捨てコンは、施工上の都合から行っているもので、構造耐力上は全く考慮致しません。

構造上は、無くても、有っても、どちらでも構わないということです。

よって、割れがあっても、建物の安全上は全く支障ありません。

　栃木さんの言われるとおり、「施工尾都合により」行っているものです。

具体的に言うと、
　布コン（基礎の立ち上がり）を、まっすぐにするために、「墨」を打ちます。
その墨を砂利の上、土の上には打てません。ので、コンクリートを打って、その上に墨を打ちます。
　見たところ「メタルフォーム」（金属製型枠）を使用していますが、金属ならなおさら、木製型枠だったにしても、型枠を平らな所で組み立てたいですよね？
でなければ、数倍の手間が掛かります。し、コンクリートの「隙間からの漏れ」が大きくできてしまいます。また、その型枠と、支保工（型枠を固めている部材）の重量を、受けとめてもらう役目もあります。
コンクリートを打設する前に、自重で下がるようでは、基礎のレベルが確保できません。

　ということで、その役目ができれば、問題無いわけです。その後は、（有り得ない事ですが）撤去されても、良いようなものなのです。