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[966]ヒートポンプの騒音

質問者:ゆづま / 最新の回答・ご意見者:ゆづま / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:設備や内装一般 / 2010年12月02日 19:06

昨年、家を新築し、全館空調を入れました。その冷暖房にアメリカ製のヒートポンプ室外機を使っています。設置当初より、この音がひどく、設備業者に相談しても、普通、こんなものですと取り合ってもらえませんでした。自分の機器の騒音なので我慢していましたが、今年11月になって隣のアパートの住人が、夜間眠れないので何とかしてくれと言ってきました。そこで、住宅の施行業者と相談し、防音壁の見積もりをとったところ、50万円もかかるとのこと。そこで、ヒートポンプ室外機のアメリカのホームページをみたところ、noise 72dBAとあり、実際、騒音計を借りて計測してみると、機器に接すると72dB,1m離れて65dB,アパート敷地との境界で60dBでした。体感的にも大きなエアコンの室外機に比べて、とても大きな騒音です。ネットでは、一般に住宅地では、夜間騒音は45dBなどに制約されているように思います。このような機器を、防音壁なども設置せずに、販売することは問題ないものなのでしょうか。お教えください。

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ゆづま

所在地:青森県
2010年12月19日 06:59

アメリカ性ヒートポンプの騒音、その後です。皆様、ご意見、ありがとうございました。
販売代理店が、青森まで来て、機器の計測をしました。直近で、70−73dB、隣地との境界で55-65dBでした。これが、夜間も続くわけで、隣の方々は、この1年間、我慢して来たこととお思います。
暖房は、灯油に変更したので、ヒートポンプは、休止状態ですが、冷房が問題です。計測したところ、冷房でも、境界で55dBまで落ちます。
今回、販売代理店で防音壁を提示して来ました。
この1年間、施主、設計士も、多くを検討して来たものと大差なく、
音を一方向に飛ばすというもの.基本的に音はどこかに集中します。冷房をどうするか、今後の検討になります。
ちなみに販売代理店は、当初、北欧の騒音地は、日本に当てはまらないと言っていましたが、72-73dBであるのは当初から理解していた様です。当家との信頼関係は崩れておりますが、問題は、今まで同様、これからも騒音地を公にせず、設置業者には、55dBと言って販売を続けそうな様子です。これからは、当初から、防音壁でつけてくれれば良いのですが、、
まずは、御礼と途中経過報告です。これかも相談が必要となるかもしれません。その節は、よろしお願いいたします。

これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2010年12月03日 09:36

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

騒音に対してわりと大らかな欧米諸国と異なり、国産性のヒートポンプ機器は、騒音防止にかなりの工夫を凝らしています。
騒音にも種類があって、金属音に近い高周波なら防音壁の設置でそれなりの効果が出る場合もあります。しかし、地盤を揺らすような低周波の場合は、防音壁での効果は期待できません。

とにかくメーカーの仕様書に72dBAとの表示があると云う事は、かなりの騒音数値であり、国内メーカーなら販売しないと思われます。
とりあえず灯油に切り替えられたと云う事ですが、賢明な対応だと思われます。

ヒートポンプでの青森地域で冷房をする場合、暖房と負荷状態が異なるので冷房騒音値が緩和される場合もあります。また冷房機なら、量販店で売っている安価エアコンでも充分に役割を果たします。

しかしながら相当な費用を掛けて設置したヒートポンプ装置だと思われます。
取り付け架台の吸音パットや吸音壁など、石油暖房を行いながらも設備業者さんと時間を掛けて、様々な騒音対応を講じるべきでしょう。
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ゆづま

所在地:青森県
2010年12月03日 13:49

福地脩悦様、ご助言、誠に有り難うございます。
灯油暖房を使用しながら、冷房をどのようにするか、
設備業者と相談していきます。

しかし、同様のヒートポンプは、国内で販売し、
「問題になったことはない」とのお話です。
小生も騒音値72dBを見つけるまでは、
「問題のない」と説明されて、「問題ない」クライアントの
一人とされていたんだと思います。
周辺の方々には、この1年申し訳なかったですし、
室外機の近くに寝室のある両親は、灯油に変えてから
「久しぶりに熟睡した」と言っておりました。

小生のような、また、小生の近隣住民のような苦痛を
味わう人が減るためには、
皆、英文のホームページをみるなど
研究が必要と言うことになるのでしょうか。

もっと、クライアントを守るようなシステムができれば良いのですが、、

そのような点で、NPO住宅110番は、とても
大事な仕事をされていると思います。
感謝致します。


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栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2010年12月03日 14:36

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

一応、、、データーとして。

音源が70dBですと防音壁などを設置しない場合、隣地境界上で一般的に許容される45dBまで減衰させるのは、約18m、40dBまで減衰させようとすると約30m離さなければなりません。アメリカなどの敷地の広い場合は可能でしょうが、日本において現実的な数字ではありませんよね。

逆に音源が50dB程度であれば、2m程度で済みます。国産品はそのあたりを目安にしているようです。





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ゆづま

所在地:青森県
2010年12月03日 19:10

栃木渡様
有り難うございます。素人には、とても参考になる数字です。

当家の建築士も施行業者も、設備業者と利害関係があるためと思われますが、設備業者が不利になるようなデータを直接、教えるのは難しいようです。
素人にとっては、「dBってなんなの」から勉強するわけで、ツレとも「騒音やヒートポンプの勉強したパワーを、仕事に回せば」などと、笑っています。どうも、有り難うございます。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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クラビア

