法的云々は、さておき。

　13年たった住宅で、シーリング(コーキング）が劣化どころか、風化してしてしまっている。ことは、当たり前といえば、当たり前です。
　ただ、通常はそれ以前に一度か二度、外壁の塗装、コーキングの打ち直しがされている、はず。と考えられることでもあります。

　問題の物件が、どうであったかは、「重要事項説明」にたよらず、ご自分でも、一目でわかったかもしれません。
　１０年以前に一度も手をつけてなければ、「一目瞭然」ですし、
　一度手をつけていれば、それなりの劣化状態でしょう。
ここで、数年前にやってるよ。というのであれば、コーキングの云々を説明もしませんでしょうし、コーキングの切れでは、責任は問えないと考えます。
　
　どちらにしても、現場を見ないでの「回答」です。外している可能性を否定しません。

現在、雨漏り事象については、瑕疵担保責任と云う法律で、施工者やハウスメーカーの責任を法的な義務化となっております。
しかし13年前は現在のような法律も無く、本件のような雨漏りを前提とした説明を行う業者などは皆無であったと思われます。

雨漏り事象については、屋根材や防水材の紫外線劣化、風雨などによる破損など、定期的なメンテナンスを行わなければなりません。
本件の事象については、経年変化や時期的なことを思考するとハウスメーカーへの全面的な責任負担を求めるのは困難であると思われます。
ある程度の負担を覚悟しながらがらも、ハウスメーカーにしっかりとした対応を促す事が相当と思われます。