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[7370]立ち上がり基礎部分のクラックと漏水について

質問者:youjin / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:設備や内装一般 / 2013年09月04日 20:39

新築工事中で、引渡し前です。
ベタ基礎のコンクリート打設から、約3ヶ月後に外側の基礎にクラックが10本入っているのを発見しました。

施工会社と共に床下点検口から内部を見たところ、全て外側と同じ位置にクラックが入っており、幅は0.2mm?0.3mmでおそらく基礎幅が12cmと薄いので貫通している可能性はあるとの回答を頂いております。


その内の一箇所は基礎の天場が少し下がり、縦だけのクラックだけでなく、横と斜めにもクラックが入っています。幅は0・3mm
(土台の下の基礎パッキンと基礎の天場に隙間が出来ている。)



それ以外に、立ち上がり基礎の打継ぎ部分にジャンカと思われるものが見られ、その部分から外部の水が中に染み込んできている状態が数箇所あります。
(設計GLが道路面より低く、打継ぎ部分が地中に埋まっている状態の為)


メインの柱は重量鉄骨になりますが、特に鉄骨の柱の部分の漏水がひどく、水が基礎内部に溜まっています。


施工会社は乾燥収縮によるヘヤークラックでよくあることだから心配する必要もなく、クラックの補修は浸透性の液体止水剤を塗って、化粧モルタルで補修。

漏水部分に関しても浸透性の液体止水剤をかけ、柱の部分はコーキング補修で対応するとのことですが、



詳しい調査も行われず、乾燥収縮によるクラックだと決められたので、
地盤沈下も含め詳しい調査をお願いしたところ

「地盤改良しているので、地盤沈下の心配はない。」
「家がほぼ完成しているので、地盤の調査をしても水を流しすくらいの調査しかできない」
「クラックは出るものだから、詳しい調査とは逆にどのような調査をして欲しいのか?」
「第三者調査は費用が発生するので、自分でお願いするのは勝手だかその費用は自分で払ってもらうことになる。」

と言われ困っています


そこで聞きたいのですが、

地盤の調査、クラックの調査はどのようにしてもらうのがいいですか?

クラックに関して詳しい調査とはどこまですれば安心できるものでしょうか?
コンクリート診断の会社に連絡しましたが、数十万?百万程の金額を提示され、その中でも、何が必要で何が不要なのかわかりませんでした。

最低限するべき調査とはなんでしょうか?

そしてこの補修方法で問題ないでしょうか?

このクラックは今後も広がるものでしょうか?


写真を添付しました。
水が染み込んできてるところ。
ジャンカだと思われるところ
0.25mmのクラック
画像 »



myph

youjin

所在地:兵庫県
2013年09月04日 20:43

私が見ていた限りでは、コンクリート打設時に水が溜まったまま打設していた。
6月の暑い季節で非常に日当たりがいい場所なのに、特に養生はなし。
型枠がずれていたのか、外に流れ出たような後がある。
横の配筋が外されていた時があった、(コンクリート打設前に直したかは不明)

この様なことから、私は施工不良からくるクラックではないかと思うのですがいかがでしょうか?

この場合、今後も新たなクラックが増えていくものでしょうか?


そして構造的に問題のある場合におきた場合のクラック補習も同じように、充填して補習するのが妥当でしょうか?

本当は基礎そのものをやり直して欲しいですが、それは無理だと言われています。そんなもんでしょうか?

今後も安心して住めるために、どのようにするのがいいでしょうか?
不安で仕方ありません



インターネットで
クラック部分は外面はエポキシ樹脂の注入し、その上から化粧モルタル、もしくは防水塗装。
内側は経過観察の為、そのまま。

防水部分は打継ぎ部分のジャンカ部分を削って無収縮モルタルで充填した後、コンクリート打ち増し、その上から基礎の外部全面を防水塗装(クラック部分も含め塗装してしまう)

