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[6668]戸建・木造3階建ての防音設備

質問者:静子 / 最新の回答・ご意見者:医王山 / 回答・ご意見数:5件
カテゴリ:その他 / 2013年04月03日 14:04

木造3階建てを新築予定で、1・2階が弟夫婦と子供3人(1・4・6歳)で計5人、3階に母と私(42歳)が住みます。
母は睡眠障害がありますが、腎臓と肝臓にも疾患がある為なるべく薬を飲まないで眠れるように色々工夫をしながら暮らしています。
3階南の母の部屋の真下に、下世帯のキッチン・リビングがあるのですが下世帯が
ここに梁をだして天井高を2600にしたいと言ってきました。
音が心配なので梁はやめてほしいし、できる限りの防音処理をしたいと言いましたが、“上から下階への音を心配するなら分かるがその逆は問題ない。だいたい木造は音は聞こえるもの。しょうがない”と言います。
石膏ボート(12?)を挟むと言っていますが、こちらは天井高2400で空気層を取り、防音マットやシート、吸音材も入れたいと思っていました。(かなり重くなるようなので、どの程度までが施工が可能なのかは未確認ですが)
あくまで下階からの音を防ぎたいのですが、梁を出さない場合と梁を出す場合それぞれの最も効果のある防音処理の仕方をどうぞご教示ください。

これまでの回答・ご意見数5

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2013年04月03日 16:53

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
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 詳細なプランが不明ですが、一般的な話として、

 寝室などの真下にリビングは、あまり良くないかもしれません。
 お互いに寝室とかの方が、要はお互いに静かにしている時に使う部屋同士が良いのではないでしょうか。
あるいは、普段いない部屋と、普段良くいる部屋同士を上下にプランするとか。

 天井をあらわしにして、天井のふところが多少は狭くなっても、防音には影響は無いと思われます。それにより、防音・吸音のために必要な空間がなくなるなら、別ですが。
それよりかは、実際にどのような「防音・吸音対策」をするかでしょう。
 空気層をとる。と言うやり方・・・・だそうですが、下手するとどんなに空気層があろうと、「太鼓」になれば、音は響きます。

 防音・吸音は、もっと専門的なアドバイスが、他の方々の中からあると思いますが、どんなに部材は良くても、使い方で意味がなくなります。
 施工業者なり、建築士なりと、その辺をよく相談してから着工することをお勧めします。ある程度で妥協して、工事をはじめると、後から悔やむことになると思います。

 どのように対策しても、完全に無音にはなりません。
スープの冷めない距離、お互いに動向が感じられる関係。。。程度の音にとどめる事で考えることも必要であろうと思います。
 気にならないけど、気にすれば聞こえる。程度ですね。
 「ああ、孫たち寝たようね。」とか、「あら、何かおもしろいテレビでも見てるのかしら?あれ笑い声みたいね」とか、少しは聞こえることも容認できる方が良いのかもしれません。
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2013年04月04日 13:11

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

様々な工法がありますが、大原則は「境界」の壁なり床なりの「質量」を大きくする、、、つまり、重たくする。。(遮音)か、GWなどで吸音するのが、基本です。お安く済ませるのであれば、石膏ボードを2重に床下地として貼るのも、「遮音シート」の代替としてコスパはいいようですね。

梁の現しに関して、個人的には、それほど影響が無いように思います。

いづれにしても、「音」に関しては「個人間較差」が大きいので、データーだけでは解決出来ない部分です。Aさんには聞こえないけどBさんには聞こえる。。ってのが有りがちです。

睡眠障害との事ですから、ご予算の許す限り、対策をしてさしあげる(後で後悔しないよう)のが、親孝行ではないでしょうか?
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2013年04月04日 16:07

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 栃木さんの言われている、石膏ボード二重張りの類似ですが、
 石膏ボードのメーカーで、専門の「遮音ボード」なる物があるようです。
床に張るように通常のPBより堅いもので、重い物ですが、性能的には期待できるようです。建材を選定する中で、ご検討ください。
 私が使用した時は、600*1800程度、厚12mmの遮音ボードを、床に敷き詰め、12mmの合板を張って、フロア、カーペットタイル。という仕様でした。施工前とは、格段に変わりました。

