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[9309]共用内廊下の換気と24時間換気の騒音

質問者:かずは / 最新の回答・ご意見者:かずは / 回答・ご意見数:5件
カテゴリ:マンションの騒音問題! / 2014年11月11日 13:15

内廊下のマンションに住み始めて、約1ヶ月になります。

玄関前の内廊下に、内廊下の換気用の空気を外に出すための吸気口があります。その吸気口から吸い込まれた空気は内廊下天井内のダクトを通って、廊下の反対側まで運ばれ、屋上に設置された換気扇で排出されるとのことです。(入居後に確認して知りました)
屋上の換気扇が回っている間、吸気口を空気が通る「シューシュー」という音の他に、ダクトの振動なのでしょうか「ぶわーんぶわーん」という周期的な音がします。この音が玄関の内側でも聞こえ、更には玄関から離れたリビングまで響いています(低周波振動?)。気にならない人もいるようですが、血圧が上がったり心拍数が上がったりと、体調に影響をきたしています。

また、居室内には24時間換気装置があるのですが、換気装置が回っていると似たような「ぶわーんぶわーん」という周期的なとが聞こえ、換気装置を止めるとその音も止まります。内廊下からの音ほどではないですが、体調に影響が出ている状態です。なお、24時間換気のダクトは部屋の天井内を通っています。

販売会社のカスタマーセンターに聞いたところ「吸排気については経験に基づいて付けている。」「風量は計算したが、音については考慮していない。」との回答でした。
また、ダクト等の振動を発する部材をコンクリートなどに固定する支持部材に、防振ゴムなどの緩衝材も入っていない、とのことでした。

これって問題ないのでしょうか?
吸排気装置の設置に関するガイドラインなどはないのでしょうか?
また、この様な問題はどこに相談すればいいのでしょうか?

以上、アドバイスを頂けると助かります。どうぞよろしくお願いします。




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かずは

所在地:東京都
2014年11月13日 17:46

中廊下の吸気口周辺ですが、日によって時間帯によって、騒音の違いが大きいのです。

ほとんど音がしないような時間帯もあれば、びっくりする様な騒音を発している時もあります。

この騒音の違いの理由はなんなんでしょうね?

私は、外の風の影響かな、と思って、カスタマーセンターに話したのですが、「換気扇が回っていないときはシャッター?が降りますし、換気扇が回っている時は、換気扇の風が強いので、外気の影響は受けません。」と言われました。

後で知ったのですが、24時から翌6時は、換気扇を止めているそうで、確かに
その時間は静かなのです。

その後、試験的に24時間換気扇を止めてもらったのですが、昼間の風がある時などは、相変わらずかなりの騒音が出ていました。

そのことを伝えると、しばらくの間、私どものフロアのみ、排気ダクトを遮断して、様子を見ることになりました。現在は様子見中です。
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かずは

所在地:東京都
2014年11月20日 18:11

現在、11Fのみダクトを遮断していると思っていたのですが、詳細を確認したところ、ダクト竪管から11Fの排気(内廊下から屋上へ)ダクトを外してあり、ダクト竪管の11F部分は、DS内の空気を吸い込むようになっているそうです。

なんか問題ありそうな気がするのですがどうなんでしょう?

なお、上記の作業を行った状態で、屋上換気扇を稼動し始めた頃から、時間帯によってはかなりのボリュームのうなり音の様な音が響く様になっています。

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かずは

所在地:東京都
2014年11月20日 19:07

24時間換気の件について補足させてください。

> 24時間換気を換気・強で使用すると、浴室隣の部屋にファンの音が伝わって、とても眠れる状態ではありません。


これは、浴室を使用した後のことです。

> また、24時間換気のファンが回っている間、ダクトの振動音なのか、リビングで音が聞こえ、とても苦痛です。(低周波振動?)


