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[4291]契約通りの建物を作ってもらえませんでした

質問者:rokucat / 最新の回答・ご意見者:rokucat / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2012年02月10日 01:17

とある工務店に新築工事を頼んで7月に完成し入居しました。
先月カーテンレールを取り付けたところ、
窓の開口部の寸法が、約束と全然違うものでした。
まさかこんな躯体寸法が違うとは思いませんでしたし、
カーテンレールをつけるまでは気づきませんでした。
レールをつけると同じと思っていたサッシ開口高さが、
窓によって違っていたりして見苦しいです。
また一か所は約束通りにできていないことで、
サッシ開口上部に頭がぶつかってしまう始末です。

工務店に話したところ勝手に変えて工事をしたようです。
そのあげく
「約束通りじゃないのは認めるけど、
 謝る気もないので文句あるなら訴えれば?」
と言った感じです。

場合によってはこちらも訴訟も辞さないですが、
その前にできることは何かあるのでしょうか?
消費者センターとか市役所、県庁とかで
相談するのがいいのでしょうか?

またその他でも、
仮設養生を撤去せずに引き渡した。
⇒不法投棄に当たりますか?

うちの現場とは関係ない資材を、
私の土地においていた。
⇒不法侵入、不法占拠に当たりますか?

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2012年02月10日 13:57

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

消費者センターなどに駆け込む前に為すべき事。
それは、穏やかに施工工務店と話し合う事です。

そもそも、大切な家づくりをその工務店に託そうと契約した時点では、相応の信頼関係が為されていたものと思われます。
いつの時点からボタンの掛け違いが起きたのかを省みてみましょう。

施工工務店と建主さんとのトラブルは、双方にとって、とても不幸な出来事です。
何故に契約時と異なる開口部を取り付ける結果になったのか。
断りもなしに行ったことには、施工工務店側にも相応の理由があるはずです。

サッシ開口部の手違いなら付け直しも可能です。
心情的な苛立ちから、不法投棄や不法侵入などの言葉が発せられるのでしょう。

竣工後、施工工務店と建主さんとの紛争では、どうしても建主さん側が不利益を被る場合が多いのです。
まずは一旦、冷静さを取り戻し、施工工務店との信頼回復の糸口を探った方が賢明かと思われます。


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rokucat

所在地:栃木県
2012年02月11日 01:25

福地様、ご回答ありがとうございます。

こちらも建築という性質上、
必ずしも図面と一致する工事ができるわけでは
ないということは理解しています。
ですから、寸法が何ミリずれてるとか、
そのことを問題にするつもりはありません。

ただ、今回の件は、同室内にある窓の
(南面掃出し窓3か所、東面腰窓1ヵ所、テラスドア1ヵ所)
取付高さが、すべて同じ開口高さの約束が、
掃出し窓とテラスドアのみ5センチほど低く取り付けられました。
工事の都合上ずれたというよりも、
明らかに一部分の寸法を変えているのです。
カーテンレールの高さを同じで取り付けたところ、
サッシ開口上部との間がまちまちで非常に見苦しいです。
一か所はサッシ開口上部が低すぎて頭に当たります。
自分の身長なども考慮して高さを決めたはずなのに。

先方の言い分は、窓サッシの枠が掃出しの
邪魔になりそうだから少し下げたと。
ですが、この掃出し窓は規格品ではなく特注品です。
初めて窓を取り付けるわけでもないでしょうから、
掃出しを下げて取り付けるのを考慮し、
それでも腰窓と同じ開口高さになるよう
掃出し窓寸法も計算するのがプロの仕事のはず。
なので、今回の件は、
・そもそも窓の寸法計算を間違っていた
・そのため勝手に開口高さを変えた
という2つの問題が絡んでいるように思えます。

工務店側は、取付を下げることを報告や
相談するべきではあったというものの、
でも美観上の軽微な問題であり、
詫びるつもりはないとのことです。
問題があるなら司法の場で争うということでした。

実はこれ以外にも、
・ほかにも取付高さを勝手に変えられている窓が何か所もある
・工事施工間違いが何か所もあり、できるところは私が手直ししている
・技術的にできないことをできると言い張り建築申請を通した後、やっぱりできないと開き直る
・建築申請をはねられれそれをごまかすために違法建築を薦める
・建築申請の内容間違えが何度も発生し、
すべて私が事前に確認している
・一部工事代金の事後請求を行う
・工期は半年遅れた
などなど信じられない仕事ぶりです…。

引き渡し前はそれでも何とか話し合いで解決できてきましたが、
引き渡し後は前述のとおり、開き直りです。
すでにこちらからの対面での話し合いの要求なども無視され、
メールの返事も返さなくなっています。
何とかして先方に間違いを反省させ、
それなりの補償をさせたいと考えています。
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2012年02月11日 11:13

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

業者との連絡がつかないのであれば、調停申立と云う方法があります。
私自身、家庭裁判所の家事調停員(離婚などの家庭内紛争など)ですが、本件は民事案件となります。

あなたも業者側も、訴訟も辞さないとのところまで事態が進んでいるようです。
現段階では、調停による解決がもっとも良いと思われます。
先ずは管内の裁判所を訪れ、調停申立の窓口に行きますと担当者が調停申立の要項を教えてくれます。
申立手続きは素人でも出来ます。
費用は収入印紙と郵送切手の購入費だけです。
手続きが終わると、裁判所から業者側に出頭通達が送付されます。

調停は、裁判所の都合に合わせて調停日が決まります。
調停は、調停委員が当事者を交互に公平に意見を聞いて、調停合意案を提示することになり、双方合意になると裁判官が双方に確認して成立となります。
成立した調停調書は、訴訟裁判の判決文と同じ効力を有します。

この調停で合意出来ずに不成立になれば、そこで弁護士を立てて訴訟(裁判)と云う段取りになります。
調停室での遣り取りは、裁判と異なり、その一切が外に漏れる事がありません。
当事者どうしで解決が出来ないのであれば、この調停活用を推奨します。


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rokucat

所在地:栃木県
2012年02月12日 00:40

ありがとうございます。
昨日消費者生活センターに電話氏と相談したところ、
センターの方から工務店へ指導はしてくれるそうです。
ただそれ以上のことはできないので、
住宅リフォーム紛争処理支援センターというのを紹介されました。

次の手段として調停という手続きがあるのはわかりました。
これは建設工事紛争審査会での調停とは違うものなのでしょうか?

そういった公的な話し合いの場までには、
こちらが考える問題点などはわかりやすく
まとめた資料を作ろうとお思います。
myph

福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2012年02月14日 10:37

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

裁判所での調停とは、裁判に準ずる紛争解決の方法です。
しかし、思うほど難しい手続きではなく、わりとストレートに紛争解決の手続きに入れます。
各地の弁護士会館などにある住宅リフォーム紛争処理支援センターは、住宅品質確保促進法制定の際に、建設工事紛争審査会の組織として設置され、一定の諸条件に見合った紛争を処理支援する機関です。
本件は、相手側の態度を推察すると紛争処理センターでの解決方法より、調停解決の方が適切であるように推察されます。
しかしながら相談してみる事も一案であると思われます。
myph

rokucat

所在地:栃木県
2012年02月16日 01:49

ご助言ありがとうございます。
紛争処理審査会での調停を打診してみたところ、
先方からは裁判所での調停なら受けるとの回答が来ました。
福地様のおっしゃる通り、裁判所での調停の方が適切なようです。
今後は教えていただいたように裁判所で調停の申し立て方法などを聞き
処理を進めていきたいと思います。
かなり苦労はしそうですが、途中であきらめたくはないので。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

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