はじめまして。よろしくお願いいたします。
高機密、高断熱で家&歯科医院を建てる予定です。一階と、二階の一部が歯科医院、二階の残りを住宅にする予定です。相談にのっていただきたいのは、二階の生活音が一階に響きにくいような対策方法です。高機密、高断熱住宅は家内部の音が響きやすいとのうわさを聞き、心配しています。主な生活音は、キッチンやトイレの水音や、足音になると思います。建築士の方2人と相談しました。一人は高高、木造にとてもこだわりのある方で、絶対木造とおっしゃられます。もう一人は、なんでも出来ますよ!という工務店の社長(一級建築士)で、木造は音が筒抜けだから、絶対鉄骨がいいよとおっしゃられます。私はできれば木造に住みたいと思ってるので、音対策について、アドバイスいただけると助かります。
高機密、高断熱で家&歯科医院を建てる予定です。一階と、二階の一部が歯科医院、二階の残りを住宅にする予定です。相談にのっていただきたいのは、二階の生活音が一階に響きにくいような対策方法です。高機密、高断熱住宅は家内部の音が響きやすいとのうわさを聞き、心配しています。主な生活音は、キッチンやトイレの水音や、足音になると思います。建築士の方2人と相談しました。一人は高高、木造にとてもこだわりのある方で、絶対木造とおっしゃられます。もう一人は、なんでも出来ますよ!という工務店の社長(一級建築士)で、木造は音が筒抜けだから、絶対鉄骨がいいよとおっしゃられます。私はできれば木造に住みたいと思ってるので、音対策について、アドバイスいただけると助かります。
これまでの回答・ご意見数4件
アドバイザーからの回答
アドバイザー 相談者栃木 渡
一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2012年10月16日 11:01
所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…
栃木 渡
一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2012年10月16日 11:06
所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…
栃木 渡
一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2012年10月16日 21:25
所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…
※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見
一般ユーザー 相談者クラビア
所在地:新潟県
2012年10月16日 14:16
URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優
一般論でしかお答えできませんが,一応以下の様な回答になります。
高断熱高気密住宅をお考えであれば,鉄骨はかなり難しいと思います。
鉄骨住宅での事例を私はあまり見たことがありません。
まず鉄骨自体が熱を伝えるヒートブリッジになります。
また,気密性も取りにくいです。
そして,鉄骨造が防音の面で有利になるということも無いように思います。
一方,木造は高断熱高気密住宅は作りやすいですが,ご懸念の様に,防音の面では種々の工夫が必要になると思います。
それで,一つの提案ですが,一階はRC造(鉄筋コンクリート)にして,二階を木造にする折衷案です。
RC造は気密性は取りやすいので,あとは断熱に留意すれば,かなり本格的な高断熱高気密住宅を造ることができます。
そして,その上に木造を乗せる形にしておきますと,防音上もかなり期待できると思います。
要するに頑丈な高基礎の上に,平屋を建てるような感じになります。
現実に新潟の豪雪地帯では一階は頑丈なRC造の基礎にして,二階三階を木造で仕上げる家が多いです。
中越地震にも立派に耐えていました。
新潟の場合,法律的には一階はあくまでも基礎としての扱いですが,実際には,ここをガレージにしたり作業小屋にしたり,実質的に居室として使っておられるお宅も少なくありません。
そして,RC造の場合は,発泡樹脂製の型枠をそのまま残して,高断熱高気密住宅に仕上げてしまう工法もあります。
これはカナダや北米で開発された工法ですが,新潟の地元にも,この工法で建てられた公営住宅がありまして,居住者の評判はすこぶる良好です。
