私も車の購入で失敗して以来(カタログの文句を信じて買ってしまって騒音が大きいのと乗り心地が悪いのに閉口した),その後は車を買う時は,十分に試乗して,またレンタカーで何日も借りて,実際にしばらく乗ってみてから買うようにしています。
しかし,家の場合は試して住んでみてというわけにはなかなか参りませんので,それが辛いところですね。
宿泊体験をやっているビルダーさんもおられますが,かなり例外的になります。
せいぜい,既に建てられた施主を尋ねて,評判を聞く程度のことしかできないでしょうか。
お宅の場合は,願いと実態がかなりかけ離れていたという典型でしょうか。
お気の毒に思いますが,今となっては,ご自身でも述べておられますように,いかんともしがたいですね。
知り合いの業者には,クレームを受けて,全て壊して更地にして返したというところもありましたが,業者にとっては大損害だったようです。
かなりの規模の業者でないと,できない相談ですね。
弱小業者でどうすることもできないとなれば,あとは気持ちの持ちようで,積極的に行くしかないように思いました。
災い転じて福となす,ということわざがあります。
お宅の場合もきっと,良い面があると思います。
まずは,その面を有り難く思うのはどうでしょうか。
一方,どんな家にも不満は付き物です。
そして,不満な面は,頑張ればDIYで結構,色々とできるものです。
DIYでやると,費用もそんなり掛かりません。
私自身の場合ですが,拙宅を手がけた工務店は,引き渡し直後に倒産して,メンテナンスは一切受けられなくなりました。
断熱,気密,換気,耐震性,様々な面で多くの問題を抱えている,欠陥住宅でした。
それで,仕方が無いので，独学で色々と勉強して,日曜大工で一つ一つ改善して行きました。
自分でできないところは,知り合いの,業者に頼みました。
その結果,今は一応,満足できる程度の家になりましたし,私自身のスキルもアップしました。
変な話ですが,この経験が,今では主な飯の種になっています。
TTさんも,落ち込んでいないで,積極的な見方をされるといいのかなと思いました。
いまからでも,勉強して取り組めば,将来は立派なビルダーになれるかもしれませんよ。
お宅は,その為の,理想的な実験場になると思います。
解決策を述べることはできませんが慰めになれば幸いです。

騒音の対策はなかなか難しいですが,一つ一つ取り組んでいくしか仕方がありませんね。
騒音対策の基本は遮音と吸音です。
部屋の内側にできるだけ,吸音材を貼ってみましょう。
有孔吸音ボードというのがありますので,それを内装材として貼ってやります。
頑張れば自分でもできます。
大きなホームセンターには置いてありますので,貼り方も教えてもらってやってみましょう。
音の侵入する穴が分かれば，そこをふさぎます。
現場発泡のウレタンスプレー缶を使えば簡単でしょう。
あと,私自身が愛用しているのは耳栓です。
100均にも置いてありますが,柔らかい耳栓を良く揉んで耳に入れておくと,かなり静かになります。
飛行機,新幹線,ホテルでは常に愛用しています。
猛暑はいずれの地域も同じですが,エアコンを使うか,地域によっては窓を空けて風通しを良くするしか無いですね。
埼玉県の猛暑はかなり酷いのでしょうか。
そうであれば,エアコンの24時間運転が現実的かもしれません。
試しにやってみて下さい。
高断熱高気密住宅の場合は意外に電気代はかかりません。
この際に,窓からの日射取得は大きいので,窓に網を張って,そこにゴーヤ,朝顔,ヘチマなどをはやかしておくととても涼しくなります。
ゴーヤはたくさん収穫できるので,これは楽しいですよ。
異状乾燥は,ミスティガーデンという安価で簡便な加湿の為のグッズがありますので,これでかなり改善できます。
あるいは観葉植物をたくさん置いて，頻繁に水やりをしてもいいです。
超高額な電気代は原因を調べて対策を取ることになるでしょうか。
拙宅では既にやっていますが,照明は全てLEDにするとか,省エネタイプの真空断熱材を使った冷蔵庫に買い換えるとか,テレビなどの待機電力は全て切ってしまうとか,工夫のしどころは幾らでもあるものです。
ともかく,電気代に付いては,全館24時間冷暖房をする場合には,家の性能が大きく影響しますが,そうでなければ,住人の工夫で何とでもできるものです。
そして,お宅の場合はそんなに悪い性能ではないように思います。
ともかく,「艱難汝を玉にす。」という言葉があります。
意識を切り換えると,あとから振り返って,かえって良かったと思えるときが必ず来ると思いますよ。
一つ一つの問題にどのように具体的に対処できるかを,また,お尋ね頂ければと思います。
その面では,このサイトには経験豊かな優れたビルダーさんがたくさんおられますので,良い提案があると思います。

