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[54]アンカーボルト、ホールダウン金物が土台からはみだしている

質問者:A / 最新の回答・ご意見者:福地 脩悦 / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:構造・建材 / 2010年06月23日 21:15

木造3階建ての建売住宅を、建築前の段階で契約いたしました。上棟が終わってから気づいたのですが、玄関ドア横の土台からホールダウン金物のボルトがはみ出しています。はみ出した部分を接着剤のようなものでカバーしているように見えます。アンカーボルトはかろうじて土台の中に入っているようですが、ギリギリです。素人目にも問題があると思いますが、いかがでしょうか。上棟後であるため、やり直しは難しいでしょうか。また修復する方法はあるのでしょうか。ご意見をいただけますと幸いです。
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これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2010年06月23日 21:17

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
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写真を拝見いたしましたが、余りにも乱暴で粗雑な施工をしているとしか言いようがありません。ホールダウン金物は地震の時に大きな引き抜き力が加わる金物です。できるだけ土台と柱の真ん中に取り付けられなければなりません。

添付写真だけで全体を断じることはできませんが、まさかすべてのアンカーボルトが写真のような状況ではないと思います。多少のズレはどこの現場でもあるのですが、写真の個所は許容範囲を逸しているように思えます。今の段階からでも土台の差し替えを行い、アンカーボルト部分の基礎コンクリートの「はつり」(コンクリートを掘る)を行い、新しいボルトを正しい位置に溶接して埋め直すことができなくもありません。他の個所がほとんど正確な状態であれば、酷い部分だけでも土台の真ん中からホーリーアンカー(コンクリート打ち込みアンカー)でも大丈夫な場合もあります。

いずれにしても、本件のような構造部分の施工時の瑕疵は、竣工した後に問題が発生した場合、瑕疵担保責任という、施工者が法的に責任を負うことが義務化されています。したがってこの法律を盾に業者さんに対しては、瑕疵責任が生じることのないよう、今の段階から然るべき措置を行うよう強く迫るべきでしょう。

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