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[8]道路の振動

質問者:I / 最新の回答・ご意見者:福地 脩悦 / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:その他 / 2010年06月16日 15:03

2009年8月に新居を購入したのですが、目の前の道路(12m)に亀裂があり、その前を大型車が通ると、家が「ドシン、ドシン」と震度2ぐらいで揺れます。2009年末に市の道路補修課に依頼して「パッチ」という簡易的な補修を行ったのですが、それが今度は段差ができてしまい、結局「ダダダダッ」と音が変わっただけで揺れの状況も変わらず、その補修したパッチもすでに亀裂が入ってしまっております。

年明けに道路補修課に再度現状を伝えたのと、環境保全課にも伝えて振動調査も行ってもらいましたが、環境保全課のほうは「あくまでも振動要請であるので、必ずしも法で定められて行うわけではないし、平均した振動値を取るのでいずれにしても該当しない」とのことです。先週再度、転圧ローラーを用いた再補修を道路補修課にお願いしているのですが、まだ具体的な回答をもらってません。

しかしながら、よくよく考えると、多少の段差があるにせよ、大型車が通ったぐらいで家の振動があるのはもともとの地盤が弱かったせいなのかなとも思います。家を建てる前に建築会社がやけに地盤を気にしていました。結果、「スウェーデン方式で地盤改良の必要なし」との回答でそのときは余計なお金がかからずほっとしたのですが、(私の意向としては極力予算をかけたくなく、地盤強化が入ると100万円ぐらいかかるといわれたので)今考えると、紹介で買っているので(会社の同僚の奥さんから)何らかの圧力をかけて無理やりOKを出したのかな?と思うぐらい地盤がゆるいような気がします。こんなことならあの時費用がかかっても地盤強化をするべきだったでしょうか?

2件隣りの有名ハウスメーカーのほうはものすごく深くまで土を掘っていました。土のほうはもともと畑なので、深くまで掘っても真っ黒でした。ちなみに家の庭や駐車場は外構工事をする前はすぐに水溜りができ、庭のほうも耕してみると非常に粘土質です。妻と2歳になる娘も不眠症で、私も相当へばってます。建設会社へ何か有効な解決案を伝える方法はないでしょうか?

これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2010年06月16日 15:05

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
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道路の振動で家のような建築物を揺らす要因は、道路を通過する大型トラックの振動波長が地盤面を伝わって敷地内の家の構造揺れ波長とフィットした場合です。振動で道路に亀裂ができたり、敷地の表土が黒土や粘土だったり、また水溜りができたことなどは、直接的な要因とならない場合が多いです。

また、地盤調査の多くはスウェーデンサウンド方式で行っており、その地盤調査費用には地盤保証が付いているのがほとんどです。この地盤調査では、地耐力を調べて家が不同沈下現象などで傾いた時に保険適用が受けられるものです。家が傾いたりすると施工業者に対して法的な瑕疵担保責任を問われ、対応に多額の費用を伴うことがあるため、昨今はほとんどの業者が保証付きの地盤調査を行っています。

したがって本件のような地盤の振動に関する保証ではありません。仮に地盤補強を行ったとしても道路の振動を止められる保証もありません。敷地特性によっては、地盤補強をするほど振動伝達が大きくなる場合もあります。

本件のような振動を回避するには、超音波探査方式という方法で地盤波長を調査して、その波長と異なるように家の構造体を工夫する方法があります。また、家の構造ではなく、道路からの地盤波長を変えるため敷地内に摩擦杭を打ち込んだり、セメントミルクを注入する方法などがあります。本件のような問題を道路管理を行う行政庁に投げかけても限界があると思われます。また施工した建設会社に法的責任を押し付けるにはかなりの困難が予想されます。

本件の解決は、施工した建設会社に親身なって相談にのってもらえる環境を整備して、業者さんと一緒に問題解決に取り組むことが賢明です。地盤波長と構造波長をフィットさせないように、家の耐力壁を増やしたり、地盤面にセメントミルクを注入する方法などを模索して対応すべきでしょう。ある程度の費用が伴いますが、今後の家族の幸せを包む家は、施工した建設会社さんとの友好的なコラボレーションが必須と思われます。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

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