「木造の構造」に関しての事のみ。正確を期すため、専門用語が入りますが、ご質問を拝読する限り、相当に知見のある方とお見受けしますので、ご理解いただけると信じて、、、、

「剛床構造」とは、正確にはコンクリートのスラブ程度に「硬い」床の事を言います。ですから、そもそも木造の住宅では、完全な剛床は存在しません。

ただ、構造計算の都合上、剛床設定にしなければ、あまりにも計算が煩雑になるため、便宜的に剛床だよね、、という想定にしています。ただ、そうは言っても、どんなに頑張ってもコンクリートスラブほどの剛性は持ち得ませんので、おっしゃるような根太や大引、合板の種類、釘の間隔等の仕様に応じて、この程度、、と剛性を定めています。木造の「剛床」とは、その程度の事です。ましてや、音にはなんら関係ありません。

直接ご質問には関係ありませんが、拝読すると、1階の床が問題のようですが、構造的には1階の床に関しては、そもそも、仕様に関する規定が存在しません。というより、我々は計算も行いません。これは、建物全体を考る時には、周辺の布基礎で充分剛性が保てる、、という判断からです。ザックリ申し上げれば、1階の床をいくら頑丈にしても、全体構造には何ら関係無い、、という事になります。

ですから、音に関してのご質問で「剛床なのに、、○○」という、前提が、そもそも、「変」という事になります。もしも、設計者の方も、そんな言い方をするようであれば、それは間違っています。

つまり「1階の床」で、「剛床」がどうこう、、、仕様が間違っているとかのお話は、、、論理的ではありません。

もしも、「剛床なのに、、、」という部分で、引っかかりがあるようでしたら、それは誤解です。

単なる音に関してのクレームであれば、これは、打ち合わせの経緯や、設計者の思慮のスキルによるでしょうね。

＞簡単に床下に入れない構造にしておきながら、対応を有料にするのは納得出来ません。この考えは間違っていますでしょうか。

むしろ「剛床」なのに、、という言い方ではなく、、そもそも床下点検が出来ない事に関して、、「おかしいではないか。。」という言い方の方が、交渉しやすいと思います。
床下点検が出来ないのは、私もおかしいと思いますし、床下換気がどのようになっているのかも気になります。

　外しているかもしれませんが、ツーバイフォーの二階床と、一階天井などのように、「太鼓」になっている？ということはないでしょうか？

　四周を基礎で囲まれて、人通口がない。床下の状況によって（床下が低めで、堅い地盤など）は、考えられるのではないか？と思います。
　

お話が、少々、迷走しており、混乱されている事でしょう。（；^ω^）

まず、単に技術的なお話であれば、単に床が「少々柔らかい」のに加え、基礎の点検口が無い、、などの要因で、共鳴現象を起こしているようですから、解決するのは、それほど難しい事ではないように思います。

ただ、そこから先が問題で、「責任を取らせる、無償で工事を行わせる」のが前提で、その裏付けを取るために、こちらにご相談されているようであれば、それはちょっと、、厳しいかな？と思います。
こちらは、そのような趣旨の窓口ではありませんし、音に関しては法的にそれほど規定が明確でもありませんので、「違法性」を論拠に「責任」をとってもらうのには、よほどの事がなければ無理と思います。また、一方的なお話でジャッジするほど、我々も粗忽ではありません。

当初、申し上げた「打ち合わせの経緯や、設計者の思慮のスキル」によるところが大きいと思いますので、「現象を解決」したいのが目的であれば、いくばくかの費用負担を覚悟した上で、落としどころを考えるのが得策かと思いますよ。「感情的にそれが承服できない」という事であれば、事態は硬直したまま、解決しないと思います。

ネットで、文言だけのやり取り、匿名の無料相談、、という事で、このあたりが限界かと思います。。。ご理解ください。