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[4988]断熱材の裏表が逆でしょうか?

質問者:ももんが / 最新の回答・ご意見者:竹沢 正弘 / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2012年05月28日 15:15

約19年前に軽量鉄骨の二世帯住宅家を建てました。
我が家は二階部分に居住していますが、
夏場に室内温度が高くて大変に困っています。
朝9時には30度を超え、夜になってもクーラーは切れません。

先日、とある改装工事のために呼んだ工務店の方が、
「屋根裏のグラスファイバーの断熱材が全て裏表が逆ですよ」
と教えてくれました。

見てみましたら、居室側に銀色の面が向いていて、
天井側に字が書いてある紙っぽい手触りの面が向いています。
これは、本当に裏表が逆なのでしょうか?
また、これを全てひっくり返してもらったら、
室内の気温は少しは下がるのでしょうか?

夏場に本当に暑くて大変なので、もしそうならハウスメーカーに頼んで
ひっくり返してもらおうと思います。
素人には全く分からないので、宜しくお願い致します。
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ももんが

所在地:愛知県
2012年05月28日 19:45

クラビアさん、齋藤さん、ご回答をありがとうございます。

まず、グラスウールの厚さは100ミリです。
そして、屋根裏の換気の工夫はゼロです。
換気口や齋藤さんの仰るような換気システムは何もありません。
密室状態です。

暑さの原因は、屋根裏の密室によるものと思ってよいのでしょうか。
この状態で断熱材がどちらを向いていようと効果は無いのですね。
残念です。

でも、一縷の望みを託して質問させてください。
密室状態の屋根裏でも、断熱材を300ミリにしたら、
多少の効果は期待できるのでしょうか?
宜しくお願い致します。
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ももんが

所在地:愛知県
2012年05月29日 09:22

アドバイスを下さった皆さま、ありがとうございます。
今までは我が家の暑さの原因が、何かさっぱり分かりませんでした。

まず小屋裏の換気の工夫が一番に重要であること、
その上で断熱材ですね。
よくわかりました。

節電の夏と言われていますが、節電あるいは停電になったら
我が家の場合は命に関わってきます。
皆さまのアドバイスを参考に、少しでも涼しく過ごせるように
改装していきたいと思います。
判り易いご説明をありがとうございました。

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2012年05月29日 04:27

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 密閉状態・・・ということですが、まず、家の形、外壁材などによって、方法や部材は違いますが、小屋裏への換気をするべきと、考えます、

 たとえば、「軒天」を穴あきに交換する。
妻換気部材を取り付ける。壁に穴を開け、フードを取り付ける。など。
パイプファンなどをつけて、強制的に換気する。という選択もあり得ます。

 それと同時にで、クラビアさんの言われる、断熱材を上乗せ。が、良いかと思います。この場合は、グラスウールではなく、「ブローイングウール」つまり、吹き込みのものが、隙間もなくなり、施工もしやすい。ということで、おすすめです。

 密室状態で、断熱材300mmで、意味がないとは、言えないと思われますが、悪影響が皆無とは言えないと思います。どちらか一つ?と言われたら、どっちが、優先でしょう?私なら、換気を優先しますが。
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ももんが

所在地:愛知県
2012年05月29日 09:14

ご丁寧なアドバイスをありがとうございます。
やはり密閉状態が一番の問題なのですね。
小屋裏の換気をした上での断熱材を足す方法を
工務店さんと相談・検討してみたいと思います。
ありがとうございました。


※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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クラビア

所在地:新潟県
2012年05月28日 17:01

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

断熱材の上の空間の空気は,通風が工夫されているでしょうかね。
もしもそうなら,銀色の面を上にする方が,遮熱効果が少し期待できるかもしれません。
ただ,軽量鉄骨ということで,元々の断熱性はあまり期待できないかもしれませんね。
現在の断熱材の厚みは何ミリでしょうか。
もしかすると100ミリくらいでしょうか。
もしも,施工をやり直してもらえるのであれば,ついでに,断熱材を追加されると,夏の暑さ対策としてはかなり期待できるかもしれません。
今の断熱材を裏返す際に,その下に,少なくとも200ミリ厚の断熱材を追加されるといいでしょう。
あるいは,追加する断熱材にも,表面がアルミ蒸着シートの様な,遮熱材が使われているようでしたら,今の断熱材はそのままにして,今度は,銀色を上にして,追加断熱されるといいと思います。
天井断熱は夏の暑さ対策としては,繊維系断熱材の場合は300ミリ厚以上あるのが望ましいです。
それは,天井裏の温度が異状に上がる為,通常の断熱材の厚みでは対処できないからです。
関東以南では100ミリ厚程度の断熱材を天井に使うところが多いですが,現実には力不足となります。
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クラビア

所在地:新潟県
2012年05月28日 23:50

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

屋根裏が密閉状態ということであれば,致し方ありませんが,断熱材を300ミリ厚以上にすると,効果はかなり期待して良いと思います。
銀面の向きは,斎藤さんがおっしゃる通り,屋内の輻射熱を逃がさないという発想で,寒冷地では当初は銀面を内向きにしていたと思います。
それで,19年前の施工は当時としては常識的な方法だったと思います。
しかし,やがて高断熱高気密住宅が温暖地でも普及するようになって,夏季の日射に対する遮熱対策の重要性が認識されるようになりました。
この場合には銀面を外向きにする方が効果が期待できます。
しかし,いずれにせよ,銀面の上の通気が無ければ,あまり効果がありません。
それで,最初に,通気が工夫されているかどうかお尋ねしました。
一つの結論としては,現状では通気が無いようなので,現在の断熱材はそのままにして,その上に断熱材を200ミリ以上施工されると良いと思います。
軽量鉄骨は気密性も期待できませんので,冬季の暖かさの改善がどれほど期待できるかは分かりませんが,夏季の日射に対する断熱の面では期待できるように思います。
あと,屋根材に塗装が可能であれば,遮熱塗料を塗るのも,かなり効果が期待できると思います。
これは現在,多くの工場で遮熱効果を上げています。
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ももんが

所在地:愛知県
2012年05月29日 09:07

再度のご丁寧なアドバイスをありがとうございます。
19年前の施行では一般的な工法だったのですね。
納得しました。
でも、何にも知らない私たちは、
建てた後に、こんなに暑くなるとは思ってもみませんでした。

屋根材への遮熱塗料の塗布もあるとのことで、
いろいろと検討してみたいと思います。
ありがとうございました。