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[876]スレート瓦の落下

質問者:Kura Kura / 最新の回答・ご意見者:竹沢 正弘 / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:家の外回り / 2010年11月19日 18:22

はじめまして。よろしくお願いいたします。

築13年の輸入住宅です。2年前に施工業者の勧めで外壁と屋根(スレート)の再塗装を160万ほどかけ行いました。3週間ほど前ですが、突然屋根のスレート瓦が落下して、業者に点検をしてもらいました。大屋根タイプの勾配が急な屋根を持つ家ですが、北東側の最上部のスレート1列が浮いており、2列目が数枚次々に落下しています。落下したスレートを見ると、釘が錆びて野地板より浮き落下している模様です。野地板は内側からの湿気で痛んだのではないかとの話で、対策を検討すると言ったきり、その後業者からは連絡がありません。防水シートも一部表面に出ている状態なので雨も心配です。2年前の塗り替えでは分からなかったとの話ですが、こんな状況になるのであれば、塗り替えより屋根の補修をすべきだったと悔やんでおります。築13年というと、どんな不具合でも自己負担が相場でしょうか?どうにも悔しい思いでしょうがありません。プロの方のご意見、アドバイスを伺えると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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Kura Kura

所在地:神奈川県
2010年11月19日 18:44

申し訳ありません。手違いで2度同じ内容を送信してしまいました。最初の投稿の方を削除しようとしましたができませんでした。お手数ですが、こちらにお答えいただけると幸いです。

これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2010年11月20日 09:34

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 写真と、文章からの推測の域を出ませんが、
まず、原因ですが業者の言う「内側からの湿気」に、ほぼまちがいは無いのだと思います。
さらに、その湿気の原因が、問題で、
あくまで推測ですが、天井の断熱気密の不備、欠損等によるものと思います。問題の箇所が「棟」の部分、つまり「一番高いところ」ですので、室内の暖かく、高湿な空気が、小屋裏の高いところで「結露」した。と、考えるのが妥当でしょう。
 対策として考えられることですが、
天井の断熱、気密の状況を良く確認(特に気密)して、それの対策が必要です。
同時に、小屋裏や、妻などのの換気口、軒天の換気口などの状況の確認が必要です。
小屋裏は、ほぼ、外気と同じ状況になっていることが、理想です。
今回の場合は、小屋裏に逃げた「暖気・湿気」が、小屋裏にこもったことが原因という考えも出来ます。
 つまり、「室内から逃げた湿気」が多いのか?「小屋裏にこもった(排出される分が少ない)湿気」が多いのか?のどちらか、あるいは両方。
ということではないでしょうか?

 神奈川県の実態には疎いのですが、
断熱、気密、小屋裏換気の状況をご確認ください。
*断熱材は切れ目無く、床・壁・天井に入ってますか?
 断熱材によって、一個の箱を作っている状況をイメージください。
*同じように、気密材(ビニールシートのような物)によって箱になっているでしょうか?
*軒天や、外壁の妻壁などに、小屋裏の空気の換気口が十分あるでしょうか?屋根の形、換気口の種類、高さによって、必要な量は違いますが、
さしあたり、天井点検口などを開けて見て、
「室内の気温に近い」でしょうか、あるいは「外の気温に近い」でしょうか?
その時に「天井裏がちょっと湿気った感じがする」とか、「乾燥している」とかを、さしあたりの目安にしてください。

 その対策をこうじて、屋根のスレート瓦を修繕することが、望まれると思います。
 ちなみに、屋根の修繕は、応急処置を含めて、早いほうが良いように思います。

myph

Kura Kura

所在地:神奈川県
2010年11月21日 02:16

ご丁寧な回答どうもありがとうございました。
業者が言う内側からの湿気というのはにわかに信じがたかったのですが、ご意見を伺い納得がいきました。

私の家屋の小屋裏ですが、大屋根タイプのため、正面から見ると3角形の部屋になっております。天井高約1750mm、床幅2500mm、床長さ7500mmの大きさになります。開閉可能の小さな窓が北東側に2箇所、東南に1箇所、西北に1箇所あります。夏場は窓を雨天時以外は開けておりますが、冬場は閉じているため、明らかに外部よりも内部に温度は近いです。断熱材や気密材がどのように入っているかは不明ですが、もともとこの小屋裏部分まで高断熱、高気密構造が売りの業者でした。

以下大変お手数をかけ申し訳ありませんが、ご教示いただけると幸いです。

1)結論からすると、断熱が十分でなく、外部に結露が生じ野地板が傷んでいるということになりますでしょうか?
2)この断熱をきちんと行わないと、スレートを修繕しても、再度同じことがおきるということでしょうか?
3)築年数からこういった状況の場合、自己負担による修繕が相場でしょうか?