このときは、24時間換気の冬モードの運転で、最も、弱い状態なんです(泣
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かずは

所在地:東京都
2014年11月17日 23:47

ごめんなさい。私の書き方が悪かった様です。
下記の部分ですが、カスタマーセンターの担当者は、施工会社と一緒に行った、という話しをしていましたので、施工会社も一緒に作業をしたものと思われます。

>>カスタマーセンターで、ダンパーの調整をして、風量を抑えたのですが、あまり効果がありませんでした
>
>とのことですが、設備施工会社はどうなっていますか?


> 通常は(中古でも)施工会社が行うダンパー調整をカスタマセンターが行っている、などから設備施工会社のレベルは低いのではないかと想定されます。


これまでの回答・ご意見数5

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2014年11月12日 16:43

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
PR:建築設備は、いろいろな工学…

はじめに
建物の室内騒音に関しては、建築学会が適用等級を決めております。
学会編の「建築物の遮音性能基準と設計指針」(技法堂出版1997年)では、集合住宅の居室の騒音レベルは、1級:35dBA、2級:40dBA、3級:45dBAとなっています。事務所ビル等はもう少し高く、音楽ホールなどはもっと低くなっています。

ただし、音の感じ方は人によって違いますし、建設地の周辺環境の暗騒音(機器類やTV等ついていない状況の音)が低ければ、上記の1級以下のレベルの音でも聞こえてます。小生の経験では、暗騒音?5で音は判別できますし、+10dBAではうるさく感じます。

マンションの建設地は、街中ですか、または住宅地・郊外ですか?
市街地では夜間も暗騒音が大きいので、それに紛れて、通常は換気扇類の音は感じないことの方が多いでしょう。周辺が静かな場合はファンの運転音が聞こえる場合もあります。

・24時間換気装置の騒音
どのようなファンが付いているか不明ですが、小型な物ですから、通常は防振などにそれほど配慮しなくてもトラブルになることは稀です。「防振ゴム」を取付けるかどうかは、経験に基づいたものと思われます。取付ければもちろん騒音は下がります。また、天井材の釣りボルトなどが、24時間換気ダクトと接していると騒音が大きくなる場合があります。

・共用廊下の換気ファンの騒音ですが、排気風量の調整が完全に行われていないかと思います。通常の設計では、吸込み口からの吸い込み音は殆んどありません。また、廊下のダクトのサイズも適正な設計の場合は、振動音が発生することはありません。

「かずは」さんのお宅は、マンションの上層階又は最上階ではありませんか?
また、共用廊下の排気ファン(換気扇)は、各階の中廊下の排気ダクトをまとめて1台で排気していませんか?
排気ファンが1台の場合は、風量バランスが調整されていないと、ファンに近いところからたくさん吸込み、遠いところからは少ししか吸い込みません。中廊下天井内ダクトを、竪ダクトへ接続する手前に風量調節ダンパー(記号:VD)がついているはずです。(管理事務所にある竣工図で確認してください)

この場合は、ダンパーを調節して、排気風量を絞れば吸込み口騒音は小さくなり、ダクト振動音も消えると思います。音が消えない場合は防振ゴムや消音装置を取付ける必要があります。中廊下の換気量をどの程度にしたのか不明ですが、換気量が大きく排気ファンが過大な場合は、調整しても音が小さくならないこともあります。

給排気装置(「吸」ではありません「給」です)の設計にはガイドラインがあります。吸い込み風速は○?/sec以下、ダクト内風速も○?/sec以下、ダクトの板厚もダクトサイズに応じて○mmとすることで振動を防ぐなど決まりがあります。もちろんダクトの釣り金物には状況に応じて防振ゴムを取付けます。ファンの騒音はダクトを通じて吹出し口や吸込み口から出てきますので、消音装置を取付ることもあります。
マンションの換気量は小さいですから、特別な場合以外は取付けません。これは、経験に基づきますので、市街地では問題なくても、郊外のマンションではトラブル・クレームになることがあります。

通常、トラブルが発生するかどうかわからないところに過剰な対応をしておくことはまずありません。クレームになったら対応しようというのが事業者側の一般的姿勢です。

音に関しては、感じ方に個人差がありますからまず騒音測定をしてください。簡易騒音計で夜の10時以降に測定してください。この際、ファンを止めて、暗騒音も測定してください。(共用廊下のファンがいつ止まるか不明ですが、止まるのならその前後で計測します)

