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[7228]屋根裏の断熱強化

質問者:kyoto / 最新の回答・ご意見者:竹沢 正弘 / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:結露と換気の問題 / 2013年07月20日 15:27

既存の屋根裏の断熱を強化しようと思います。

既存のグラスウールの上にグラスウールを二重にしようと思うのですが。。
●密度キロ数よりも厚みを重視したほうがよいのでしょうか?
●重ねる場合、パックされたものよりも裸のグラスウールがよいのでしょうか?
●パック入りで防湿フィルムを重ねる上側のものをはがせばよいのでしょうか?
●ダウンライトがあるので、その部分はどう処理すればよいのでしょうか?
●天マドがついていて、その囲む部分は、現状グラスウールがありません。どう処理すればよいのでしょうか?

以上、よろしくお願いします。
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これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2013年07月21日 00:24

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

>既存のグラスウールの上にグラスウールを二重にしようと思うのですが。。


 見るところ、天井のようですが、であれば、2重にする手間、材料費など考え合わせると、ブローイングと呼ばれる、「吹き込み断熱材」がおすすめです。
狭い部分にも施工できますし、何より断熱材同士の隙間ができません。

>●密度キロ数よりも厚みを重視したほうがよいのでしょうか?
>●重ねる場合、パックされたものよりも裸のグラスウールがよいのでしょうか?
>●パック入りで防湿フィルムを重ねる上側のものをはがせばよいのでしょうか?


 吹き込みをおすすめします。

>●ダウンライトがあるので、その部分はどう処理すればよいのでしょうか?


 ダウンライトは、「火災」のおそれ、などあり、断熱材をかぶせることができる。と、されている機種以外は、断熱材をかぶすことができません。
 機種の確認をしてください。
もちろん、OKな機種であれば、上にかぶせます。
NGな機種の場合は、板状の断熱材を、箱のように作って、かぶせる。
要は、機種との間に隙間を作ってあげる。ことでいかがでしょうか?
最善は、機種の交換ですね。

>●天マドがついていて、その囲む部分は、現状グラスウールがありません。どう処理すればよいのでしょうか?


 処理・・・・と言うより、
基本的な考えとして、断熱材で箱を作り、それに「隙間」「穴」が無いように。
と言うことです。
当然、なにがしかの断熱をします。

 グラスウールでも、板状の断熱材でも、とにかく、「隙間」「穴」が無く、施工します。
 断熱材の室内側と、室外側に注意をしてください。
室内側は、「気密層」としての「ポリフィルム」
室外側には、間違ってもそのような物ではなく、透湿シートなどを使用してください。グラスウール用のネットも市販されています。

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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2013年07月21日 12:27

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

灼熱の夏を超えるには仰せのように天井断熱材を補充すると大幅な冷房省エネになります。更にはクオリティーの高い冷房空間を構築できます。
グラスウールにしてもブローイングにしても空気を静止させて断熱効果を保持します。

現況では天井裏気温は70℃にも達していることでしょう。
この上に断熱材補充することで、高温の天井裏気温を天井面から輻射熱で室温を高めている状態を改善します。

断熱材の断熱性能は、その断熱材の熱伝導率(λ)と断熱材の厚さ(d)で決まります。密度は熱伝導率に関係します。つまり密度の高い断熱材を出来るだけ厚く敷設する方が有効です。

現状のグラスウールにそのまま載せても問題はありません。
また、ブローイングの方が確実な断熱効能があられますが、グラスウールですと自分でもわりと簡単に施工できます。ホームセンターから購入してすぐに行うにはグラスウールが向いています。

ダウンライトの部分は、その熱を室内側に逃がすような対策を施す必要があります。つまり、照明機器の上部に空間をつくり、グラスウールで覆いますが、その熱を室内に放散させる必要があります。

天窓の部分は、天窓と室内の天井部分を内装部材だ四方を囲み、周りにグラスウールを巻き込む方法が一般的です。
この部分は素人施工が難しいと思いますが、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2013年07月23日 08:43

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 クラビアさんのフォローに感謝します。

 私は、たとえグラスウールでも、ご自分でやろう。ということは、否定しません。なるべく直接は、グラスウールに触らない(手袋をしっかりとはめる。ほっかぶりをする。などなど)ことを、おすすめします。
 最近は、ずいぶんと良くなりましたが、安物に飛びつくと、肌触りも悪く、ガラス繊維がとげのように刺さります。日が当たるとキラキラと輝いたものです。
 ご自分で、ある程度確認できれば、確認してご購入された方が良いでしょうね。

 天井裏に、敷き込むにあたり、なるべく小さめに丸める。たたむ。という必要があります。天井点検口から入れるのは、以外にホネですよ。
 布団用の「圧縮袋」を数枚、それ専用にして(再度、寝具を入れると、寝られない目を見ますよ)、天井裏搬入用にするのも、アイディアだと思います。

 と、アドバイスをして、自分でやろう。とは、考えないだろう?とは、思います。それらを考えると、ブローイングがやはりおすすめだと思います。
 天窓部分には、おそらく、壁として、垂直な部分があると思います。そのような、ブローイングでは不可能な部分だけは、グラスウールなり、板状断熱材(商品名 スタイロフォームなど)を、使用することになります。
 持ち込みの手段に、工夫がいるでしょうね。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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クラビア

所在地:新潟県
2013年07月22日 00:25

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

竹沢さんの回答を支持します。
私も全く同じ意見です。
グラスウールは一見,柔らかい綿に見えますが,実態はガラスの繊維で,その粉塵はガラスの破片と変わりません。
今でこそ,発癌性は否定されていますが,それでも,メーカーの施工指示書には,国家検定の防塵マスク,長袖のシャツに長ズボン,安全な手袋,それにゴーグルを着用して施工することと書かれています。
つまり完全防備で施工するように指示されています。
現実にはほとんど守られていませんし,それで事故が起ったという報告もありませんが,君子危うきに近寄らずです。
グラスウールの施工に携わったあとは,皮膚がチクチクして,衣類の洗濯にも苦労するという話は良く聞きます。
私もDIYには大賛成で,実際に自分で大抵のことはこなしますが,グラスウールだけは敬遠しています。
それで,天井断熱はセルローズファイバーの吹き込みを業者に依頼することをお薦めします。
そして,この際,最低200?厚,できれば,300?厚以上で吹いてもらうといいでしょう。
吹き込みの人件費が結構高いので,分厚く吹き込む方が,厚みに対しては割安になり,また断熱効果もそれに比例します。
照明器具は天井断熱用の物に交換するのがベストです。
この際に熱の出にくいLED照明に交換するのも良いかもしれません。
天窓の部分は現場を見ていないので良く分かりませんが,多分,天井断熱とは切り離して,屋根断熱で対応する必要があるのではないかと思います。