っていうのを見たのですが
防水方法はモルタル防水、塗装防水と色々あり、地震などの揺れがあれが、防水部分が割れてしまうかなどもあり、何がいいかわかりません。

何か良い防水方法もあれば合わせて教えて下さい

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2013年09月06日 00:13

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

あなた様の様々な誤解と、施工者の説明不足で、ボタンが順次、食い違ってきて疑心暗鬼の状態なのかな?と想像しながら拝読しました。

あなた様のご説明を責める気はありませんが、実は状況が飲み込めずにいます。

メインの柱が重量鉄骨という事は「鉄骨ラーメン造」という作りなのかな?と思いますが、その場合「ベタ基礎」というのは、、どうも解せません。更に、基礎幅が12cmという事ですが、重量鉄骨で、構造上重要な部分が12cmというのは有り得ません。

施工者を擁護するつもりはありませんが、そもそも、コンクリート自体に防水性能はありませんし、基礎に関しても、防水機能は地下室でもない限り要求されません。設計上、それが普通だと思います。
2枚目のお写真は、打ち継ぎ部分と推察しますが、そんなに気になさるような施工不良とも思えませんね。

打設後間もない時期の0.3mm程度のクラックや少々のジャンカは、仮にあったとしても、私が監理者であれば、「見た目がみっともない」から、樹脂モルタルを塗っておこうか、、というレベルで、基礎をやり直すほどの施工不良や構造的な欠陥とは判断しません。
一般的な建築技術者であれば、そのような判断をすると思います。

「クラック」という言葉を一般の方も使うようになり、様々な「断片的」な知識が、ネットを中心に流布していますが、基礎打設後1年以内位に発生するのは、一般的に「収縮クラック」と呼ばれる物で、構造的に大きな問題に成ることは考えにくいです。また、あるべき鉄筋が、仮に数本無い場合、「綺麗な」コンクリートは出来上がるでしょうが、それが原因で打設直後に構造クラックが発生するとは思えません。ただ、その部分が、数年後になり、ひび割れてきた。。という場合は、注意が必要です。

多分、底盤部分でしょうが、そこに水が溜まっていれば、それは、「いいコンクリート」ができますね。。とは思っても、それがイカン。。とは、あまり考えません。

型枠のズレは無いほうがいいのですが、かといって、それが致命的な欠陥とは思えません。また、型枠の継ぎ目からが、セメント分が溶け出した、溶液がダダ漏れするのは普通です。そうですよね、、、、ただの合板をただただ、付き合わせて型枠が作られているのですから。

一般の方の技術的な説明の矛盾を、いちいち、上げつらうつもりはありませんが、施工者の方も、思いもよらぬ事を指摘され、きっと困惑されていると思いますよ。(施工者の説明も少々乱暴なようですが。)

施工者の言い分を、まるっと信じなさいとは言いません。ここまで、不安感をお持ちでしたら、双方に利害の無い方に現場を見ていただき、ご説明を受けては如何でしょうか。こちらで、「文言」のみでご説明いただいても、誤解が誤解を生む状況になりそうですし、それをおそれるあまり、我々も断定的な言い方もできません。

蛇足ですが、、、、

そもそも、「信頼されているから契約された」のでしょうから、もう少し、鷹揚になられてもいいような気がしました。
myph

youjin

所在地:兵庫県
2013年09月06日 23:49

ご回答ありがとうございます。 大変助かります。

説明がヘタですいません。

構造は重量鉄骨ラーメン構造で基礎自体は地中1m位の所にベタ基礎をうっている状況になります。軟弱地盤なので柱状改良を行い、その部分をベタ基礎の基礎全体で支えると説明を受けております。
ご指摘のとおり、主要構造部の基礎は土間厚み25cm、立ち上がり幅35mcmが地中にあります。その35cmの立ち上がりの上に、一階部分の床を支える基礎が12cmの幅で立ち上がっている状態です。
一階部分は木造の作りで、12cmの基礎の上に基礎パッキン、土台、大引きで床を形成し、木造の柱と間柱もあります。

本来は地中の基礎内は埋め戻しをし、土間コンクリートをするそうですが、
構造上建物が軽くなる、経費削減等のメリットが大きい為、埋め戻しはしなくてよいとされ、基礎底板から一階の床までは1mほどの高さがあることになります。

