冬に暖かい家を造る為には,基本的に住宅の断熱と気密に配慮する必要があります。
つまり,快適性や冷暖房費のランニングコストを勘案すると,いわゆる高断熱,高気密住宅にするのがベストです。
しかし,これをする為にはそれなりに費用は掛かります。
建て売り住宅の場合は,見掛けとコストが第一条件になりますので,先に述べた,本来,住宅に取って大切な性能はほとんど無視されていることが多いです。
もちろん例外はありますが,目に見えない部分に費用を掛けても,それを評価してくれるユーザーはほとんどいませんので,商売になりません。
一部のマニアックなユーザーは別ですが，この主のユーザーはまずは注文住宅を建てるのが普通でしょうね。
従って,率直に申し上げて,南極さんが,建て売り住宅を選んだ段階で,寒い家を選んだということになるのかもしれません。
新潟では,高断熱高気密住宅の建て売り住宅が,一時,かなり販売されたことがありましたが,割高になる為,ほとんどが売れ残っていました。
結局は採算割れに近い形で処分販売されていましたが,こんな経緯があって,やはり建て売り住宅は見かけばかりの寒い家が大勢を占めています。
さて,暖かい家にする方法ですが,大阪にも断熱や気密に造形の深い建築士がおられますし,その種の工務店もありますので,これらに依頼して,断熱,気密のリフォームをされるといいと思います。