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[3977]基礎について

質問者: / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:構造・建材 / 2012年01月04日 22:49

基礎についてお伺い致します。 
震災のため家を建て替えることになりました。
計画中の家は耐震等級3、長期優良住宅、新在来木造構法の木造二階建、床面積60坪程度です。
家の解体前にスウェーデンサウンド方式で家周辺の地盤調査をした結果、地表から軟弱な地層が続き、地表から5m下に硬い地層があるため、鋼管杭工法・柱状改良工法による土壌改良工事が必要ということでした。
建て替える家の計画が決まっていないため、計画決定後にスウェーデンサウンド方式の地盤調査が行われますが、同様な調査結果が予想されています。
計画では、基礎の仕様がべた基礎で、「コンクリート強度24N/mm2、シングル配筋D13、ピッチ200mm」ですが、基礎のことを勉強すると、ダブル配筋、主筋はダブル配筋、コンクリート強度は30N/mm2、一体打ち工法、地中簗等が必要と諸説あります。
軟弱地盤のため、土壌改良工事が必要な場合の一般的な基礎の仕様、ダブル配筋の必要性等についてお教え下さい。
シング配筋とダブル配筋のコストの差についてもお教え下さい。
よろしくお願いします。


これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2012年01月05日 04:59

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

どこでどのような知識を得られたのか判りませんが、「設計の内容」に関して、ほんの数行の文言で、何か断定的に申し上げられる事は、残念ながらありません。また、ネットなどの(これもそうですが・・・(^m^;;)断片的な情報だけで素人判断されない方が宜しいかと思います。得てして必要以上にネガティブに「勝手に」解釈しがちです。

等級3であれば、上部構造に関してめったやたら壊れるような事は無いと思いますよ。

基礎に関しては、地盤データー、間取り、上部構造、他を拝見しなければ何とも申し上げられません(これが最も誠意的なお答えかと・・・)が、ダブル配筋の方がシングルよりは強い、、、のは間違いありません。ただ、、それが「必要」なのかどうかは個別のお話です。そこまでしなくとも・・という場合でもダブル配筋にされるのは一向に構いませんが当然コストに跳ね返ります。また、最終的には「設計者」の技術的、工学的判断もあるかと思います。

長期優良住宅であれば、上部構造に関してはひと通り構造計算を添付しなければなりませんが、こと基礎に関しては、それほど細かな計算をしなくても認定は取れてしまいます(仕様規定といいます)。また、更に実状を申し上げれば、ほとんどの工務店さん・ビルダーさんは、基礎から下の部分に関して(地盤改良などの部分)は、いわゆる地盤改良屋さん任せで設計者がほとんど技術的判断ができない、、、、という会社が多いように思います。

アドバイスできるとすれば、、、そのあたり(上部構造・基礎・基礎から下の地盤改良)をトータルに整合性をもって判断できる「設計者」を選んで下さい。。。ということでしょうか?ただ、残念な事に、そのような方が少ないのも現実です。

断片的な数字にこだわっていては、どこまでいっても根拠の無い不安感は解消されないと思います。信頼のおける設計者を選んで、「委ねる」という選択肢もアリでは無いでしょうか。数字にこだわるのは、設計者に対しての「不安感」のあらわれ、、とお見受けしました。

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