お手数おかけいたします。何卒よろしくお願いいたします。
myph

竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2010年11月22日 10:53

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 図面を見せていただき、ずいぶんと情報量が増えました。
当初の想像とは、違う部分が多いようです。

 屋根の写真の一番見たいところが見えませんが、
*ここに、商品名「リッジベンツ」と呼ばれる換気部材、あるいはそれに準ずる部材、施工によって、換気が出来ているのでしょうか?
 小屋裏を使用するに当たり、屋根面直下に断熱・気密ということは、
*天井仕上げ(クロス+PB?)−天井下地−野地たるき−野地板−アスファルトフエルト−屋根板金 ということになっていると思います。
 このうち、天井下地の部分に「断熱材(グラスウール)」になっていると、思いたいのですが?
*この部分が、野地板の直下にグラスウール という順番、
つまり、その部分に、なんらの通気も無い。ということは、問題だと思われます。また、ここで、通気が無いということは、リッジベンツも当然ついていません。
 二階の浴室は、「ユニットバス」ですよね?で、その天井と小屋裏の壁との納まりですが
*ユニットバスの天井は、通常は「点検口」として開口できるようになっています。そこから見て、小屋裏の部屋の壁裏からユニットバス天井に断熱・気密が切れ目無く続いているでしょうか?また、ついでにそれが、下がってたごまってる?(北海道弁?)濡れている?めくれて隙間が空いている?等のことは無いでしょうか?また、空気がこもった感じはしませんでしょうか? 

 ここで、確認していただいたことは、
まず、破損部位(スレート瓦の落ちた部分の野地板)が、どういう環境のもとにあったか?ということなのですが、屋根の軒天から入った空気が、野地板の下を(あたかも、外壁の通気層のように)通って、棟の部分から抜けているか?ということなのです。それになっていない。ということになると、常にこの部分は、空気が「よどみっぱなし」になっています。
 今回のことは、これが原因かな?と感じたのです。
 また、グラスウールを使用した、屋根断熱ですと、棟の部分(最上部)は、下がってしまい、断熱不備になっている可能性も否定できません。
 
 一番気になるであろう、「費用」の問題ですが、今、私の想定している原因、対策ということに限定させていただいて。
 大工さんの単価、仮設資材等の価格など、地域差があることを無視して、
当初、塗装工事にかかった額の前後は間違いなく、かかるか と思われます。

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Kura Kura

所在地:神奈川県
2010年11月23日 00:28

竹沢様

ご親切なコメント本当にありがとうございます。
大変に勉強になりました。我が家の小屋裏部屋には、開閉可能な窓があるものの屋根の構造には、ご指摘のリッジベンツ当の換気対策はまったくありません。

さっそくユニットバスの天井蓋を開け中をのぞきました。ユニットバスの上面や、せり部分の勾配がゆるい屋根の裏には断熱材は入っておりませんでした。小屋裏部屋側を見ると、小屋裏部屋ほとんど立ち壁はなく、天井は大屋根の裏側になるのですが、断熱材がぐしゃっと入っておりました(最初の写真です)。

また小屋裏部屋には、以前雨漏りがしたときに業者空けた点検孔があるのですが、そこを開けてみるとグラスウールが屋根の厚みにつまっていました(2枚目の写真)。

3枚目はこの小屋裏部屋の写真ですが、ご覧のように内側からの換気口は何もありません。

ということで、屋根の厚みにはグラスウールがつまっており、換気はなしというのが、現状のようです。このような構造はやはり野地板に結露を招き、板を内側から腐らせるということなのですね。またスレートが落ちたあたりのグラスウールが下にズレ、屋根上部の断熱がきいていないという可能性もあるわけですね。とても参考になりました。

質問で恐縮なのですが、結露の原因は断熱不備による温度差と空気のよどみが主なのかと感じますが、部屋内側の湿度もこの屋根の結露に影響を及ぼすのでしょうか?

またこのような屋根構造を改善する方法はあるのでしょうか?