地中に基礎があり埋め戻しをしない為、打ち継ぎ部分から基礎内に水が入らないかと心配し、その計画自体に問題はないのかと確認しましたが、しっかりと防水処理をするので問題ないと言われておりました。
打ち継ぎ部分防水方法も止水板で止水するのかと質問しましたが、止水板使わずに、それより止水効果が高いという、浸透性防水材で防水するとのことでした。


こういった経緯から基礎内に水が浸入するのは、言っていたこと違うし、、クラックも発生している、施工不良ではないかということで不安になった次第です。

現状では雨が降ると、基礎内に水が染み出て、基礎内に水が溜まっています。べた基礎のため水の逃げ道もありません。

この場合においての、水を止める施工方法も教えて頂きたかったのですが、私の説明が下手でした。どうもすいません

上記の場合どういった施工が妥当でしょうか?

利害関係のない、第三者に頼むとすると、建築士さんにお願いするのがいいのでしょうか?
それともコンクリートの診断とかをやっている業者さんにお願いするべきでしょうか?


ご回答いただき、重ねて質問することになりますが、お答え頂ければ幸いです。
よろしくお願いします

myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2013年09月07日 16:32

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

まだ、微妙に判断に迷う事がありますが、構造については概ね想像通りでした。

少なくとも、12cmの壁にクラックが入ろうが(極端なお話、鉄筋が入ってなかろうが、、)よほど特異な設計でない限り、基本的には、構造の安全性には、関係ありません。

また、前にも申し上げたとおり、お写真は、少なくとも構造的に致命的なクラックとか、打継ぎのミスとか、ジャンカとかではありませんので、「構造的な心配」は無用と思いますよ。

この部分で、設計者さん、施工者さんと、論議しても、意味があるとは思えませんし、先方も困惑するでしょう。

むしろ、埋め戻しをしない。。という設計に関して、NGとは言いませんが、かなり、特異な気がします。基礎に防水性は求められないと申しましたが、そもそも、普通は埋め戻しをする前提で、埋め戻した土の中に、多少、水が染みてこようが、まぁ、、あまり関係ないよね。。という判断をします。
あなた様のお宅では、実質地下室状態にある訳で、それは、確かに水が侵入してくると気になりますし、湿気の問題があると思います。

まず。。。コンクリートに防水をかけても(少なくとも地下では)全く意味をなさないと、私は思っています。多少の防水層では、水圧に負けますし、仮に多少効き目があっても、経年変化、劣化で、10年後、じゃぁ、また外部を全部掘り返して、防水しますか?という事になります。


「しっかりと防水処理をするので問題ない」
「止水板使わずに、それより止水効果が高いという、浸透性防水材で防水」
というのは、「本当に止まるんかい?」と私でも突っ込むでしょうし、事実、そうなっていないですよね。。。


現場の状況にもよりますが、第一は埋め戻しをし、地盤面高さ以上の位置で、グランドカバー(ビニールシート、コンクリートなど)をしていただくのが、最も気にならない方法かと思います。

それがかなわないようであれば、力ずくで水を止めようとしないで、必ず入ってくるよね、、、だから、その水は、排水すればいいよね。。という事で、排水ポンプなどを設置し、また、床下の換気を良くする。。というのが次善の策かと思います。

侵入してくる雨水を止めようとするのは、無理です。流入したものを、どう処置するか、、という発想で、「論点を整理して」お話し合いされてみてください。

構造の問題ではなさそうですので、クラックなどのお話は、、、もう宜しいですね。。。
myph

youjin

所在地:兵庫県
2013年09月08日 12:42

新たのご質問に対しての、ご回答ありがとうございます。
大変助かります、重ねてお礼申し上げます。


基礎のクラックに関しては理解しました。それより問題は、地下室のような基礎に水が浸入することですね。

私自身もおっしゃるとおり、埋め戻しをしない。。という設計に関して、問題があったかと思っていますし。
防水自体の効果を考えると、コンクリートに防水をかけても、経年変化、劣化で、10年後、じゃぁ、また外部を全部掘り返して、防水しますか?という事に懸念を抱いておりました。信用していた為に大丈夫だといわれ懸念は残るが大丈夫なんだろうと安易に考えておりました。