新築、中古にかかわらず、商品(マンションは商品です)の不具合は、販売会社(デヴェロッパー又は不動産会社)に責任があります。騒音測定をしたうえで, 上記数値を上回っている場合は改善を求めたらいかがでしょうか。排気ファン運転時の騒音が35dBA以下の場合は、再度ご相談ください。

中廊下の音については、他の階でも音がするか確認してください。マンション全体の話ならば、管理組合で対処してもらう必要があります。



myph

かずは

所在地:東京都
2014年11月13日 17:34

早速のご回答ありがとうございます。
回答をじっくり読んでいてお礼が遅くなってしました。

こういったことに詳しい方からのご回答を頂き、とてもうれしいです。

マンションの建設地は、街中ですが、第一種低層住居専用地域と商業地域の境界の様な場所に立っていて、片側は戸建やアパート中心の低層住宅地、反対側はマンションや商業ビル、交通量の多い道路となっています。

お察しの通り、マンションの最上階です。
排気の方法も、ご指摘の通り、各階の中廊下の排気ダクトをまとめて1台で排気しているとのことです。
カスタマーセンターで、ダンパーの調整をして、風量を抑えたのですが、あまり効果がありませんでした。先日、しばらくの間、最上階のみ排気ダクトを遮断するとの連絡を受けて、現在は様子見中です。

通常、換気ファンの騒音が発生しないということであれば、やはり、排気風量の調整が適切ではない、と思われますので、その点も、連絡しておきたいと思います。

> 通常、トラブルが発生するかどうかわからないところに過剰な対応
> をしておくことはまずありません。クレームになったら対応しよう
> というのが事業者側の一般的姿勢です。


そうなんですね。そういうことであれば、根気よく交渉していしかないですね。
なんか釈然としませんが…

騒音測定や、他の階の音は、確認してみようと思います。

実は、質問に書き忘れたことがあって、ここに書こうかとも思ったのですが、質問に補足しておきます。

ほんとうにありがとうございました。

myph

山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2014年11月17日 11:57

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
PR:建築設備は、いろいろな工学…

すみません。誤解を招く表現がありました。 

> 通常、トラブルが発生するかどうかわからないところに過剰な対応
> をしておくことはまずありません。クレームになったら対応しよう
> というのが事業者側の一般的姿勢です。


についてですが、あくまで「過剰な対応」であって、「必要な対応」は通常行っておりますし、行うべきです。
したがって、集合住宅に設置される、中央方式の(各住戸別ではないというJこと)給排気設備に、防振・防音設備を設置していないことはあり得ません。

かずはさん宅の場合は、
1.屋上排風機の基礎には防振架台を用いる。
2.設置位置は下の住戸日創音・振動の影響の少ないところとする。
3.共用ダクトの吊り金具には、防振ゴム取付ける。
4.排風機の吸込み口や、5.各階ダクトが共用竪ダクトに接続される手前に、消音ボックスを取付けるなどです。

内廊下式のマンションですから、外の音の影響はほとんどありません。
上記の4.までは必要な対応と思います。
5.は過剰というよりは「やった方がよい」のレベルでしょう。
ただし、内廊下ですから、吸込み口からの騒音の反響もありますから、これが大きい場合は、
6.各吸い込み口毎に消音ボックスを設ける必要があります。

5,6が「クレームになったら対応しよう」というレベルです。

ということで、前回の回答と違ってしまいましたが、このトラブルは瑕疵に近く、改善を要求する事例であると思います。
騒音レベルによっても違いますが、多分うるさいでしょう。
下の階はどうですか?