お忙しいところ何回も本当にお手数おかけしますが、ご教示いただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
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myph

竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2010年11月23日 20:50

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 ほぼ、想像通りという感じです。
 
 あくまで、「私の考え」ということになりますが、次の工事を行うことが、良いかと?
 まず、屋根。
 せっかく塗装したてですが、スレート瓦をはがして、下のアスファルトフェルトもはがしてしまいます。
 野地板が露出しますので、悪くなった板は交換します。この時に、野地板の下の断熱材(グラスウール)を確認して、隙間があったり、下がったりしてるもの、結露で湿ったものを、直し、交換ということをができます。
 次に、野地板の上に通気防水シート(タイベック)を張ります。
 その上に、下の野地垂木と同じ位置に垂木、あるいは30×45程度の材料を、取り付け、再度 野地板を張ります。
 ここが、屋根の軒先から棟までの通気層となります。
途中におさまりが悪いところが、あった場合は、そこで、通気が止まらないように、気をつけてください。
 棟には「リッジベンツ」を取り付けてください。詳しい収まり等はリッジベンツの施工説明書が、メーカーで入手できるはずです。
 その、上は、通常の屋根と同じです。スレートでも、板金でも、ご自由に。
 
 そして、内部。
 予算がどうしても、きつい場合はこのままでも、良くはないですが、我慢できるかもしれません。
 しかし、本来は、ここで、防湿層(ポリフィルム・ビニールシート)を作り、仕上げ材を施工したいですね。
 二階天井と、三階床との間に切れ目ができてしまいます。現場の状況と相談して、何とか切れ目を少なくする努力が必要と思います。
 UBの天井等の部分の収まりも、断熱・気密の切れ目を注意してほしいですね。

 これを、良く理解している業者が、行えば、とりあえず、安心できるかな?と思いますが。
 「見よう見まね」とか、ツボを知らない業者だと、危険な部分が、内部の防湿層の施工だと思いますので、そこには、配慮をしてください。
 
 前回の回答の通り、相応の金額がかかると思います。

 もちろん、アドバイザーの諸先輩方には、違う考えのある方もいらっしゃるでしょう。あくまで、私が、写真・書き込み・図面を見ての判断の話です。



myph

Kura Kura

所在地:神奈川県
2010年11月23日 22:24

竹沢様

ご教示ありがとうございます。
なるほど!とご回答に感激するばかりです。

しかしながら当方素人のため、屋根外部の工事はそれなりに理解できたのですが、せっかくご教示いただきながら、内部の施工についてはどうも良く理解できておりません。現在仕様所にも2回天井(3階床?)には断熱材は入っておりませんが、”防湿層(ポリフィルム・ビニールシート)を作り、仕上げ材を施工したいですね””二階天井と、三階床との間に切れ目をなくす”とはどういう事なのでしょうか?

お手数をかけ恐れ入りますが、ぜひ施工について理解を深めたく、再度お教え願えないでしょうか?

また神奈川県横浜市でご説明いただいた施工が可能で信頼のおける業者様をご存知でしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。
myph

竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2010年11月24日 11:25

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 わかりづらい書き込みでしたね。申し訳ありません。
 漢字の「日」の字を思い浮かべてください。
その、字の通りに断熱施工されていると考えると、その内側に気密層を作ろうとした場合、真ん中の横棒のところで、切れてしまいませんか?
 ちなみに、断熱材の室内側に「気密層」ということは、おわかりですよね?

 実際に現場のおさまりに当てはめるには、現場の状況のデータが不足ですので、ちょっと、まどろっこしい表現になってしまいました。
 要は、室内の湿気がグラスウール内に逃げないように、よく確認してください。」ということなのです。

 それと、業者の件ですが、
申し訳ありません。北海道の中ですら、業者のことは、遠く離れると、勝手がわかりません。
 お力になれなくて、すみません。

 ただ、私がこれまで回答したことを、読み、聞いて、
膝を打ち、合点がいく、業者さんは必ずいると思います。
さらに、私の考えを図を書いて、代理で説明できる方も、必ずいます。

 新築時の「業者さん」も、今の時点の最善をできる業者さんである可能性もあります。
 十数年前の常識で、いつまでも仕事をしてるとは考えにくいですから。

 


myph

Kura Kura

所在地:神奈川県
2010年11月24日 22:51

竹沢様

ご丁寧に何回もご教示ありがとうございました。
ご指摘いただいたことを参考に、修繕に取り組みたいと思います。
施工業者以外、相談できる人もおりませんでしたので、今回のご教示は本当に助けになりました。どうもありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者