埋め戻し、排水ポンプのことは検討し、施工会社には伝えてありますが、
あくまで防水処理の問題で、防水に関しては、下請け業者の責任施工で防水については、
保障もあるので心配することはないとの説明で、
根本的にコンクリートに防水することにおける経年劣化や完全防水に無理があるということが理解されません。


一階部分の床、柱、外壁の施工も終了し、現実問題として、埋め戻しは、一階部分をやり直しになるため、無理だと、
排水にしても、ただの四角い入れ物のような基礎ではなく、底盤から地中梁の立ち上がりもあるので、(基礎を上から見た場合、基礎の立ち上がりで6個の空間に分かれる)
一箇所に水を集めることが難しく、排水ポンプも6箇所設置しなければならず、それもまた現実的に無理だといわれております。



あくまで、問題がでている部分の補修ということで、
最初にかいた、浸透性防水剤で補修し、水が入らないことを確認するだけの部分補習という施工会社の方向性は変わっておりませんし、基礎全体を補習するということでもなく、あくまで水が浸入してる部分という方向です。
(なにやら、浸透性防水剤は水路等でも使われた実績があると自信をもっておられるようで、現実に水が出ていることにあまり目を向けていない感じです)




まだ引き渡しは受けておりませんが、基礎の問題を最優先とし、内装の工事など、補習などに邪魔になるようであれば、工事は止めて欲しいと伝えてありますが、内装と基礎の問題は別問題なのでと工事はそのまま続行されています。


このままでは、こちらも安心できませんので、しっかりとした対応をして欲しいとは伝えてありますが、平行線のままです。

ここは基礎最優先ということで、工事を中断させるべきでしょうか?


このままでは、引渡しも含めて、今後、大きな問題にトラブルになりそうですが、
この問題が解決されない限り、引渡し拒否、引渡し時の支払い残り4割程度の支払い拒否は可能だと思いますか? 


そして、支払い拒否、引渡し拒否において相手側が補習で問題ないとしている以上、支払いの裁判などを起こされた場合、
この基礎内において、素人目にも部分補習では意味がないと思いますが、補習方法、そもそもの設計、施工において問題があったのでないかと、専門家から見ても言えるものなのでしょうか?


医療、建築に関しての裁判沙汰は時間と費用がかかると思うので、本来ならしたくありません。
気持ちよく引き渡しをうけたいのでですが、安心して住める家として、妥協できる解決策、補習方法としては、施工会社の提案では安心できないと思っています。
提案以上の補習要求は難しいものなのでしょうか?


最悪の場合、ある程度の妥協点を探し話を収める方向になるとおもいますが、そこの妥協点とする補習はどんなものがあるでしょうか?


やはり、施工会社が無理だといっている、埋め戻し、排水ポンプ設置を強行させるべきでしょうか?



建築の専門家の方のご意見が聞きたいです。
(万が一、裁判になった場合、ご好意でお答えいただいてる方に責任問題等が出てきて、ご迷惑がかかることは非常に申し訳ありせんので、当然ことらとしてもご回答頂いた方に責任を求めることは致しません。
あくまで、施工会社と交渉していく上での知識が欲しいです。
一般論でも構いませんので、お答え頂ければ幸いです。よろしくお願いします
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2013年09月08日 21:03

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

状況もある程度想像できますし、実は、施工者がおっしゃっている意味も事情も想像できます。

しかし、あなた様からの拙い一方的な説明だけで、私が技術的な事を、お話し、それが錦の御旗として、一人歩きし、全体の論議をミスリードしてしまうと、むしろ、あなた様ににご迷惑がかかります。

また、請負契約の内容や意味も含めてご説明し判断するためには、やはり、個別に約款の内容を、拝見しなければなりません。

このあたりが、ネットを使っての匿名無料相談の限界であることは、賢明なあなた様であれば、ご理解いただけると思います。

出来れば、地元の設計事務所さんなりに依頼し、対応される事をお薦めします。


※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者