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[592]定期点検

質問者:さとうきび / 最新の回答・ご意見者:福地 脩悦 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2010年10月08日 17:57

昨年、木造在来の家を新築し、おおよそ一年が経ちました。
引渡しの際に保証書を受け取り、そこには保証項目ならびに定期点検を半年後、1年後に実施するとの記載がありました。しかし、半年経っても何の連絡もなく、しばらくしてさすがにしびれが切れてこちらから半年点検が未だなので実施してほしい、と伝えました。普通は施工会社から申し出があるべきものだと思うのですが、向こうの回答は「(何の謝罪の言葉も無く)あ、まだでした?今度やります」とだけでした。
以後、何度か催促をしているのですが、何の連絡も無いまま、結局半年点検はしてもらっていません。
1年点検についても今のところ連絡はありません。

この施工会社、竣工後から態度が急に変わり、威圧的な言動をしてきました。
対応するとしていた残工事をやらないと覆されたものもいくつかあります。
たとえ、点検に来たとしてもその結果を信用することができなくなっています。

とはいえ、とても大切な家。
木造は新築後初期に不具合が出やすいと聞きます。
近くの工務店などにみてもらうことも必要かもしれませんが、
人任せではなく日頃から自分でも注意しておきたいと思っています。
そこで、どういった事に、またはどういった所を点検・注意しておけばよいのか教えていただけないでしょうか。

例えば、床下であればカビや基礎の亀裂、配管からの漏洩がないかどうか、基礎の状態は室内側の巾木部分にスキマがあるかどうでも判断できるとも聞いたことがあります。
このような点検の項目やポイント・勘所なるものを、ご経験豊かな方々からアドバイスをお願い致します。

家は、木造在来・ベタ基礎・外壁は通気層+モルタルの上吹付塗装・屋根はガルバ縦葺で片流れです。
現状、外部から見た基礎に亀裂等なく、床鳴り、建具・サッシの開閉は問題なく、雨漏りもなさそうです。
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さとうきび

所在地:大阪府
2010年11月16日 01:29

上記の再質問に、補足します。

本日、防腐・防蟻処理を施工した業者に床下を確認してもらいました。
業者曰く、
・床下の環境としては問題ないので、使用した木材の含水率が高かったことが原因でカビが発生したと思う。
・このままの状態でも木の腐りはさほど進行しないので、次(5年後)の防蟻処理まで様子をみてはどうか。
・もし気になるようであれば、カビを払いのけて、前回と同じ薬剤を木部のみに散布します。しかし、カビは保証の対象外なので有償です。
・(払いのけるより、無水アルコールで拭き取る方がいいのでは?という問いに対して)払いのけるだけで十分だ。
とのこと。

業者の説明、処置(払いのけ+同じ薬剤散布)は正しいでしょうか。

上記の再質問に追加する形となって申し訳ございませんが、
アドバイス賜りたく、よろしくお願いします。

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2010年10月11日 14:42

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

現在は瑕疵担保責任と云う法律があります。
これは、施工者や販売者側に対して、竣工までの期間で「雨漏りと構造体に瑕疵」があった場合、10年間その責任を全うしないさいと云う法律です。
そのため、必ず瑕疵保険に加盟するか、供託金を納める事が義務付けられています。

そのためには、定期的な経過検査が必須となりますが、本件の場合、それが為されていないようです。
カビや結露は、この瑕疵担保責任の対象になりませんが、仰せのように竣工して数年間、家には様々な事象が現れるものです。

木材や建材が乾燥して収縮し、建具の建付けが狂ったり、設備関連の機器などは、使用頻度によって不具合が具現化する場合があります。
幸いにして、基礎に亀裂、床鳴り、建具、サッシのも問題なく、雨漏りもないと云う事は救われた気分です。

一番重要なポイントは床下環境です。
床下点検口をあけて、床下がカビ臭くなっていないかどうかは、ご自分でも確認できますので試してください。カビや不朽菌が発生している場合は、早急な対応が必要になります。

業者側にとっては、家を建築してお金を戴いた後で、建主さんからの連絡事項の殆んどが不具合を知らせるもので、その対応にお金が掛ります。
つまり、多くの建築業者は、お金を貰ったら終いにしたいとの心境に陥ります。

一方、建主さんは、お金を支払って住まいしてからが始まりなのです。
つまり、業者側の立場を思慮しながらも上手にメンテナンスなどを実践して貰う環境づくりが大切です。
とにかく施工業者さんを上手にその気させて、友好的な状況をつくり出す事が賢明な対応と思われます。
そのために建主さんが出来る最大の切り札は、その施工業者に対して、知り合いや親戚にリフォームや新築情報を与えられるような雰囲気づくりです。



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さとうきび

所在地:大阪府
2010年11月12日 17:31

ご回答いただきありがとうございます。

こちらとしても建設的に話をしなくてはと思ってきましたし、相手の理不尽な対応にグッとこらえたことも少なくありません。しかしその甲斐もなく、(乱暴な表現ですが)施工会社の対応はだんだんエスカレートしていく一方で、これからの状況もあまり期待できなさそうです。

先日、床下に潜ってみました。
図面上では、土台・大引は檜、根太レスで床合板受け材がベイマツとなっており、基礎パッキン工法で防腐・防蟻処理が地盤面+1mまでされているのですが、ベイマツにカビが付いていました。(床合板の裏は断熱材があり不明)
確認した範囲は床下全面ではなく半分ほどの面積ですが、見た範囲の全てのベイマツにカビが生じており、また水周りから遠いリビングの床下部分もこの状態なので、おそらく床下全面のベイマツにカビが生じているものと思われます。

潜った際の床下の状態(感覚)は次の通りです。
・キッチン、トイレ部分の配管からの漏洩はなかった。
・匂いもなく、湿気を肌で感じることはなかった。
・コンクリート自体も乾いているようでサラサラした感じだった。
・ベタ基礎には濡れたシミはなかった。(外側の基礎立ち上がり部分にもない)

そこで、お聞きしたいのは、
・(床下環境としては悪いように思えませんが)防腐処理をしているにも関わらず、カビが生えるものでしょうか。
・防腐・防蟻処理に5年保証が付いているのですが、保証の範囲内として対応してもらえるのでしょうか。
・一般的にどういった処置がされるのでしょうか。
・今後どういったことに注意すればいいでしょうか。

などについて、アドバイス賜りたく、よろしくお願いします。

画像 »


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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2010年11月16日 10:03

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

床下環境が良好なので放置しておいても大丈夫だとは思いますが、処理業者さんが仰せのとおり、何らかの処理をしておいた方が安心です。

「防腐・防蟻処理に5年保証」の保証書の内容にもよりますので断言出来ませんが、蟻の被害が無いので「防蟻対象」とはならないでしょう。
しかし、保証書に記載している「防腐」と云う定義に当てはまれば、保証対象になると思います。

薬剤処理に関しては、床下と住居スペースの関連によって使用できる薬剤に制限が出てきます。
人体無害の薬剤を選択すべきでしょう。
防腐処理業者さんの見立てたは適正だと推察できます。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

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