尚、
>カスタマーセンターで、ダンパーの調整をして、風量を抑えたのですが、あまり効果がありませんでした

とのことですが、設備施工会社はどうなっていますか?
本来建築設備は設備施工会社が風量調節をしたうえで引き渡されるものです。

かずはさん宅は、新築物件ですか?中古物件ですか?
お話の内容からは、新築でも中古でも、設計・施工が悪ければこうなるというよくない事例といえます。中古物件なら以前からトラブルになっていたでしょう。
デベロッパーや施工会社のレベルが不明ですが、必要な防振・防音措置の不備、竣工時の風量調整不備(行っていない?)、通常は(中古でも)施工会社が行うダンパー調整をカスタマセンターが行っている、などから設備施工会社のレベルは低いのではないかと想定されます。

大手デベロッパー、大手ゼネコンでも、マンションの場合は街の水道屋さんレベルの会社が施工している事例が多いです。したがって、今回のような大型の(それほどではないですが)排気設備の施工のノウハウがなかったのかと思います。


myph

かずは

所在地:東京都
2014年11月17日 13:24

追加のご解説ありがとございます。
誤解を招く表現については、理解できました。

> 1.屋上排風機の基礎には防振架台を用いる。
> 2.設置位置は下の住戸日創音・振動の影響の少ないところとする。
> 3.共用ダクトの吊り金具には、防振ゴム取付ける。
> 4.排風機の吸込み口や、5.各階ダクトが共用竪ダクトに接続される手前に、消音ボックスを取付けるなどです。


1については実施しているとのことです。
2については、屋上の端の方なので、ある程度考慮されていると思いますが、11階の屋上という位置に於ける風の影響まで考慮されているかは不明です。(おそらく考慮していないものと思われます)
3は実施していないそうです。(騒音の対策として防振ゴムを検討する、と言っていましたので)
4と5についても、風量は計算したが、音についての配慮はしていない、とのことでしたので、実施していないと思われます。

> このトラブルは瑕疵に近く、改善を要求する事例であると思います。
> 騒音レベルによっても違いますが、多分うるさいでしょう。


もちろん、改善を要求します!!

ごめんなさい。下の階はまだ確認していません。

私がやりとりしているのは、デベロッパーの担当者で、設備施工会社とは話しをしていません。ただ、施工会社が中廊下の音を確認しにきたときに「うるさいですね」と言っていたので、調整しているかあやしい感じがします。
設備施工会社が風量調整をしたかどうかは確認してみます。

新築マンションです。

> 設計・施工が悪ければこうなるというよくない事例といえます。


> 大手デベロッパー、大手ゼネコンでも、マンションの場合は街の水道屋さんレベルの会社が施工している事例が多いです。したがって、今回のような大型の(それほどではないですが)排気設備の施工のノウハウがなかったのかと思います。


なるほど…

デベロッパーも施工会社も誰もが知っているほど有名なところなんですけどね(涙


先日から11Fの中廊下のダクトを遮断して、屋上換気の運転を開始しています。タイマーで、深夜帯と、それ以外の時間も時々止めたりしているそうです。

ダクトを遮断した状態で屋上換気扇を運転する様になってから、常時ではありませんが、全フロアを接続しているダクトを納めているPSから、ぶぅおーんぶぅおーん、という音が響く様になりました。屋上換気扇を止まっている間は静かな時が多い様です。はっきりとはわかりませんが、風の状態によって音の大きさが変わる感じです。また、PSの隣にエレベータがあるのですが、エレベータも似たような音を発します。一度、PSの前で、スマホアプリで音を計測したところ、60dB近い値が出ていました。(あんまりあてにはならないと思いますが)

その音が、そのPSから最も離れている我が家のリビングでも聞こえるんです。(涙
リビングよりもPSに近い寝室にも聞こえ、その音で目が覚めることもあります。

myph

山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2014年11月18日 01:03

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
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だんだんと全貌が明らかになってきましたね。  

まず小生の説明不足について。
設備施工会社については、「かずは」宅のような大型マンションの場合はそれなりのレベルの会社であると思います。ただし、給排水設備専門の施工業者は空調・換気設備が弱い場合があるので、本件のようなトラブルになったものでしょう。

窓口は、デベロッパーということですから、設備施工会社と直接のやり取りは特に必要ありません。
デベロッパーはそこそこ対応はしているようですが、根本的な対策になってはいませんね。まずは風量調節を行って、設計の状態にしたうえで、問題点を手直しするというのが正しい手順です。