所在地:新潟県
2010年12月02日 20:30

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

率直に申し上げて,72dBはひどいと思いました。
ゆづまさんは故意にされたわけではないので,むしろ被害者の立場なのかもしれませんが,近隣の方々の正直な感じ方は加害者の様に見ていると思います。
責任の所在を云々する前に,とにかく改善を図るのが最善策だと思いますが,それができるのはゆづまさんしかいないでしょう。
すぐに,運用を停止して,別の冷暖房の方法を考えるしか無いように思います。
ロケーションが分かりませんので,断言はできませんが,防音壁で済む問題では無いような気がしていました。
音の出ないものとして,地中熱ヒートポンプなども開発されているようですので,別の設備業者も含めて,検討されてもいいように思いますが。

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ゆづま

所在地:青森県
2010年12月02日 22:44

クラビアさん、冷静、客観的なご指摘、ありがとうございます。
近隣の方は、知り合いが多く、我慢していると思います。
アパートの住人は、知らない方ですので、素直に騒音を指摘したと思います。実は、暖房のみとなりますが、灯油に変更したところです。
小生としては、72dBが、通常も問題ない騒音なのか、業者のいう通りに、そんな物なのか、も検討がつかなかった物ですから、相談した次第です。
業者は、72dBを指摘したところ、北欧と騒音の単位が違うのでと
話してまして、これから、話し合いになります。
防音壁で何とかしようと考えている様ですが、小生も、防音壁で何とかなる問題ではない様に思っています。
クラビアさんのご指摘は、とても心強いです。
ありがとうございます。
myph

クラビア

所在地:新潟県
2010年12月03日 15:35

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

ゆづまさんは,本当に誠実な方とお見受けしました。
一般ユーザーとしては,専門業者を信頼して家の建築を依頼したり,設備の設置をお願いすることになるわけですが,現実には,ユーザーが実験台になっているケースが少なくないように思います。
新製品が開発されると,どこかの注文住宅で試しに使ってみて,やがてクレームが出てたら,その後はやめておこうかと。
そして,その後の補償はほとんど期待できないのが現状のように思います。
設置されたヒートポンプも,本当に過去の施工例が多数あって,クレームが出なかったのか疑問な点を感じました。
72デシベルもあって,クレームが出ないとすると,余程,土地に余裕のあるところでお使いなのでしょうか。
実際に他所で使っておられる事例に付いて確認し,見学されるのも良いかもしれません。
もしかすると,ゆづまさんのお宅がモルモットになっていた,なんてことはないとは思うのですが。
私自身は,仮に専門業者の言葉であっても鵜呑みにしないで,できるだけ事前に自分で勉強して取り組むしかないかなと思っておりました。
最近は価格コムなどの,結構厳しい評価をネットで読むこともできますし。
結局は,お金はこちらが払って,責任を取るのもこちらになってしまいますので。
さて,灯油暖房に切り換えられたのは正解だったと思います。
寒冷地ではヒートポンプの効率はかなり落ちますので,現状ではまだ灯油か深夜電力による暖房の方が現実的であるように思います。
冷房は福地さんも書いておられましたように,個別のエアコンが現実的のように思いました。
青森で,どの程度エアコンが必要になるのかは,よく存じませんが,もしも新潟のように湿度が高い時期があるようでしたら,熱リサイクル方式(再加熱方式)のエアコンがお薦めです。
温度は高めで湿度低めの生活はとて快適で健康的だと思います。
米国製のヒートポンプには恐らく再加熱装置は付いていないと思いますので,これはかえって怪我の光明のようにも思いました。
米国製のエアコンでギンギンに冷えるものがありますが,それはかえって体に悪いようです。
つまり夏場の冷え性,冷房病が問題になるのです。
今あるヒートポンプは業者に買い取ってもらえればそれがベストであるように思います。
本当に問題ないものであれば,どこかで使ってもらえるかもしれません。
数値的には工場地帯なら使えるかなと思いました。
また,もしも,改良して使用されるのでしたら,私なら,設置業者に責任を取ってもらって,費用は業者の負担で取り組んでもらうと思います。
業者の研究費,勉強代ということで交渉してみてはどうかなと思いました。
改良の費用もこちら持ちなら,リスクが大き過ぎるのでやめておく方が無難の様に思いました。
色々やって泥沼状態で,費用だけかかって結局はほとんど改善できなかったということになりかねないような気がしました。
つまり,一般論ですが,騒音対策はかなり難しい問題だと思います。
装置全体を,頑丈な密閉容器に入れて,それ全体を宙に浮かせるような構造にできれば少しは期待できますが,それではヒートポンプの用を成さなくなります。
ヒートポンプは空気から熱を取るわけですから,その空気を入れるために,どこかに穴を空ければ,そこから音が漏れるという二律背反の面があるように思います。
装置自体を消音化する必要がありますが,米国製にそれを望むのは無理なように思いました。
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ゆづま

所在地:青森県
2010年12月03日 19:27

クラビアさん、誠に有り難うございます。とても、心強いです。
青森県では、このヒートポンプと同型を使っているのは、当家のみのようです。他県で数件、使用しているとのこと。

一番は、「騒音を何とかして」と設備業者に相談したときに、「他では問題になっていない」とこちらの感覚が変だと言われているようで、素人には、「それでも何とかしてくれ」と言うほどの自信がなく、騒音以上にストレスがかかっていました。
早い時期から、こちらのサイトに投稿していれば、と思いました。

こちらのサイトのご回答を見る限り、72dBAは、日本では住宅地には、不向きな騒音であることがはっきりしたので、そのような機器を販売している業者と真剣に対立したりするのも、ばからしいように思います。
恐らく、小生同様、納得出来ないまま、泣き寝入りしているクライアントも多いように思うので、そのあたりも検討しながら、妥協点を見いだしていきます。

クラビアさんの消費者サイドにたったご意見、とても、参考になります。
有り難うございます。