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[4215]日当たりが悪すぎる寒い家

質問者:さむ / 最新の回答・ご意見者:クラビア / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:その他 / 2012年01月31日 09:28

北東向きに建つ一戸建て住宅(低層住宅地です)を購入して5年(中古の為立ったのは9年前です。)になる我家は二階建てで、道に面した子供部屋と、駐車場一台分奥まった所に1m程度のベランダと、L字にキッチンとつながったリビング(合わせて11畳)が二階にあります。
冬場我家だけは道に面した子供部屋にのみ朝7時半頃から9時半頃に日が当たる以外は全く日が当たりません。(屋根にはあたっているかもしれません)
特にベランダは夏場でも数時間しか日が差しません。
周囲は平屋か二階建てだけで、隣家だけ角地に大きくそびえたっています。

数日前、最高気温8度予想であった日に暖房をつけなかったリビングはお昼の12時を超えても6.5度までしかあがりませんでした(ベランダに温度計を出してみましたら4.5度でした)。この日はここまでしか温度は上がりませんでした。家の中で息が白いです。

ここまで寒く、日が当らない家だとは思わずに購入してしまった為(激安物件ではありませんでした。)、自分の不勉強さを恥じ、ずっと我慢してきました。夫婦共働きで日中家にいなかったのでそれでも暮らせていたのですが、このたび子供が生まれ私が一日家にいるようになりました。6畳の子供部屋のみ朝日が入るので、暖房をつけて一日そこにいます。
(リビングは暖房をつけても温まるまでに何時間もかかってしまい、それでも子供のためにと思って暖房やホットカーペットをつけ続けたら、月の電気代が3万になってしまい、断念しました。2時間近く23度設定のエアコンと扇風機を併用して、それでも20度いきません。)

ここまで日が当らない理由は隣家にあります。
東南に建っているお隣さんは、古いおうちで、(いつ建ったのかは不明)二階建ての建物の上に三階部分のような一回り小さな建物がたっています(写真参照お願いします)。物置なのか、普段どのように使われているものなのかはわからないです。
ただ、うちに面するかべに寄せて作られているのでこれほど日をシャットアウトしてしまうのです。
夏、それで涼しければいいのですが、屋根にだけ日があたっているのと、風とおしが悪いのでとても暑いです。
お隣さんは、もちろん我が家が越してくるまえからその形状です。

長くなってしまいましたが、この物置の様な三階部分を持つお宅は違反建築にあたるのでしょうか?後から越してきてこんなことを今更言うのは迷惑な話だとは思うのですが、子供を育てるにあたり、やはりこの薄暗い冬寒く夏暑いリビングをどうにかしたくて。。。

違反建築だった場合、我が家と隣家が関係悪化しないような形での解決法などはあるものなのでしょうか?

また、ここまで寒い我が家は断熱性能がおかしいのでしょうか?

どうかアドバイスお願い致します。

※写真は右に小さく写っているのが我が家の二階部分です。駐車場一台分奥まったところにリビングへつながるベランダが見えます。写真にはありませんがに右側二階部分に道に面した子供部屋があります。
画像 »

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2012年01月31日 10:21

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

お隣が違法建築かどうかは、お写真拝見しただけで、軽々に申し上げられるような事ではありませんし、ましてやネットの無料相談で「違法だ!」と言ってたから、なんとかしてくれ。。なんて事、、、言い出せませんよね。
仮に、違法だったとしても、「関係悪化しないように」何とかしてもらうには、さむさんが全ての費用負担をして更に何らかの追いを打って、、それでもどうかな?という事です。。。実際には無理ですよね。

さむさんが引っ越されてから、3階の増築がなされたのであれば、大喧嘩する覚悟があれば、何とかなるかもしれませんが、、喧嘩するためにも資金(弁護士費用など)は必要です。

関東ですと、十数年前まで断熱材など一切無い、、、断熱という概念さえ希薄でした。もしやすると、なんの断熱もされていない家かもしれませんね。ただ、それとても「断熱性がおかしい」と、誰かに責任を問えるようなお話ではありません。

ビフォー、アフターではありませんが、条件の悪い家であっても、何らかの改修方法でかなり改善される場合があります。また、リフォームなどでも、最近は金融機関で資金融通してくれる手立てもあります。

資金計画・リノベーションの設計手法などなどに手馴れた設計事務所さんなどにご相談されてはいかがでしょうか?手馴れたプロが現地を拝見すれば、何らかの方法が見つかるかもしれませんよ。。。


myph

さむ

所在地:東京都
2012年02月01日 10:15

栃木さま、回答ありがとうございます。
もちろんこちらで頂いた回答だけで、何かしようとは思っていませんでした。
一般の方がお返事頂ける相談サイトで相談したところ、もしかしたら違法建築かもしれないから、その場合は行政に相談を、という回答を頂いたのですが、それでもフリーサイトでの相談でしたので改めてこちらのサイトで住宅についてのプロに相談し、それから自分が今後どのように考えていくかの目安にさせてもらえればと思っておりました。

断熱についても、誰かに文句を言う為にご相談したのではなく、
客観的にこれらだけでも断熱性能に欠けることが明らかなのかも私にはわからなかったもので相談致しました。

どちらにおいても私の書き方がいけなかったのでしょう。
すみませんでした。

設計事務所というところがあるのですね。
知識があまりにもないので、こうしたところがあることも知りませんでしたので教えて頂き感謝致します。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
myph

