[8031]浴室の音
質問者:MAHO / 最新の回答・ご意見者:医王山 / 回答・ご意見数:6件
カテゴリ:マンションの騒音問題! / 2014年01月26日 10:27
しかし、浴室・洗面所から発せられる音が隣の居室に漏れます。
基本構造は二重天井、二重床です。
設計図では浴室・洗面所と居室の仕切りは、二重の石膏ボードの間にグラスウールがはいっている防音壁になっていますが、施主に聞きましたところ、施工上の関係で、ユニットバスと居室の間のユニットバス側は石膏ボードはしてないとのことです(ユニットバス‐グラスウール-二重の石膏ボード-居室)。
これは通常の施工方法なのでしょうか?
これまでの回答・ご意見数6件
アドバイザーからの回答
アドバイザー 相談者栃木 渡
一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2014年01月26日 15:55
所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
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栃木 渡
一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2014年01月27日 11:46
所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
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福地 脩悦
株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2014年01月27日 16:23
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※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見
一般ユーザー 相談者医王山
所在地:滋賀県
2014年01月30日 21:28
URL:
家づくりの想い:
※マンションに住んでいます。隣、上下の部屋の音は気になりません。
しかし、浴室・洗面所から発せられる音が隣の居室に漏れます。
基本構造は二重天井、二重床です。
A:二重天井・・・・上階の床スラブ+天井PB1枚と思いますが・・・
二重床・・・・もし浮き床で施工とであれば・・・(東京方面では多いですが、関西や地方では少ないと思いますが・・・音に対してよりも(音の性能としては低下しますが)、将来のプラン変更の可能性のために・・(建設省の推奨ですが・・・私はよいとは思いませんが))音に対してはあまり、遮音性能には関係がないと思いますが・・・逆に悪いと思いますが・・
なぜならば・・質量がある材料ではない・・・床空間による空気伝播音の増幅・・・の問題があると思います。
上下階の音が気にならない・・・なかなか音はよいマンションではとおもいます・・・
※計図では浴室・洗面所と居室の仕切りは、二重の石膏ボードの間にグラスウールがはいっている防音壁になっていますが、施主(販売主ですね)に聞きましたところ、施工上の関係で、ユニットバスと居室の間のユニットバス側は石膏ボードはしてないとのことです(ユニットバス‐グラスウール-二重の石膏ボード-居室)。
これは通常の施工方法なのでしょうか?
A:遮音の性能は、質量があるものが効果があります。一般的には、コンクリートや鉛板(シート)などが効果があります。
石膏ボード(以下PB)は質量はあまりありません。
超高層住宅(乾式工法)では、隣家との間仕切壁には、コンクリートを使用しません。(構造上の問題や荷重上の問題等で)一般的にPB4重+GW(質量のある重いGW)+PB4重(やPB6重でジョイント部は特殊施工)などの壁となります。
住戸内設備コアの壁には用いません。大きなコストとなる為、残念ながら住戸内壁は一般的なマンションでは、PB2重片面+GWが多いのがが現状です。
(住居内での家族間の音は、それほど問題となる音ではないため、の考えから)
一般的な工法、工事内容とおもいますが、
但し、壁の部分の確認が必要です。浴室関係の壁は、洋室に面する壁は、スラブまで設けるのが、多いと思います。
廊下に面する部分はスラブまでない場合もあります(事業主な考えによります)廊下を介して居室に入るため(2つの壁を介する・・という考え方・・)
UBの天井に点検口がありますので、そこから確認が出来ます。
何かUPいただけると反省と励みになります。
よりしくお願いしまうす。
MAHO
所在地:熊本県
2014年02月05日 08:26
わかりやすく理解できました。
洋室に面する壁はスラブまではありません。スラブまではGWのみです(天井までがPB)。
浴室内の音はシャワーなどは壁を通して聞こえます。上にアップしている図面の遮音壁の仕様ではPB2重+GW+PB2重ですが、実際は浴室面の壁はGWに+PB2重になっているのでこれは宜しいのでしょうか?(設計変更にはならないのか?)
また風呂椅子を引きずる音などはリビングにも響くので、床空間による二重床の空気伝搬音だと理解しました。これは二重床のデメリットとわかりました。
隣の近所への音の漏れがないか心配でしたので、住居内だけなら安心なのですが・・・・・。
気がかりなのは隣上下に騒音として迷惑をかけていないです。
医王山
所在地:滋賀県
2014年02月05日 21:13
URL:
家づくりの想い:
A:ありがとうございます。
※洋室に面する壁はスラブまではありません。スラブまではGWのみです(天井までがPB)。
浴室内の音はシャワーなどは壁を通して聞こえます。上にアップしている図面の遮音壁の仕様ではPB2重+GW+PB2重ですが、実際は浴室面の壁はGWに+PB2重になっているのでこれは宜しいのでしょうか?(設計変更にはならないのか?)
A:UB側はPBを張らないケースが、一般的と思います。(私が知っている限り)なぜならば、
UBを組み立てる際には壁下地がない状態で組み立てます。UBを組み立ててから、木下地を作り、配管、配線してGWを入れPBを張るためです。だから片側2枚なのです。
※設計変更にはならないのか?
