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[6175]建築中の住宅リビング吹き抜けが設計図と違う件

質問者:ビスコ / 最新の回答・ご意見者:KKホーム / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:構造・建材 / 2013年01月16日 22:13

完成直前の新築住宅についてです。
リビング吹き抜けの梁以外に、角に斜めに二ヵ所つっかえ棒のような棒が入れられていました。
そのつっかえ棒はボルトがむき出しで景観がとても悪いです。
設計士との相談の際にもそんな話はなかったので、営業担当者に聞くと、バツが悪そうな態度で、建築側に確認しますと。
回答は、つっかえ棒は外せるが、外すと契約の耐震性3から2に下がると。
それなら設計段階でこちらに話を通してほしかったのにとクレームすると、
むき出しのボルトはパテで埋めて、本来の梁と同じ色をふきつける、
建物のローンまとめの際に予算よりはみ出た五万円を請求しません、との事。
初めての新築住宅で節約もして自分達で用意したモノもあるのに、それで足が出た五万を無料にされても納得がいきません。

こういった場合の対処は世間一般的にどうなのでしょうか?
五万くらいで泣き寝入りが妥当なのかどうか知りたくでメールしました。

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2013年01月17日 06:47

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

技術的なお話から。。

斜めの材料は、「火打材」と言って、地震などに対して頑張る材料で、確かに、抜くと耐震性は下がります。ただ、、、私の経験則として、それを抜いたからといって(それを抜いた事だけによって)いきなり等級が3から2になるのは考えにくいですね。。他の部分を補強する事によって対応できそうな気もします。ただ、、それも「完成直前」であれば、難しいのかな。。

耐震等級3というのは、あくまで「想定上」の「数値」の結果であって、「2」と「3」で、実際の地震の時に、何がどう違うかは「やってみなきゃ判らない」のが実際です。少なくとも、その部材の存在の有無だけで、いきなり「壊れちゃった」って事は無いでしょうし、「2」の建物に多大な影響が出る地震の時には、多分、廻りの建物はほぼ全部、倒壊しているでしょうね。。



>それなら設計段階でこちらに話を通してほしかった

実は私も良く言われます。

ただ、、これは「結果論」で、設計の立場から申し上げると、あなた様の「感性」を予想して、事前に全てをご説明、ご相談するのは不可能です。結果として「ご免なさい」としか、言いようがありません。また、「完成直前」になるまでに、あなた様も現場はご覧になっているかと思います。

ただ、これも、確かに設計の立場からの言い分で、そのあたりの微妙な行き違いは双方で現場の状況によって、話しあって解決していくしかありません。それが「家づくり」と思います。

少なくとも施工者(設計者・営業)が出来うる対応として、不誠実な対応とは思えません。


※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
myph

KKホーム

所在地:北海道
2013年01月21日 14:32

URL:
家づくりの想い:

一施工屋の立場から
火打梁は水平力による変形を抑える重要な役割をする部材です。
基本的には取ることはできません。

今から出来る可能な対応としては
・一種の装飾のように見せる
・シンプルな金物に取り変える
などでしょうか。

見た目よりも建物の安全性が大事だと思うので、
安全のためについてるんだなと思うことが大事かと思います。