[3710]ある部屋だけ天井から異音がする。
質問者:ゆうこ / 最新の回答・ご意見者:nplus / 回答・ご意見数:6件
カテゴリ:マンションの騒音問題! / 2011年11月27日 08:18
これまでの回答・ご意見数6件
アドバイザーからの回答
アドバイザー 相談者栃木 渡
一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2011年11月28日 02:16
所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…
栃木 渡
一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2011年11月28日 17:11
所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…
※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見
一般ユーザー 相談者クラビア
所在地:新潟県
2011年11月27日 10:10
URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優
壁や床や特に天井が反響の良い部材でできており,また,その形状が音を反射させて一点に集中させるような構造になっているとき,その,音の焦点に当たるところに耳が来ると,色々な音が反響して不思議な音が大きく聞こえてくる現象です。
大きな巻き貝を耳に当てると独特の音が聞こえますが,それと同じ様な現象ですね。
日光東照宮では天井に竜の絵が書いてあり,拍子木を叩くと不思議な音がするので,「鳴き竜」として有名になっていますが,これは物理的な現象でオカルトではありません。
さて,ゆうこさんのお宅の場合は,その音が気になるということでしょうか。
音を軽減したいということであれば,天井や壁の形状を変えるか,表面を吸音材で覆う方法が考えられます。
反響する音の周波数がどの程度なのか分かりませんので,効果の程は断言できませんが,一応,対策としては天井は,有孔吸音板というのがありますので,これで仕上げると良いかもしれません。
また,壁は,厚手の布のタペストリーで覆ってみるのはどうでしょうか。
床も厚手のジュウタン敷きがいいですね。
ともかく反響の良い部材を,音を吸収する部材で覆ってしまうわけです。
私もホテルでこの種の現象を経験することがたまにありますが,低周波で反響が起ると,頭が痛くなって,寝ておれなくなりますね。
こんなときは,ベッドの位置を少し変えると良くなることがあります。
つまり,耳を音の焦点から遠ざけると改善します。
ともかく音の吸収できる部材で色々と実験して見て下さい。
音が気にならないのであれば,上記の物理的な現象ということでご安心頂ければと思います。
ゆうこ
所在地:千葉県
2011年11月27日 12:27
クラビア
所在地:新潟県
2011年11月27日 19:55
URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優
ともかく音の反響とレンズ効果は微妙な要素がありますので,吸音材を色々と試して工夫されてみて下さい。
実験としては,まず,壁の周囲に色々と洋服を吊して様子を観察してみることでしょうか。
厚手のコートやセーターなどがいいですね。
これで,効果があるようなら,タペストリーを掛けるのが美観の点ではいいと思います。
次に床に厚手のジュウタンを敷いてみるのも良いと思います。
それでもダメなら天井に有孔吸音ボードと徐々にやっていくのはいかがでしょうか。
これら全てをやっても,まだ鳴き竜現象が出るようなら,研究課題として私も是非調査してみたいと思いますね。
物理的にはまずあり得ないと思いますが。
部屋のどこかに,音を反響する壺やカメが置いてあるなんてことはありませんよね。
部屋の構造,あるいは家具の配置でこの種の空間が偶然にできる可能性はありますが。
ゆうこ
所在地:千葉県
2011年11月27日 22:08
クラビア
所在地:新潟県
2011年11月27日 23:21
URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優
ジュウタンでダメということですので,試しに,家具の天板の上に座布団などを置いて,変化を確かめて見てはいかがでしょうか。
そもそも,天井,壁の内装はどのようになっていますか。
反響しやすい部材ですか。
ゆうこ
所在地:千葉県
2011年11月28日 13:25
nplus
所在地:東京都
