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[7342]屋根断熱の通気って気にしなくてもいいですか?

質問者:ペッパーミント / 最新の回答・ご意見者:ペッパーミント / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:工法 / 2013年08月23日 00:29

青田買いで建売を買いました。9月下旬に引き渡し予定でまもなく足場が外れます。
屋根の通気が機能していないのではないかと心配しています。

神奈川県の木造軸組の狭小地の3階建。天井断熱ではなく屋根断熱。切妻屋根です。
家の広さは約100?(1階から3階までほぼ同じ広さで屋根は3階の上だけです)。
外壁材はKMEWの15mmの通気サイディング、屋根材はカラーベスト(KMEW遮熱グラッサ)です。

屋根の換気棟が1つだけ(3尺=90cmぐらい)です。

1.屋根の面積が35?ぐらいなのですが、これで排気が十分になされるものでしょうか?
2.外壁の通気は土台の水切りから吸気して、外壁の通気層を通り、屋根を通り、屋根の換気棟から 排気するとのことでした。屋根+外壁の排気が全て一つの換気棟でまかなえるのでしょうか? 軒天には通気用の部材が見当たりません。

天井断熱の場合は、屋根の面積の何分の1とか住宅金融公庫基準の施工とかありますが、 屋根断熱の場合の標準的な施工がわかりません。

売主さんに説明をして貰えるようにお願いしていますが、今のところ断片的に説明して貰えているだけで、今一つ納得出来ていません。
もし換気棟が不十分なら、足場があるうちに売主さんにお願いしたいと思っています。
屋根断熱の施工に明るい方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご教授下さい。

これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2013年08月23日 15:39

所在地:北海道北斗市中野通324
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屋根断熱の方式であっても、屋根材が日射熱で熱せられると100℃近い高温となります。
そのため、屋根材と断熱材との間隔をあけて通気層を設けることがベターです。

本件の場合は、外壁通気層が屋根通気層とつながり、屋根の上部に取り付けた棟換気口から排気される構造にしたものと推察されます。
外壁通気と屋根通気がしっかりと連結され、棟換気口に繋がっているか否かは、本質問の文面だけで断言できません。

棟換気を90?程度の大きさだとすると壁通気、屋根通気で屋根の天辺まで来た上昇空気が、縦通気層から、横に移動してその90?換気口から出て行く構造になっているかどうかです。

上記のような温熱関連では、通気層の詳細な基準が示されている訳でないため、施工業者さんの誠意に委ねることになりそうです。
穏やかに状況説明を受け、納得のゆく対応策を引き出してください。
myph

ペッパーミント

所在地:神奈川県
2013年08月23日 22:24

ご回答ありがとうございます。
とてもわかりやすい説明で、よくわかりました。

今日の夕方に売主から連絡があって、通気の出口となるものは、
3尺の棟換気以外に、
南北の妻面の最上部に100φの換気材(屋内とは通じず、壁内のみの換気材)をそれぞれ1箇所、計2か所設置したということでした。

他にも西側の窓の上部に計3か所、西側玄関の上部に1か所の換気口を付けたとのことですが、これは排気なのか吸気になるかよくわかりません。

外壁通気と屋根通気の連結と換気棟までのスムーズな連結、
屋根近辺まできた上昇空気が縦通気層から横に移動して3尺棟換気から出ていくこと、
これがポイントですね。

小屋裏換気については基準があるようですが、屋根断熱については明確な基準がなく判断が付かない状態でした。
売主から上記の事項を確認したいと思います。
ありがとうございました。

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