A:パンフレットとモデルで販売していますので、
たぶんパンフ間違いと思いますが・・・・本来は、引渡し前に、説明承諾が必要と思います。
※また風呂椅子を引きずる音などはリビングにも響くので、床空間による二重床の空気伝搬音だと理解しました。これは二重床のデメリットとわかりました。
A:聞こえないとは、いえませんが、
M(マンション)は、RC(鉄筋コンクリート)で出来ています。型枠にコンクリートを流し固めます。
開口部以外は、機密性が高いのですので、空気伝播音は伝わりにくいのですが、RCに貼るPBなどや、躯体(RC)に空気伝播音が、RCに音として入力します。
その入り方として、
1、直接RCに音が入る。
2、PBをGL工法(躯体に接着材(GLボンド)で施工しますと、PBに入りRCに伝播する。
3、天井などからは、PBを介して吊材を伝いRCに入る。
4、RC取り付けている取り付け金物、支持金物からRCに入る。
5、床を飛び跳ねると、床RCが、振動して入る。
など・・・・・複雑です・・・
UBの支持金物に防振ゴムや防振性の高い金物等により、RC入力音を下げています。
だからと言って大きな音が大丈夫とは言えません。
※隣の近所への音の漏れがないか心配でしたので、住居内だけなら安心なのですが・・・・・。
気がかりなのは隣上下に騒音として迷惑をかけていないです。
A:隣との壁はたぶんRC壁にクロス貼りではと思います。
聞こえにくいと思います。
一般的にPBを貼ることにより、太鼓張り現象が発生します。
隔壁にGL工法にてPBを貼らないことにより、上記1RCの現象を防止しています。
上記2の逆現象とならず、音として聞こえないのです。太鼓張り現象はPBを介してRCに躯体伝播音を入力もしますが出力もします。
但し、外壁に面する壁は、断熱材を入れるため、GL工法を主に用いています。
床は2重床の支え金物に防振ゴムがついていると思います。
間仕切壁をどんどんと叩くやドアを強く(風などで)閉めるなどは対策がありませんので音が、天井から響く場合があります。
上記3、2の逆現象として、どこかの階でRCに入った音が、聞こえるケースがあります。(上から聞こえるから直上階とは限りません。)
音は、建物の性能だけでなく、敷地周辺環境も影響します。
例えば、田園地帯で夜間静かになる地域ですと、暗騒音(空間の音レベル)が低いと、音が目立ちます。(マスキング効果が低いため)
同様の性能でも建つ場所、繁華街、交通量が多い地域などにより、違います。
建築的には、外部音が入りやすいサッシュの性能を上げる程度の違いですので・・・・・
それ以上の性能を求めると・・・・・対策不可能な次元に近くなります。
基本・・・マンションも共同住宅です。住み方のルールも重要です。
MAHO
所在地:熊本県
2014年02月07日 10:20
再度のご回答ありがとうございます。
もやもやしていたものがすっきりしました。
地方都市で、夜間の交通量も多い方だと思いますが、外からの音は小さいため、住居内の音が気になり質問した次第です。
皆様方のご回答を拝見して気にしていた音が以前より気にならなくなった気がします。また真冬になりフローリングからの冷え対策のためにタイルカーペットを引いた効果もあったのかもしれません(如何でしょうか?)
今後は共同住宅というのを肝に命じて、他の住民の方々に迷惑をかけないように注意いたします。
このたびは何度もご回答頂き感謝致します。
医王山
所在地:滋賀県
2014年02月07日 18:04
URL:
家づくりの想い:
※真冬になりフローリングからの冷え対策のためにタイルカーペットを引いた効果もあったのかもしれません(如何でしょうか?)
A:遮音性ののあるフローリングが出来る以前は、マンションは音対策としてフェルト+カーペットを敷きこんでいました。(厚みは忘れました・・・調べればわかりますが・・)
カーペットは耐久性や汚れに弱くダニの発生等で問題もありました。
フローリングに躯体はの音が伝わるのを少なくするスポンジ(的なもの)が出来、LL45やLL40の製品が出来ましたので、コストと性能、機能等からフローリングが主流となりました。
カーペット+フェルトは躯体に音を伝える量が、少ない。(やらかい為、伝える音が少ない)
マンションの部屋で壁、天井、床等を見ますと、吸音性能があまりありません。
壁:PB+ビニールクロス
天井:PB+ビニールクロス
床:つるつるとしたフローリング
ほとんど吸音性のが少ない材料です。以前のべたかも透過音も吸音に含まれます。生活の支障のあるあまでの音と残響時間となりません。
タイルカーペット(たぶん500角×5?8mm程度では?)は表面がフェルトのため、吸音性能があります。
雑音や他からの入力音がありますと、残響時間が長い場合や吸音性能が少ない場合は、雑音が目立ちますが、吸音性のがありますと、あまり気にならなくなります。
音は気にしだすと人間の耳機能や人(性格等)により、無意識にその音を特別に感じ、音をひらいますので・・・・・・・
また、上階で無いのに、天井ボードより聞こえるため、上階の音として感じ、住民間でとトラブルとなるケースがあります。
もし、それほど生活に影響が無ければ、隣の元気な子供が遊んでいるとかの感覚で対応されたら、よりと思います。
参考になれば・・・