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[9038]玄関の雨漏りと北側のサイディングの反り、割れ

質問者:altezza / 最新の回答・ご意見者:altezza / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2014年08月29日 16:07

築8年の分譲住宅について質問ですが、今年(気付いた時期)の冬頃から玄関に雨漏りしています。外から確認してみると、玄関上の笠木とサイディングの間にあるシーリングが劣化し雨水が浸入しているようです。指で触るとサイディングがポロポロと崩れてきます。素人の見立てではこの部分が雨漏りの原因と考えますが、家の裏側のサイディングはシーリングがひび割れハットジョイナーが見えていてサイディングの反り及び一部が割れています。これも玄関の雨漏りと関係があるのでしょうか?シーリングの切れている部分を見ると、ハットジョイナーが高く、シーリングが2mmくらいしかありません。家の前面、側面は7mmくらいでした。現状から判断するとシーリングが薄い為、早い段階でひび割れ、サイディング側面より雨水を吸収し、乾燥するたびに反っていく。ということだと思うのですが、この場合、売り主に対し、何らかの補償を請求する事が出来るのでしょうか?

希望としては、雨水の浸入場所を特定し、その場所の修理をしてもらう事なんですが、その際サイディングをはがす必要があるのではないでしょうか。同じ柄は在庫がないと思いますから、全面張替を要求することはできるのでしょうか?それが無理だとしたら、どのような修理になるのでしょうか?
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altezza

所在地:埼玉県
2014年08月30日 13:47

現場監督Aさん お忙しい中ご回答有難うございます。
仰るとおりシーリングはまん中から割れている箇所が裏面には多いです。前面、側面にはそのような箇所は全くありません。裏面のシーリングが割れている部分を測ってみたら約2mmしかありません。前面は5mmありました。この事実は施工不良といえると思いますが、如何でしょうか?漏水していると思われる場所は背面にも隣接しているため、そこを売り主に対して説明を求めようと思ってます。因果関係が全くないとも言い切れないと思いますので。雨漏り箇所の特定と修繕は表面だけで収まらないと思うのですが、その際はサイディングを一度外すのでしょうか?外したものはまたつかうことができるのでしょうか?表面の痛みが激しく、触っただけでポロポロと剥がれるので、その部分は交換になるのでしょうか?
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現場監督A

所在地:東京都
2014年08月30日 10:02

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

図面も写真もない状態ですので推測と想像になりますが、altezzaさんのおっしゃっていることに間違えはないと思われます。気になるのはシーリングが割れているというところですが、シーリングの中央が割れているのでしょうか。それはシーリングの劣化です。また、シールとサイディングが剥離している状態でしょうか。これはシーリング施工時の接着剤の問題が考えられます。ただ上記事象は原則としては8年目となると補償対象外のことが多いです。後は施工会社がどのように判断して対応してくれるかでしょう。

玄関に雨漏りがある点は10年未満なので、保証対象となるはずです。しかし本来、一般的な木造住宅の場合、サイディングやシーリングはそれ自体が防水の役目を果たして雨漏りから家を守っているわけではなく、その役目をするのはその下にある透湿防水紙あるいは防水テープです。サイディングにおいて確認されている事象は、間接的な要因にはなってくる可能性がありますが、直接的には防水紙や防水テープの施工不備だったりします。あるいは笠木というところから、玄関の上はパラペットになっているのでしょうか。そうすると防水工事の不備やその防水と外壁工事の取り合いの不備も考えられますね。まずはその辺をしっかり調査をしてもらいはっきりさせてから、修繕工事となるのが一般的です。

雨漏りの原因は原因ではっきりさせる。
サイディングの劣化等々がその原因じゃないかっていうのも含めてみてもらいましょう。ただし決めつけは禁物です。

けっこう事例はあるようですが、全面張替えは基本的には難しそうでしょう。ただ、施工会社がメーカーと交渉をして、メーカーの商品にも不備があったんじゃないかって結論付けられれば、あとは施工会社がどう対応するかによって可能性はゼロではないと思います。
myph

