アンカーボルトについて、施工基準としていろいろ言われていますが、構造計算上チェックするポイントはそれほど多くありません。（構造計算をした場合・・・）

昔は、建物全体が、コンクリートの基礎から＜転倒＞するかしないかのチェックなどをしていたようですが、今はその役割をホールダウン金物という物が担っています。（いろいろな金物があります）
アンカーボルトについては、地震が発生した時に基礎と土台がズルッっと横ズレしないか？そんなチェックをしています（構造計算を行う場合）。
大事なのは、使っている「ボルトの太さ」「全体の本数（ボルトとボルトの間隔）」そして、「埋め込み深さ」です。

もちろん、ズレていない事や曲がっていない事も大事は大事なのですが、むしろ計算する立場から言えば全く「枝葉末節」の事です。「枝葉末節」の部分の方が素人さんに目に見えて判りやすいので、巷間、少々オーバーに喧伝しているような気が私はします。

surfさんのお宅は構造計算を行っていないと思いますし、確認申請上のチェックも行われていないと思います（違法ではありません。法的にチェックが要求されていません。それだけ、、まぁ、、重要では無いということでしょうか・・・？）が、一般的な13ｍｍのボルトが1800〜2000ｍｍ以内ごとに設置されていれば、ほとんどの場合、充分な耐力があります。

よしんば、アンカーボルトが不足していても、極端に言えば建物が横にズルッとずれるだけで、そんな壊れ方をするはるか以前に、それほど大きな地震にあえば建物全体が壊れてしまいます。（脅かすようで、、ゴメンナサイね）。

うちの車、、、タイヤを止めているボルトがちょっと緩んでいるけど、トラックと正面衝突した時に命は大丈夫か？と心配しているようなものです。どう考えてもそのボルトが原因じゃありませんよね。。。
写真を拝見する限りアンカーの本数は充分足りているようです。

ただ、、ホールダウン金物のアンカーが見当たりません。在来工法であればどんな金物を使うのか確認された方がいいですね。そちらの方がちょっと心配です。

確かに基準や施工精度は大事なのですが、あまり神経質になると、これからの施工期間中、神経がもちませんヨ。

楽しい家づくりをお祈りしています。

追記

ご参考になれば・・・・
http://kitakobo.exblog.jp/11354798/

追記の追記

＞それだけ、、まぁ、、重要では無いということでしょうか・・・

この部分、、決してsurfさんの家がどうでもいいという意味ではありません。確認申請・建築基準法の枠組みの中で、アンカーボルトはあまり重要視されていない、、、という意味です。。誤解を招いたらゴメンナサイ（＾ｍ＾；；

ちゃんとホールダウン金物用のアンカーが入っていますネ。（＾▽＾）/