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[8652]リフォームでの柱交換

質問者:ウラカン / 最新の回答・ご意見者:ウラカン / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:構造・建材 / 2014年06月12日 13:22

はじめまして、よろしくお願い申し上げます。

只今、耐震リフォーム(スケルトンリフォーム)中でして、
筋交、耐震金物、構造用合板で耐力壁を造っております。
その際、柱交換(耐力壁の柱)をする箇所がいくつかあります。
交換ですので、ホゾが切れずコースレット等で土台に固定し
両脇を耐震金物で柱と土台を固定しています。
ホゾがない事に少々不安を感じております。
引き抜きは大丈夫だと思いますが、柱の横ズレに関しても問題ないのでしょうか?

後で知ったのですが、パイプコーナーなる後ずけホゾ金物がありますが
今からでは交換できる状況ではありません。

アドバイス、よろしくお願い申し上げます。

これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2014年06月12日 17:59

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

構造的な理屈を、平易な言葉だけでご説明するのは難しいのですが、、、

横揺れについては、基本的に上にいけば行くほど、大きく力が働きます。ですから、一つの建物に横揺れが発生した時には、1階より、2階が大きく揺れます。ですから、1階柱と土台の部分より、2階柱とその足元の胴差の部分の方が大きな力が働きます。
一般的に1階の柱の方が。相当数が多いので、そのうち数本のほぞが無いとしても、ご心配には及ばないでしょう。。。で、実は、そもそも、イメージされているような、ダルマ落としのようにポンポン抜けるような力が働くためには、上部構造が、とんでもなく丈夫な状態で無ければ、ありえません。

仮に、一般の住宅に、無限大の力がかかった時には、まず、横に滑るというよりは、斜め横にグチャッとつぶれる事になります」(これは、あくまでも壊れる「順番」のお話です)。そんな壊れ方を出来るだけしないようにスジカイを入れています。

少なくとも、ほぞ穴が無いから、、、、横滑りして家が壊れる事はありません。

ちなみに昔の日本住宅は、丸い石(基礎)の上に全ての柱を乗っけただけ(ほぞは一切無し)です。

ご安心ください。

余談ですが、構造計算を行う場合は、その横滑りの検討も「一応」行います。その時に、横滑りに対して頑張る部材は「アンカーボルト」になります。
myph

ウラカン

所在地:神奈川県
2014年06月14日 12:18

ご回答ありがとうございます。家全体を考えれば、確かに安心します。
つい問題箇所のみを見てしまうというのが素人ですね。
とても参考になりました。
またよろしくお願いします。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者