発泡樹脂製の型枠は子供のブロック遊びと同じ様な感覚で,ほぽ,一日で一階分の設置が完了し,あとは型枠にコンクリートを流し込むと,一階分の壁ができあがるという,とてもスピーディーな工法です。
なお,型枠はそのまま断熱材として残しますので,型枠撤去の手間もかかりません。
あとは,表面仕上げに幾つかのやり方があります。
そして,これを繰り返すことによって,高層住宅も容易に造れるのですが,居室としての快適性を考えると,住居は木造の方が勝っているかもしれません。
いずれにせよ,どんなもので造れますと言われる建築士には,Q値(熱損失係数),C値(隙間相当面積)を幾らで設計してくれるかだけは確認されることをお薦めします。
お薦めしたいのは,Q値は悪くとも1.6以下,できれば1前後,これが0.7程度ですと理想的でしょう。
またC値は実際に測定して,1以下であること,できれば0.5以下なら理想的でしょう。
もしも,Q値がせいぜい次世代省エネ基準程度,また,C値に付いては測定はしないし,保証もできないというのであれば,率直に言いますと,その方には依頼しない方がいいと思います。
少々厳しい言い方になりましたが,もしも,本格的な高断熱高気密住宅を望んでおられるのでしたら,これが正直な回答になります。
北海道の先生方にとっては,これらは当然折り込み済みのことなので,敢えて言及されないと思いますが,本州特に近畿地方の場合はこれをハッキリさせて置かないと,あとで後悔することが多いです。
高断熱高気密住宅をお考えであれば,鉄骨はかなり難しいと思います。
鉄骨住宅での事例を私はあまり見たことがありません。
まず鉄骨自体が熱を伝えるヒートブリッジになります。
また,気密性も取りにくいです。
そして,鉄骨造が防音の面で有利になるということも無いように思います。
一方,木造は高断熱高気密住宅は作りやすいですが,ご懸念の様に,防音の面では種々の工夫が必要になると思います。
それで,一つの提案ですが,一階はRC造(鉄筋コンクリート)にして,二階を木造にする折衷案です。
RC造は気密性は取りやすいので,あとは断熱に留意すれば,かなり本格的な高断熱高気密住宅を造ることができます。
そして,その上に木造を乗せる形にしておきますと,防音上もかなり期待できると思います。
要するに頑丈な高基礎の上に,平屋を建てるような感じになります。
現実に新潟の豪雪地帯では一階は頑丈なRC造の基礎にして,二階三階を木造で仕上げる家が多いです。
中越地震にも立派に耐えていました。
新潟の場合,法律的には一階はあくまでも基礎としての扱いですが,実際には,ここをガレージにしたり作業小屋にしたり,実質的に居室として使っておられるお宅も少なくありません。
そして,RC造の場合は,発泡樹脂製の型枠をそのまま残して,高断熱高気密住宅に仕上げてしまう工法もあります。
これはカナダや北米で開発された工法ですが,新潟の地元にも,この工法で建てられた公営住宅がありまして,居住者の評判はすこぶる良好です。
発泡樹脂製の型枠は子供のブロック遊びと同じ様な感覚で,ほぽ,一日で一階分の設置が完了し,あとは型枠にコンクリートを流し込むと,一階分の壁ができあがるという,とてもスピーディーな工法です。
なお,型枠はそのまま断熱材として残しますので,型枠撤去の手間もかかりません。
あとは,表面仕上げに幾つかのやり方があります。
そして,これを繰り返すことによって,高層住宅も容易に造れるのですが,居室としての快適性を考えると,住居は木造の方が勝っているかもしれません。
いずれにせよ,どんなもので造れますと言われる建築士には,Q値(熱損失係数),C値(隙間相当面積)を幾らで設計してくれるかだけは確認されることをお薦めします。
お薦めしたいのは,Q値は悪くとも1.6以下,できれば1前後,これが0.7程度ですと理想的でしょう。
またC値は実際に測定して,1以下であること,できれば0.5以下なら理想的でしょう。
もしも,Q値がせいぜい次世代省エネ基準程度,また,C値に付いては測定はしないし,保証もできないというのであれば,率直に言いますと,その方には依頼しない方がいいと思います。
少々厳しい言い方になりましたが,もしも,本格的な高断熱高気密住宅を望んでおられるのでしたら,これが正直な回答になります。
北海道の先生方にとっては,これらは当然折り込み済みのことなので,敢えて言及されないと思いますが,本州特に近畿地方の場合はこれをハッキリさせて置かないと,あとで後悔することが多いです。
さら
所在地:兵庫県
2012年10月18日 01:48
なるほど、よくわかりました。お忙しいなか丁寧な解説、どうもありがとうございました!