2011年12月18日 02:54
URL:
家づくりの想い:
鳴き竜現象とは、栃木県の日光東照宮輪王寺薬師堂内陣の短辺5.4m、長辺14.5m、天井高5.7m、檜製天井のゆがみが天井全体として鉛直方向に単純に湾曲して約6cmある空間で、直径3 m の範囲に4名以内の人数がいる場合に、周波数約625Hzの音が狩野永直安信作の竜の絵の頭部真下で直径3 m の範囲に於いて2秒間継続時間の残響音として毎秒約29回の割合でブルブルなどと聞こえる現象で、平行な天井と床の二つの面の間で、音が約60回繰り返し反射をする多重反響現象です。
鳴き竜現象は本来天井、壁及び床によって形成された空間が回転楕円体か回転楕円体を半分や4分の1にしたような形状になっている場合に、この回転楕円体の片方の焦点から発射された音波が楕円面で反射して、他方の焦点に到達する性質から、仮に回転楕円体の内面の音の反射率が特定の周波数に関してとても高い素材で作られていたとするならば、その周波数の音だけが、片方の焦点から発射されると、他方の焦点に到達した後も更に殆ど減衰をしないままで、元の片方の焦点に戻ってきて、更に他方の焦点に到達した後も更に殆ど減衰をしないままで、他方の焦点からあたかも最初の音が発射されたと同じように音が別の焦点に向かって進行することが繰り返される現象ですが、この現象は回転楕円体の形状をした空間でなくて、日光東照宮輪王寺薬師堂内陣の鳴き竜のように平行な天井と床の空間や、直方体の形状をした空間でも発生します。
そしてクラビア様が表現している「鳴き竜現象」に近い状態であれば、ゆうこ様が「手を叩いたり、声を出したりすると、天井からビーンと響く部屋」に対して、できるだけ部屋の中央に位置する場所に布団や衣類を積み上げて、部屋の吸音特性を500Hz以上の高周波数域に於いての吸音率を上昇させる変化をさせると共に、その布団や衣類を積み上げる台としてテーブルや机を使用して、部屋の空間の形状を変化させた後に、もう一度手を叩いたり、声を出したりした結果として、天井からビーンと響く音が、少なくなるか、それとも耳で聴いた限りでは少なくなってはいないのかで判断をすることができます。
もしも天井からビーンと響く音が、少なくなっていれば鳴き竜現象が発生していたと考えるのが妥当です。
鳴き竜現象を解消する為には、栃木渡様が示している方法で部屋の天井面全体の吸音率を上昇させる方法も考えられますし、他の方法も考えられます。
鳴き竜現象は、要するに音の反射が効率良く行われた結果としての残響特性が特定の周波数について耳障りな程に良く現れてしまった現象なのですから、鳴き竜現象を無くすには逆の事をすれば良いのです。
つまり、天井と床、ある壁と反対側の壁などの部屋の反射体が向かい合っている面を、反射が規則的に起こりやすい形にならなくすれば良いのですし、反射面の反射性を低くして吸音性を高くする為に、まず床にカーペットや畳を敷いて500Hz以上の高周波数域に於いての吸音率を上昇させ、部屋にハンガーラックに掛けた衣服を置くようにし、ソファーや大型クッション、マットレス、大きなぬいぐるみ数多く置いて吸音率を上昇させる方法で、少しでも吸音効果が増大する工夫をします。更に、部屋全体の形状をシンプルな直方体の形状から遠ざけて壁などの反射面同士がなるべく平行な位置関係にならなくなるようにする為に、タンスや本箱で壁全体がそのまま見える状態ではなくなる工夫をします。
これらの結果として残響がしにくい状態を得る事ができると考えますので、この回答欄で説明したように壁紙、カーペット、畳又は床の張替え、そして天井面の張替えをする前に一度、部屋に置いてある物の入れ替えをして様子をみる中で、鳴き竜現象の排除がでるかどうかを試す方法があります。
ただ、ここで、意外なことに、鳴き竜現象が発生している部屋に窓がある場合に、その窓に掛かっているカーテンを変えて吸音率を変化させようとしても、実際は無駄になることが多いのです。カーテンの吸音率は、元々1枚のカーテンを、2枚や3枚に枚数を増加させても、又、ひだの数を2倍に増やしても、投資額に見合った効果は得られません。
従って、始めにゆうこ様は、この問題の部屋に置く物を変えてみることで、音の響き方がどのように違ってくるかを確かめれば善いのです。
尚、この説明で500Hz以上の高周波数域とは表現していますが、500Hzに深い意味は無く、単純に人の声の主要な周波数よりも2倍以上高い周波数と言う意味で500Hzと言う周波数を表現していますので、音の専門家以外は、この周波数を気にしなくて結構です。
ただ、「ゴゴゴと風が通るような音」の発生原因は、情報が少なくて検討のしようがありませんので回答不能です。