・ダクトを収めているPS(ダクトシャフト(DS)といいます)からの騒音について
:ダンパーで11階の風を止めても、全体の風量はそれほど変わりません。
 10階部分では風量が増えて、ダクト内風速が上がり、ダクトの振動音が大きく  なります。
:そもそもどうして11階の排気を止めて様子を見るのか不思議です。11階中廊 下の排気は止められない(排気が無くなる)のですから、11階の排気を行った状態で、騒音対策を講じるべきです。

・中廊下系統の排風機について
:屋上設置とのことですが、機械室はないのですか?
:排風機の仕様を調べてください。騒音が大きいタイプのファン(軸流型)を設置している可能性があります。管理人室に竣工図があります。排気系統図を見れば、屋上に設置されているファンに記号がついています。機器表からその記号のファンについて書かれていることをメモしてください。
:排風機のオーバースペックの可能性
・・・ファン類の選定時には風量とダクトの抵抗に見合った計算を行いますが、その際に余裕を見すぎると、風量が過大となります。竣工時に風量調節を行っていなければ、過大風量により騒音が発生します。

いずれにしても騒音データが必要です。
デベロッパーに計測させてください。
また、今回の一連のトラブルに関しても、中間報告でもよいですから報告書の提出を求めてください。

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かずは

所在地:東京都
2014年11月19日 22:29

いつも丁寧ない分かりやすいご回答ありがとうございます。

11階のダクトを遮断して排気を止めているのはとりあえずの措置とのことです。私の部屋の前の吸気口周りの音を抑えるのに最も効果がありましたので。
今度は、DS内の11F付近のダクトに、防振シートを貼ることを計画しているそうです。

今回の件を調べはじめてから、一度も騒音測定はしていないそうです。耳で確認してやっているらしいです。騒音計を持っているのを見たこともありません。

> まずは風量調節を行って、設計の状態にしたうえで、問題点を手直しするというのが正しい手順です。


順番が違うんではないですか?と、話しをしましたが、よく分かってくれない感じです。

機械室はありません。
排風機ですが、先日屋上の排風機を見せてもらいました。
メーカー:TERAL 型式:CLF6-No.1 1/2-TH-R-RS-B
と刻印されていました。

各フロアの風量調整ですが、完成時に、各フロアの風量が100立米になるように調整してあったそうです。

騒音データを計測する予定はなさそうです。
報告書と一緒に、請求しようと思っています。


実は、タイトルにある24時間換気もまだまだ問題があります。(泣

24時間換気を換気・強で使用すると、浴室隣の部屋にファンの音が伝わって、とても眠れる状態ではありません。24時間換気のみの状態でも音は伝わってきます。その音は、その部屋と角しか接していないリビングでも聞こえます。
なお、24時間換気装置のメーカーに点検してもらったところ、装置自体には特に問題はない、とのことでした。

また、24時間換気のファンが回っている間、ダクトの振動音なのか、リビングで音が聞こえ、とても苦痛です。(低周波振動?)
さらに、24時間換気を停止しても同様の音が聞こえます。隣宅の浴室が私どもの部屋に接した位置にあるのですが、それが影響しているなんてことはあるんでしょうか?

なお、ダクトの設置ですが、壁の貫通箇所は、実管打ち込みで、打ち込んだ実管とダクトをブチルという接着剤でつないでいるそうです。

myph

山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2014年11月20日 13:19

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
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騒音データの計測は、事業者側の自己防衛の為でもあるんですがね。
いくら防音・防振対策を講じてもエビデンス(証拠、この場合は騒音データ)がなければ、説得力がありませんし。
この対策で数dB、あの対策で数dBの減衰量では、入居者だけでなく、対策を講じた自分たちでも改善効果の判別は難しいでしょう。