現場監督A

所在地:東京都
2014年09月01日 21:24

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

写真、拝見しました。
1、2枚目の写真ですが、確かにコーキングが薄っぺらいですね。これでは耐久性もなく、8年で割れてしまってもおかしくはないでしょう。ただし、これがきちんと施工されていたとしても、7?8年で割れてしまうことはありえます。コーキングが割れてしまっていることに対しての保証はおそらくないわけですから、問題はこれが雨漏りの原因かどうかです。

3枚目の写真は1、2枚目と違って、真ん中から割れるのではなくてサイディングと剥離した状態に見えますね。これはコーキングをする際にプライマーと呼ばれる接着剤のような役目をするものを塗っていない、もしくは塗ったが不十分だった場合にこういった症状となるケースがあります。こちらが起こると、サイディングの切り口から雨水が染み込むようになるため、それを長年放置するとサイディング自体が痛み、ボロボロになるのはわかりますね。1、2枚目のケースも2mm程でプライマーがきちんと施工されていない状況だとするとボロボロになってもおかしくありません。

上記2つの事象が雨漏りにつながるとすれば、上記が起因してサイディングが朽ち落ちて、下の防水紙あるいは防水テープが紫外線等によって劣化した場合、雨漏りが起こるかもしれません。ただ、このような施工制度です。それ以前に防水紙や防水テープの施工がまずしっかりしていないのが原因じゃないかと思います。雨漏りを本当に直すためには入口を塞ぐのではなく、出口に水が来ないようにすることが大事です。なので、まずは雨漏りの原因を究明する。それが一番です。

サイディングの劣化箇所や、雨漏りの箇所、笠木(?)などの位置関係がわからないので、何が原因かどうかはわかりません。ただ、雨漏り箇所を開けていないのにサイディングやコーキングの劣化が原因だって主張するのは根拠のないことで、修理を依頼するための交渉としてはあまりうまくないかと思います。あくまで雨漏りの箇所の確認とその原因を突き止めることが先決です。コーキングの施工制度についてはその状況によって、原因となっている可能性があるかもしれません。といったレベルです。
myph

altezza

所在地:埼玉県
2014年09月02日 10:52

ご回答有難う御座います。
本日、現場を見て頂き、雨漏りに関しては無償で修理しますとのことですが、屋根及び外壁は・・・と言っていたそうです。根本原因を直すように要求しようと思います。外側から見て原因がわかるケースは少ないと思いますが、雨漏り箇所の特定はできるのでしょうか?
myph

現場監督A

所在地:東京都
2014年09月02日 23:28

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

本来、通気工法のサイディングを使った外壁の場合、サッシをつけて透湿防水紙を張った時点(屋根はルーフィング、バルコニーがあれば防水工事も)で雨漏りしてはダメです。それが防水層だからです。サイディングやコーキングは防水層ではありませんので、その好きななどから雨が入ることはありますがそれでも雨漏りしないように作らないといけません。防水層の工事に不備があったが、建てられたばかりの頃はサイディングのコーキングやサイディングのジョイントも新しくて雨水を通さなかったが、そこが劣化したために防水層の不備箇所で雨漏りしたとしたら、直すべきは防水層です。外側のサイディング(コーキング)で雨漏りを止めるのは応急処置に過ぎません。

外側からパッと見て雨漏りの原因がわかることは少ないと思いますが、内側にどのように雨漏りしているのか、その付近の壁や天井の下地がどのように組まれているか、防水工事同士の絡みはどのように納められているか、其の辺を熟知した上で、いくつか怪しい点を絞ることは可能だと思います。いくつかの怪しい点を絞ったら、その下の方から順番に流水検査をして雨漏り箇所を確認していく作業だってできます。実際に箇所が特定できたら、その部分のサイディングをはがしてみて、あら防水テープがしわくちゃだね、防水紙に穴があいてるね、、というのはありうる話です。多いのはサッシ周り、換気扇周り、電気などの引き込み部分、バルコニーで言えば笠木下の防水処理方法、などが注意点ですね。文面からの推測はこれが限界だと思います。
myph

altezza

所在地:埼玉県
2014年09月04日 09:23

いろいろとアドバイスを頂き有難う御座います。
先日現況を確認し、写真を撮っていきました。応急処置ではなく、恒久的な修理を要望しました。外壁については、メーカーにも話をすると言ってました。今後の状況次第で、またご相談させて頂くかもしれませんが、今は連絡を待つしかない状況です。専門的なアドバイス有難うございました。