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[5165]補強合板について

質問者:らいおん / 最新の回答・ご意見者:らいおん / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:工法 / 2012年06月30日 00:33

はじめまして。岩手で新築予定の者です。
業者に仕様書をもらったところ、見慣れない建材がありました。
柱の外側に貼る補強合板が防水OSBとなっております。
ネットで検索してどういう物かは大体分かりましたが、
防水という所が結露しそうで気になります。使い方としては問題ないでしょうか?
構造は外側から、外壁→防水シート→防水OSB→発泡ウレタン→防湿シート→石膏ボードとなっており、その業者さんはいつも使っているそうです。
よろしくお願いいたします。

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2012年06月30日 08:10

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 クラビアさんのおっしゃるとおり、結露という懸念に関しては、杞憂かもしれません。

 防水OSB の防水は、防水する対象が、「OSB本体」ではないでしょうか?
つまり、自分自身を守るための「防水」のような意味合いが強いと思います。

 外壁からの納まりですが、
外壁材−−(通気層)−−通気防水シート−−OSBになります。

 通気層 の存在を確認ください。

 防水シートは、間違っても、防水のみ の製品をつかってはいけません。
商品名「タイベック」と言われる、「通気 防水 シート」を使用していることを確認してください。
 
 業者さんは、いつもやっている。・・・・ 一番確実。 な、一番恐ろしい ことです。

 いつもやっているので、正しいことは、身についていて、当たり前にやってくれます。
 ただ、間違っていることにも、当たり前に身についている心配もあるんです。(自分が、そうでしたし、そうならないための研究・学習にはつとめたいものです。)
 
 その辺は、「?」は、施工者と率直に相談しながら、やってください。
もちろん、ここでも、喜んで相談を受けますよ。


 
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らいおん

所在地:岩手県
2012年07月01日 01:46

結露に関しては問題無さそうで安心いたしました。
他の見積もり先は構造用合板やダイライトだったので心配になりまして…

なるほど、板そのものの防水ですか。木材チップを固めたような物なら必要に思えます。

通気層はサイディングの下にあるようです。
防水シートなら何でもいいという訳ではないんですね。「タイベック」確認いたします。

その、いつもやっているというのが逆に不安でした(笑

大きい業者さんではないので、特別変わった事もしてないと思うんですが、
問題があるとすれば「間違い」とか「知らない」、「安易なコストダウン」でしょうか。

アドバイスありがとうございました。
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2012年06月30日 13:27

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

本質問はOSB使用に関するものですが、すでに多くの実績があり、全国的に一般的な建材となっています。特別、心配することは無用と思われます。
課題は、この発泡ウレタンですが、当方が国内で初めて断熱認定を受けたのが平成5年でした。

業界から大バッシングを受けながらも、ウレタン特性を丁寧に学識者の先生方に理解して戴いて認定交付となりました。
当時は、現場発泡のウレタンは、独立気泡率(断熱ガスを閉じ込めている気泡の割合)90%以上あり、表面のスキン層と言われるツルツルした面で湿気侵入を抑え込むことが前提でした。

あれから20年ちかくなりますが、コスト削減などを目的に、独立気泡率を低下させ、今や30%台の樹脂も少なくありません。
これは、グラスウールのように空気70%、ガス30%の割合で断熱効果を保持しています。

問題は、この空気部分から湿気が侵入してOSBの接着面が露点温度になると、接着力が著しく低下します。
現在、このような樹脂を使用する場合は、内側にポリフィルムを張りつける指導がなされています。
またポリフィルムも完璧な施工はとても難しく、それなりの知識と経験が必要です。

ウレタン発泡断熱は、確かに断熱気密の性能が出易い施工法ですが、構造全体のロケーションを想定した高度な技術が伴うことを認識し、施工者と対応すべきです。
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らいおん

所在地:岩手県
2012年07月01日 02:28

ご回答ありがとうございます。
一般的な建材との事で安心いたしました。
そういえば2x4の壁材もこんな感じだったと思います。(間違っていたらすみません)

現場発泡ウレタンには思ったより長い実績があるんですね。

ウレタン施工業者が営業を掛けているらしく、当地方でも拡がる模様ですが、
たぶん安いタイプだと思います。

吹付けは専門業者ゆえの技術を期待したいところですが、
防湿シートは大工さんが張ると思うので、ご指摘のような問題が心配されます。
どの工法にも一長一短あるようで悩ましいです。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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クラビア

所在地:新潟県
2012年06月30日 07:46

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

結露しそうというのは,どういう状況での結露を懸念されているでしょうかね。
繊維系の断熱材の場合は壁内結露が問題になることがあります。
発泡ウレタンの場合は,独立気泡であれば,結露の心配はまずありません。
また,現場発泡で連続気泡になっている場合は,断熱材の表面を傷つけることなく,防湿層が形成されておれば,壁内結露の心配はないでしょう。
壁一杯にくまなく断熱材を充填して,開口部の断熱,気密にも留意すれば,断熱性,気密性に優れた家を造ることができると思います。
それと,天井か屋根,床の断熱も大切です。
あとは,換気システムと空調をどうするかでしょうね。
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らいおん

所在地:岩手県
2012年07月01日 00:56

早速のご回答ありがとうございます。
ご推察の通り、壁内結露を心配しておりました。
防湿シートやウレタンにより湿気が入りにくいのは何となく分かるのですが、
もし入った場合は抜けにくいのでは?と思った次第です。

専門業者による現場発泡と聞いておりますので、防湿層が重要という事ですね。
施工の精度が問題だとすると、素人のチェックは難しいと思いますが、
最大限注意してみます。

天井も発泡ウレタン、床はカネライト、換気は第一種ですが、
予算との兼ね合いで妥当な線かなぁと思っております。