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[4950]木材が吸収した雨水が基礎の継ぎ目から出る?!

質問者:あこ / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:構造・建材 / 2012年05月24日 19:03

建築中の建て売り住宅を購入した者です。
基礎の継ぎ目から、じわりと水が出続けています(玄関の両側と、北側の計3ヶ所)。不安に思い、仲介の不動産会社を通して建設会社に確認したところ、「基礎の継ぎ目には雨水を逃がすために小さな穴が開けてある。建築中に降った雨が柱などの木材に吸収され、時間の経過と共に吸収された水が下がってきて、その穴から染み出してきている。特に問題はない。しばらくの間はそのままにして水を出し、その後で穴は塞ぐ。」という返事でした。
基礎の継ぎ目に、下がってきた雨水を逃す穴を開けておくというのは通常のことなのでしょうか。
湿った木材が外壁で覆われていると腐ってしまうのではないか、基礎の継ぎ目のコンクリートも痛んだり耐久性に問題が生じてくるのではないかと心配でなりません。
専門家の方のご意見を伺いたく質問させていただきました。どうぞよろしくお願い致します。
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これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2012年05月24日 22:33

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

正直言って、
最初から、最後まで、おかしい。の一言です。

本当にそう言っているのなら、業者として、最低水準でしょう。

 言っていることが、「つじつまが合わない。」どころか、言い逃れにもなりません。

 言い分の再確認をする必要があるように思います。
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2012年05月25日 08:48

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 この写真を見て、考えられること、ですが。

 言っていることのうち、水を通す穴を開けてある。の部分が、
もし、基礎に基礎(で囲われた)の中に溜まった水を。という意味合いであれば、多少はうなずけますが、それでも、おかしい言い分とは感じます。
このように基礎の中間から、しみ出すかのように排出することは有り得ないと考えます。
 もし、その必要があれば、細い塩ビ管を埋め込んでおくでしょう。

 後からふさぐが、表面的に「モルタル補修」で、塗るだけ。
であるとすれば、何の意味もありません。再度同じ所から同じようにしみ出すことであろうと、思われます。

 木材にしみ込む・・・・これは、論外です。木材は「乾燥材」を使用したいくらいです。しみ込ませるなんて、また、それを想定することは、文字通り「論外」です。
 基礎が腐る。とか、痛むとかは、想定されませんが、木材は、お考えの通り、腐るのが当たり前。ということです。

 
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あこ

所在地:東京都
2012年05月26日 04:48

コメントしていただき、ありがとうございました。
これまで、自分が建築に関して無知であるがゆえに、建設会社からの返事を信じることができないのかなとも考えました。また、私が購入した家を含めて全4戸の建て売り住宅がどれも同じような状態(我が家が最も水の染み出しが多いのですが)であるため、さすがに4戸もおかしな造りをすることはないだろうとも思っていました。
しかし、竹沢さんからコメントをいただき、基礎の継ぎ目から水が染み出している状態や建設会社が言ったことは、やはりおかしいのだとわかりました。
毎日、建築中の家を見に行っているのですが、昨日の夜、仕事の帰りに行ったところ、なんと基礎の継ぎ目はすでにモルタルと思われるもので仕上げられてしまっていました。
遅すぎるとは思いますが、何か今からでもできることはあるのでしょうか?




myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2012年05月26日 10:53

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

東京ですと、おそらくベタ基礎なのでしょう。

「基礎の継ぎ目には雨水を逃がすために小さな穴が開けてある。建築中に降った雨が柱などの木材に吸収され、時間の経過と共に吸収された水が下がってきて、その穴から染み出してきている。特に問題はない。しばらくの間はそのままにして水を出し、その後で穴は塞ぐ。」

業者さんのおっしゃった言葉(用語)が正確に書かれているかどうか疑問なのですが、、、、

基礎の打継部(ちょうど水が染み出てきている部分)は、「小さな穴が開いている」のと同じような状況です。一体に見えるコンクリートも打継部分は溶接のように一体になっていません。多少の圧がかかれば、写真の状況になり得ます。斉藤さんのおっしゃる通り、内側のコンクリートの床に水が貯まれば、おのずと、蒸発するか、写真のような状態になります。いづれ、無くなるとは思いますよ。

竹沢さんのおっしゃる通り、木材は乾燥していた方が良いのですが、屋根材を葺く前に雨などが降ると、当然、木材をつたって(木材に吸収はされないと思いますが)コンクリートの床まで、いくでしょうね。。

屋根材や外壁などが葺きあがれば、当然、雨が入る要素がありませんので、普通はこのような事象は起きなくなるでしょう。となると、基礎の外からモルタル仕上げ(穴を塞ぐ、、というよりは、仕上げで穴がふさがってしまう、、に近いでしょうが・・)で宜しいと思います。

もう少し、経過観察されてはいかがでしょうか?


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