言われる、揺れや収縮の逃げ場を造っておく必要があります。

セイディング外壁の場合は、多くが20センチ未満幅で細長く加工してあり、一枚一枚が揺れや収縮を吸収するように考えられています。

本件の場合も本来は、ジョイナと称するジョイント部材を要所につけるべきものです。写真を見る限り、そのジョイナが使用されていないように思います。
業者にその知識が無かったのか技術不足だったのかは判りませんが、何も対策をとっていなければ本件のような継ぎ目がクラック状に現れてきます。
特に大平板は、天日に晒されると大きな収縮を繰り返します。

高層ビルの外壁はカーテンウォールと云う、区画された壁一枚一枚が揺れを吸収し、構造体全体の揺れをも少なくする構造となっています。

本件の対応策としては、現在の外壁ジョイント部分で下地が入っている部分を下地まで10ミリ程度カットして、防水と収縮、振動吸収を行うためのコーキングジョイントにする方法があります。何度かこのような補修工事をリフォームで行った事がありますが、外壁面約3m四方の区画に吸収ジョイントがベターです。

当然、仮説足場やカット費用、コーキング防水費用が掛ります。
本件の施工が問題で雨漏り事故になると「瑕疵担保責任」と云う法律の対象となりますが雨漏りの伴わないクラックに関しては、法的な支えがありません。

当然、その費用分担をどのようにするかの課題があるのでしょう。
残念ながら本件は、施工業者との信頼関係が壊れてしまっているようです。
しかしながら本件を解決するには、信頼を失った業者でも人間なのですから、信頼関係を何とかとり戻す事が質問者にとっても必要と思われます。

施工業者と建主さんは、出来た家を協力しながら育てあげる事が双方にとって必須です。施工業者に、格安でジョント補修を実施させるような施策こそ賢明な方法だと思われます。
myph

KOBOB

所在地:東京都
2010年08月31日 23:15

回答ありがとうございます。
文章の中で書いてある大平板=無塗装サイディングもしくは塗り壁用サイディングと理解しててもよいのでしょうか?
コーキングジョイントとはどういったものでしょうか?
ジョイナとコーキングジョイントは同じものですか?
補修方法ですが3m四方の大枠に四角くコーキングジョイントを行ったのち、凹みやクラックが出ている部分などはパテで補修し、再度全面に塗装するという方法でしょうか?グラスファイバーテープは特に必要はないと言う理解でよろしいですか?
色々わからないことが出てきて質問ばかりで申し訳ありませんがよろしくお願いします。
myph

福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2010年09月01日 11:38

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

サイディングには窯業系や金属系など様々な種類があります。
大平板と云うのは、窯で焼いて固め、生成するため窯業系素材と云えます。
窯業系サイディングには、焼き付け塗装したモノや無塗装ものだどがありますが、大平板の多くが無塗装です。

コーキング・ジョイントとは、大平板の継ぎ目を目地にします。つまり意図的に10ミリ程度の隙間を空けて柔軟性のあるコーキングで仕上げます。
ジョイナーとは、工型(H型を横にしたモノ)の継手材で、工部の窪みに大平板の端部を差し込んでジョイントし、揺れや収縮の吸収、防水処理も施しております。

3m四方も目安ですが、下地が存在した部分に目地をつくり、振動吸収を行います。その大枠の中は大きな亀裂が入らなくなるため、簡易的なパテ補修で良い事になります。

グラスファイバーテープとは、大きな亀裂を埋める際に使用します。
また本件のように目地を設けない大平板のジョイントにも使用される場合があります。しかし、壁一面の全てを一枚壁にするためにグラスファイバーテープを使用したとしても、何処かに亀裂が生じてくるものです。

本件において目地が綺麗に仕上がって壁を汚さずに済めば、パテ補修部分のみで、再度の全面塗装までの必要はないと思います。


myph

KOBOB

所在地:東京都
2010年09月05日 22:22

たびたびの回答ありがとうございます。
アドバイスいただいている通り工務店に連絡してやってもらいたいと
思います。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

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