クラビア

所在地:新潟県
2012年01月31日 14:02

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

基本的に栃木さんの回答の通りですが,少し付け加えさせて頂きます。
関東の場合,日当たりが悪くて寒いというのはその通りだと思いますが,参考まで,新潟では,暖かい家かどうかは,あまり日当たりには関係しません。
それは,今日もそうですが,ずっと雪が降り続いているからです。
そのような土地でも暖かい家になるかどうかは,家の断熱性と気密性がポイントになります。
つまり高断熱高気密住宅なら,日当たりに関係なく,わずかの暖房で暖かく暮らすことができます。
南極の越冬隊員は特別の防寒着で戸外でも暖かく作業するそうですが,それと同じことですね。
それでさむさんのお宅の場合は,隣家がどうこうの前に,まずはご自宅の断熱気密リフォームをお薦めします。
リフォームすることによって,熱損失係数,つまりQ値がどの程度改善されるかを確認して,つまり,この質問にきちんと答えられる業者かどうかを判別して依頼を出されるといいでしょう。
この点をちゃんと勉強している業者は,割と簡単な計算で,これこれのQ値の家になりますと言ってやってくれると思います。
最悪でもQ値にして1.6以下にしてもらうと,日当たりに関係なく,少しの暖房でとても暖かい家になりますよ。
子供さんの為にも,是非断熱リフォームを検討されて下さい。
あと,外壁だけを張り替えて見かけを新築のようにするリフォームが流行っていますが,あれは全く意味がありませんので,ご注意下さい。
外壁の裏側に断熱材が入っているからとか言いますが,あの断熱材の厚み(10ミリから20ミリ程度)では屁の突っ張りにもなりませんので,一言申し添えておきます。
外貼り断熱でリフォームされるのでしたら,最低50ミリから70ミリ程度はやって下さい。
あと,窓は樹脂サッシのペアガラスに取り替えるか,あるいは,樹脂ペアの内窓を追加した二重サッシにして下さい。
恐らく今は,アルミサッシの一枚ガラスでしょうか。
これでは熱的に見ると,窓を開けているのと同じことですから,寒いのは当たり前とお考えください。
myph

さむ

所在地:東京都
2012年02月01日 10:25

グラビアさま、回答ありがとうございます。
新潟の例はとてもわかりやすかったです。

頂いた回答をもとに我が家を見回すと、リビング部分だけでも窓が4か所もあります。4か所ともアルミサッシの一枚ガラスで雨戸もありませんし、日が差す窓ではありません。
しかもバルコニーに出る大きな窓以外はレースのカーテンのみです。
結露もすごいです。
窓に問題があったのではと思えてきました。

夏を涼しく、冬を暖かにするには二重サッシがよいのでしょうか?
それとも日が入らない窓ならペアガラスでもよいのでしょうか?

窓を変えるだけでもQ値というのは調べていただけるのでしょうか?
それはリフォーム業者さんに問い合わせればよいのでしょうか?

質問ばかりですみません。
よろしくお願い致します。
myph

クラビア

所在地:新潟県
2012年02月01日 13:25

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

断熱に優れた家を造るのは,タルやオケを造るのに似ています。
つまり,熱を水と考えて,水の漏れない家を造るという発想です。
日本の昔ながらの,いわゆる風通しの良い家は,例えて言うとザルのようなものでした。
春と秋はそれで良いのですが,冷房や暖房を必要とする時期は,熱が全て逃げてしまいますので,とてももったいないことになります。
それで,省エネ,節電を目的として,欧米を中心に,日本では北海道を草分けとして,熱を逃がさない家の開発が進みました。
それが高断熱高気密住宅でして,これは熱的に言いますと水の漏れないオケのような構造になっています。
その点,さむさんのお宅は熱的には骨組みだけの家といった状態になっているように推察されます。
特に,開口部,つまりアルミサッシの一枚ガラスから熱が多く逃げるのですが,面積割合を考慮に入れると,断熱材を入れていない場合には,天井,壁,床からも多くの熱が逃げます。
それで,窓だけを断熱改修されても,あまり効果は出ないと思います。
ザルの一部にテープを貼って,穴をふさいでも,やはり水は出てしまいますよね。
水を漏らさない為には,ザルの全部をふさがなければなりません。
実は,これは新潟でも実証済みです。
それで,高断熱高気密住宅の看板を掲げている工務店や設計事務所がお近くにあるようでしたら,そこを尋ねて,断熱,気密リフォームの相談をされるといいと思います。
その際に,断熱性がどのように改善されるかを,きちんとQ値の数値で答えてくれる所を探して下さい。
そんな計算はできないと言う業者であれば,やめる方が無難です。
気密性も測定して評価したいところですが,リフォームではこの点をあまり要求するのは難しいかもしれません。
もしも,気密性に付いても保証があるようでしたら,そこは極めて優れた業者だと思います。
それで,まずは断熱リフォームをお薦めします。
同時に,現在は建築基準法で換気システムの設置も義務づけられていますので,この点についても,どのように行うのかを,業者に良く確認して下さい。
説明を聞いて,納得の行かない点がありましたら,また,このサイトでご質問頂ければケースバイケースでお答えできると思います。
断熱リフォームはコストを勘案しながら行うと,様々な解がありますので,今,ここで具体的にこのように行うといいという回答は控えておきます。
方法は様々ありますが,リフォームの場合は結果として,Q値にして,1.6以下を目標にされるといいと思います。
費用はそれなりに掛かりますが,長期間暮らすことを考えると,冷暖房費の節減で確実に元は取れますし,また,快適性に変えられるものはありません。
なお,現在,新潟では断熱,耐震改修に付いては数百万円の補助金が出ているみたいでした。
きっと,お住まいの地域にもあると思いますので,市か県の建築課などにまずはご相談されるといいと思います。
今,国は,住宅の断熱改修を行うことによって,国をあげての省エネを図っています。
これは北海道では常識だと思いますが,本州以南でも,広く認知されることを願っています。