新在来木造構法で新築を計画しています。
計画ては、土台・通し柱・菅柱は3寸5分角です。
構造上、3寸5分角で問題ないとは思いますが、柱は太いほうが建物の強度があり、地震に強いという意見もあるようです。
素人考えでは、4寸角にしたほうがより地震に強く、経年性変化にも強いように思われます。
また、工務店のホームページを見ると、土台・柱は4寸角が多く、4寸角を宣伝している工務店もあります。
土台・柱の太さと建物の強度(地震に対する強度)の関係について、お教え下さい。
柱・梁・桁等の構造材は集成材と無垢材を使用する計画ですが、国産の無垢材で、強度があり、リーズナブルな樹種をお教え下さい。
よろしくお願いします。
計画ては、土台・通し柱・菅柱は3寸5分角です。
構造上、3寸5分角で問題ないとは思いますが、柱は太いほうが建物の強度があり、地震に強いという意見もあるようです。
素人考えでは、4寸角にしたほうがより地震に強く、経年性変化にも強いように思われます。
また、工務店のホームページを見ると、土台・柱は4寸角が多く、4寸角を宣伝している工務店もあります。
土台・柱の太さと建物の強度(地震に対する強度)の関係について、お教え下さい。
柱・梁・桁等の構造材は集成材と無垢材を使用する計画ですが、国産の無垢材で、強度があり、リーズナブルな樹種をお教え下さい。
よろしくお願いします。
これまでの回答・ご意見数3件
アドバイザーからの回答
アドバイザー 相談者栃木 渡
一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2011年12月01日 09:42
所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…
竹沢 正弘
瀬尾建設工業 株式会社
2011年12月02日 10:04
所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…
※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見
一般ユーザー 相談者クラビア
所在地:新潟県
2011年12月01日 08:14
URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優
論より証拠と申しますが,実際に,中越地震,柏崎沖地震で観察したのは以下の通りでした。
柱が太いか細いかに関わらず,いわゆる木軸工法の家の被害はかなりありました。
豪雪に耐える極太の柱を使う,築100年以上もたった古民家も見事にやられていました。
日本建築はどんなに太い柱を使ってもホゾの部分が弱点となります。
五重の塔などの免震構造の建造物は例外ですが,あれはモニュメントでして,住環境の観点で見て,人が住むことはできません。
一方,2×4や木軸パネル併用住宅の被害は軽微かほとんどありませんでした。
柱で構成される建物はどんなに太い柱を使ったとしても,構造的に線で持たせることになります。
それに対し,2×4やパネル住宅は面で持たせることになります。
よく,例えに使われますのは,ティッシュペーパーの箱でして,柱はなく,薄い紙だけで構成されていますが,どんなに揺すっても箱が壊れることはありませんよね。
それで,三寸五分の柱で家をお建てになるということでしたら,家の周囲を,構造用合板で覆う構造にすれば地震にはとても強い家にすることができます。
そして,一階の床,また二階の床も構造用合板で一体化した面構造にされると良いと思います。
もちろん窓の部分は構造用合板を張ることはできませんので,壁倍率に配慮して窓の大きさや位置を決定すると良いでしょう。
具体的には構造計算に長けた建築士にご相談になって下さい。
なお,頑丈な筋交いも,大地震では折れたり,飛び出したり,ちぎれたりしていましたので,線では無く面で家を構成するのが正解です。
あと,折角新築されるのでしたら,お住まいの地域は寒冷地になると思いますので,耐震性だけではなく,住環境にも注目されるといいと思います。
お薦めは高断熱高気密住宅でして,冬暖かく,夏涼しい,快適な家を造るには,熱損失係数,Q値,また隙間相当面積,C値,そして,遮熱係数, μ値などに配慮した家造りをされると後悔が無いと思います。
柱が太いか細いかに関わらず,いわゆる木軸工法の家の被害はかなりありました。
豪雪に耐える極太の柱を使う,築100年以上もたった古民家も見事にやられていました。
日本建築はどんなに太い柱を使ってもホゾの部分が弱点となります。
五重の塔などの免震構造の建造物は例外ですが,あれはモニュメントでして,住環境の観点で見て,人が住むことはできません。
一方,2×4や木軸パネル併用住宅の被害は軽微かほとんどありませんでした。
柱で構成される建物はどんなに太い柱を使ったとしても,構造的に線で持たせることになります。
それに対し,2×4やパネル住宅は面で持たせることになります。
よく,例えに使われますのは,ティッシュペーパーの箱でして,柱はなく,薄い紙だけで構成されていますが,どんなに揺すっても箱が壊れることはありませんよね。
それで,三寸五分の柱で家をお建てになるということでしたら,家の周囲を,構造用合板で覆う構造にすれば地震にはとても強い家にすることができます。
そして,一階の床,また二階の床も構造用合板で一体化した面構造にされると良いと思います。
もちろん窓の部分は構造用合板を張ることはできませんので,壁倍率に配慮して窓の大きさや位置を決定すると良いでしょう。
具体的には構造計算に長けた建築士にご相談になって下さい。
なお,頑丈な筋交いも,大地震では折れたり,飛び出したり,ちぎれたりしていましたので,線では無く面で家を構成するのが正解です。
あと,折角新築されるのでしたら,お住まいの地域は寒冷地になると思いますので,耐震性だけではなく,住環境にも注目されるといいと思います。
お薦めは高断熱高気密住宅でして,冬暖かく,夏涼しい,快適な家を造るには,熱損失係数,Q値,また隙間相当面積,C値,そして,遮熱係数, μ値などに配慮した家造りをされると後悔が無いと思います。