マンションの騒音トラブルの原因は大きく3つに分けられます。
1.設計ミス・施工ミスが原因となるもの
2.暗騒音が非常に低い場合
3.入居者が音に敏感な方の場合

1.は論外として、最近のマンションは気密性が高く、暗騒音が低くなっています。
したがって、従来は問題とならなかったレベルのもので、も2.が原因でトラブルになりやすくなっています。
3.もまれにありますが、騒音に気付かせてしまう例も多いようです。聞こえてしまうと気になるのが、このトラブルの困ったところです。
「かずは」さんの場合も、部屋の前の吸い込み口の音が他の階程度に小さかったら、他の音も気にならなかった可能性もあります。


◆廊下騒音について
屋上排風機は、各階の排気量に見合って、適切に選定されていると思います。
(図面がないのでおおむねの想定です。)
ダクト類も、風量に見合った適切なサイズ・材質と思います(通常の仕様です)。
11階も風量調節を行ったということですから、若干多めですが各階と同様と考えてよいでしょう。(これによる騒音・振動要因は小さい)

既述のように、排風機に近いので、11階ダクトからは設計風量以上の空気を吸い込みます。それを風量調節ダンパー(ヴォリュームダンパー、VD)で絞ると、ダンパー部分の風速が早くなり、振動・騒音が発生します。

これの対策としては、遮音・防振・消音がありますが、今回の場合はどれか一つでは完全には対応できないと思います。
相手側に、これ以上はできないといわれないためにも、簡易騒音計(ネットで買えます)を購入して、「かずは」さん自身で騒音計測しておいた方がよいと思います。

◆24時間換気その他について
・24時間換気ファンは強運転の必要はありません。住戸の広さによりますが、24時間換気以下にはできませんか?
・24時間換気がうるさいというトラブルはよくあります。許容範囲なのかどうかは騒音レベルによります。暗騒音が低いところでは、聞こえるのがやむを得ない場合もあります。防振ゴムを取付ければ効果があるでしょう。 
より簡単な対策はありますが、立場上ここでは言えません。
・キッチンや水回りは隣の家の寝室には接しないようにレイアウトするのが、マンション設計の基本ですが、いろいろな事情でその通りになっていないマンションもあります。その場合は、隣のファンの音が聞こえることになります。

・実管打ち込みによる、騒音への影響は不明ですが、24時間換気は小風量ですから、ダクト内風速も遅いので、ほとんど影響ないと思います。
myph

かずは

所在地:東京都
2014年11月20日 15:20

早速のご回答ありがとうございます。

昨日の書き込みのあと、屋上排風機の写真を再確認したら、1300立米/h となっていました。
各フロアの風量は100立米に調整してあるとのことでしたので、100立米×11階分で、1100立米になります。

この200立米の差が気になるのですが、問題ないレベルなのでしょうか?
myph

山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2014年11月20日 23:01

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
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1300-1100=200は他の部屋の排気が入っているのでしょう。
竣工図の中の、換気設備系統図で屋上排風機のダクト系統を追ってみてください。どこか他の部屋の排気を行っていると思います。

myph

かずは

所在地:東京都
2014年11月20日 23:33

山本さん、早速のご回答ありがとうございます!!

今度、竣工図を確認してみます。

上に、質問の補足として書いたことがあるのですが、もう一度書いておきます。

以前、11Fのみダクトを遮断していると書いたのですが、遮断について詳細を確認したところ、ダクト竪(縦?)管から11Fの排気(中廊下から屋上への)ダクトを外してあり、ダクト竪管の11F部分は、DS内の空気を吸い込むようになっているそうです。

なんか問題ありそうな気がするのですがどうなんでしょう?

なお、上記の作業を行った状態で、屋上換気扇を稼動し始めた頃から、換気扇が動いている時間帯に、それなりの頻度でかなりのボリュームのうなり音の様な音が響く様になっています。

また、24時間換気について補足させてください。

> 24時間換気を換気・強で使用すると、浴室隣の部屋にファンの音が伝わって、とても眠れる状態ではありません。


これは、浴室を使用した後に、換気・強にしている時のことです。

> また、24時間換気のファンが回っている間、ダクトの振動音なのか、リビングで音が聞こえ、とても苦痛です。(低周波振動?)


この時は、冬期モードのみの運転で、最も弱い設定だと思います。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者