 前回の天井のふところの話の延長ですが、
 一階の天井の「吊り木」は、二階の床、床梁などからは縁を切って吊る、という工夫が必要です。良くやるのは、「梁」(105*240とか)とは別に、その半割部材(45*240のような)を平行に、別個にながして、それから吊り木をとる。というやり方です。それで、二階床と、一階天井との間での「音の伝導」が防げます。
 前回ふれた、「太鼓になる」現象のために、天井ふところに、「吸音材」としてのグラスウールが必要だと思います。他の対策が思い当たらないのですが?他の方々で、何か名案があるかもしれません。

 他に、二階の床をフロア系の物より、「じゅうたん・カーペット系」の物が、吸音してくれるでしょう。同じように、一階の天井材に「吸音板」と呼ばれる建材を使用すると、結果的には違うと思います。
 お母さまの寝具ですが、「床にお布団」よりかは、「ベット」にされると床から距離が出来るだけ、違うと思います。

 何度も言いますが、「ゼロ」にはなりません。
ハードな部分でやるだけやったら、あとは「ソフトな面」での音対策も、合わせてご検討ください。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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医王山

所在地:滋賀県
2013年04月15日 22:47

URL:
家づくりの想い:

静子さま

先生たちの回答にレスポンスがないので、ご返事が、しにくいのですが、・・・

1、まずプラン上音の出る部屋等と寝室を離す。
2、音源の建物(構造体)に入る音を少なくする。
3、共振対策をする、少なくする・・
4、遮音対策をする。(防音性能を上げる)
等がるが考えられます。

何かこ回答があれば、一緒に考えたいと思います。

myph

静子

所在地:千葉県
2013年04月23日 15:45

諸先生方、ご回答とアドバイスありがとうございました。
「子供と一緒で木造」ということでかなり覚悟はしていますが
最大限に防音してそれでも聞こえるものはしょうがないといういう気持ちでした。
部屋位置のプランは変えられず、天井高も2600になってしまいましたが
様々な意見を参考に石膏ボードを2枚はさみ、
吸音材と防音シートをいれて気密性をあげることになりました。
これでどの程度まで…という心配はありますがお金のことも
絡みますのでこれでやってみようと思います。
ありがとうございました。
レンポンスが遅れましたこと、お詫び申し上げます。
myph

医王山

所在地:滋賀県
2013年04月23日 18:47

URL:
家づくりの想い:

静子様

A:音には、空気伝播音(以下Kとします)壁などを透過して音として感じる。
  躯体伝播音(以下D=木材構造内伝播音)が天井や壁を振動させる音があります。
  又、Dの中には、重衝撃音と軽衝撃音があります。
  重衝撃音は子供が飛び跳ねる音、・・・やわらかい床で対策・・LL45のフローリング、カーペットなど・・・但し、構造体が共振するため低減がむずかしい。
  軽衝撃音はスプーンなどを落とした時に生じる音です。その音が天井、壁で共振して音として感じる。・・・・LL45のフローリング、カーペットなどで入る音を防ぐ。
それぞれ応じた対策が必要です。

※天井高も2600になってしまいましたが (梁を出してはる方法ですね)
A:天井板の剛性がでて、天井の共振(音が躯体を通じて、ボードを振動させて音として感じる)が少なくなると思います。・・剛性があると、共振音域が人に聞こえない高い音域となりなります。
Kは質量に反比例しますので、鉛入りシートなどが効果があります。

※様々な意見を参考に石膏ボードを2枚はさみ、
吸音材と防音シートをいれて気密性をあげることになりました。
これでどの程度・・・・これでやってみようと思います。

A:遮音性能を上げることと共振対策をすることです。
遮音性能・・・・壁などの質量を上げる。・・・透過音は質量に反比例します。
伝播音対策・・構造体に入る音を少なくすることと共振を防ぐことです。
  下階も含めて、床の性能をマンション用のLL45フローリングやカーペットを使い構造体に入る音を下げることです。・・共振する音の入力を減らす。・・・共振がしないようにする。

音の問題は、マンションなど、鉄筋コンクリートの話が多く。戸建てでのデーター研究資料があまりありません。

音対策のわかる設計の方とよく話して、コストを考え対策してくださ。

何かあれば、このサイトでお聞きください。