以前の質問をはっきり見ていないので
なんとも言えないのですが、

その工務店はやれるだけの事をやってくれたように
思います。
補修の良し悪し、経緯は別問題として。

＞改めて工務店にこちらの立場を一から説明し、根本的な解決を求めたところ、
「納得して契約したのだから文句を言われる筋合いはない」、
「文句があるなら訴訟でも起こしてみろ」
と逆ギレされ、一切の話し合いに応じてもらえませんでした。

信頼関係が壊れたので、まず修復不可能と思います。

＞こんなことは、家づくりによくあるトラブルなのですか？
弱者である施主が救われる道はないのでしょうか。


住宅はクレーム産業です。
完璧な家などありません。
車や、家電製品のように誰が購入しても
同じものではありません。

床に傷があるだけで欠陥住宅と言う人もいますし、
壁紙が破れてくると耐震性が悪いという人もいます。
私はプロなので、どんな家でもトラブルに仕立てあげられます。

あなたの家は100人の素人さんに見てもらって
過半数ダメな家って言ってもらえるでしょうか？
ここで、話し合っても解決しません。
費用はかかりますが、建築士や別の工務店の人に
本当にダメな家か見てもらったらどうでしょうか？
給与が激減だから、見てもらえないのであれば
多分平行線のままと思います。

施主：静かな家を建てて欲しい
↓
工務店A：通常の家を建てれば静かであるからスルー。
工務店B：以前の状況をヒアリングする。
工務店C：実際に建てた家を見てもらう。
工務店D：騒音問題について徹底的に分析してもらう。
工務店E：通常の工法ではなく、違う工法の提案

工務店もいろいろな捉え方をします。
すべての経緯を第三者に現場で
相談してみて下さい。

建物のQ値がどの程度かは聞いておられるでしょうか。
また,述べ床面積はどの程度ですか。
24時間,エアコン運転の時の,設定温度,また一ヶ月の電気代はどの程度でしたか。
窓の遮熱の工夫は何かされているでしょうか。
そして,換気システムの種類,方式はどのようなものでしょうか。
これらを教えて頂けると,電気代の逓減に付いて,何かご提案できるかもしれません。
あと,異状乾燥ということですが,夏場の異状乾燥は考えにくいのですが,湿度は何％くらいですか。

床面積が分かりませんので,断言はできませんが,一ヶ月4万円の電気代はかなり厳しいですね。
Q値がさほど良くなかったか,あるいは気密性に問題があったかもしれません。
ただ,残念ですが,北海道は別として,本州では,この面はまだ十分には評価されていないのが現状です。
Q値はできれば,1前後,理想は0.7程度で,気密測定はきちんと行って,C値は1以下,できれば0.5以下を目指したい所ですが,これは,ユーザーの方で強く要求しないとなかなか実現しないと思います。
それはともかく,対応策ですが,もしも,日中は人が家におられないのであれば,まず,電気料金の契約を埼玉県の場合ですと,「おトクなナイト10」にされるといいと思います。
こうしますと,午後10時から午前8時までの夜間は,昼間電力の半額で使うことができます。
(そのかわり,昼間の電力は若干割高になります。)
それで,冷暖房に付いては,この夜間割引の時間帯にエアコンをフル運転にします。
この時間帯以外の暖房に付いては,FF式の灯油ヒーターかあるいは温水式ルームヒーター等を追加設置して,これを適宜運用して対応します。
設置コストは少々かかりますが,数年で元は取れるでしょう。
つまり,昼間の時間帯はできるだけ電力に頼らない生活を送ります。
冷房に付いては,夜間割引時間帯にエアコンをフル駆動して,家全体を十分に冷やしておいて,昼間は,できるだけエアコンを使わずに,余熱(逆の意味ですが)で暮らします。
あるいは,外の気温が低い時は,窓を空けて,風通しを良くします。
この際に,窓からの熱の侵入は大きいですから,できるだけ植栽などで窓をふさいで,遮熱対策を工夫します。
キッチンも,昼間の電気調理器の電力料金は大きいので,できれば,ガスに変えるといいかもしれません。
また,洗濯,掃除,電器釜も深夜割引時間帯に利用すると経済的です。
冷蔵庫は常時運転になりますので,真空断熱材を使った,省エネタイプがお薦めです。
実は拙宅でもこれに近い生活を実際にやっています。
多少不便にはなりますが,色々と工夫して,対応すれば,もう少し低コストで快適な暮らしができるのではないかと思います。
今までの経緯を拝見しますと,色々とお気の毒に思いますが,一応,こんな対応策をお伝えする程度のことしかできません。

なかなか難しい状況であるのが良く理解できました。
どんな問題も時が解決すると思いますが,少し時間が掛かるかもしれませんね。
しかし,やまない雨は無い。
冬来りなば,春遠からず。
きっと,良い日が来ると思います。
一応,FF式ヒーターというのは,給気と排気の煙突を持ったストーブでして,高断熱高気密住宅で使うことができます。
拙宅では現在は冬季の昼間は使っていましたので,ご提案させて頂きました。