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[9801]基礎にヒビ、そこから地下室に水が入り水たまり

質問者:めいちゃん / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2015年03月09日 22:25

我が家は傾斜地に建っており、ベタ基礎が4つの高さに段々となっています。
その段差が変わるかぶり部分が少ないことを工事前に指摘したにもかかわらず、「大丈夫!」という施工会社の言葉を信じて工事をしましたが、1年足らずで段差の変わる2か所にヒビが入り、雨が降るとそこから水が入り、地下室内に水たまりを作ってしまうことが判明しました。本来であれば「かぶり厚は高さの2倍」(すみません、もっとわかりやすい表現があるのかもしれませんが)であるべきだと思うのですが、そういった指摘をしたにもかかわらず懸念が実際となり困惑しています。

なんとか自分でできることはないかと防水膜を基礎の外側から塗ってみたところ塗ったところは水が入らなくなったようですが、塗っていない部分からまだ水が入ってくるという状況です。
また傾斜地のためクラックが1年足らずではいってしまったということに
今後上に載っている家は大丈夫なのだろうか家が傾いたり崩れたりしないのだろうかという懸念があります。

このように雨が降ると水たまりが内部に発生しているような状況で大丈夫なのでしょうか?
部屋として使うわけですから水が入っては困るので、水さえ入らないようにすればいいのでしょうか?どのような方法がありますか?

そもそもかぶり厚が足りないというのは構造的に問題があると思うのですが、これは修復可能な問題なのでしょうか?どんな修復方法がありますか?

お知恵を貸してくださると大変助かります!
どうぞよろしくお願い致します。

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めいちゃん

所在地:群馬県
2015年03月10日 07:44

すでに基礎周りも排水用パイプを敷き詰め砕石、砂とたくさんの労力をかけて仕上げてありますし、上に建物が乗っておりますし、地下室内も壁があり断熱材をしきつめてあり、コーキング処理も済です。過去の投稿を閲覧し、我が家は「構造クラック」である可能性が高いです。基礎工事後すぐに基礎のコンクリートの壁同士が重なり合う部分が完全に離れてしまい鉄筋のみでつながっているような部分があり、セメントか何かで隙間を埋めた経緯があります。そして1年足らずでこの外側から内側にかけてのヒビも発生したという状況です。コンクリートの強度に問題があると思われますがそのような場合、どのような対応をしなくてはならないのでしょうか、とても不安です。

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2015年03月10日 10:58

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

ご心配の状況は手に取るように判りましたが、まずは、防水(漏水)の件と構造クラック?の件を分けて、考えませんか?

■漏水の件
こちらで、何度も申し上げていますが、まずは「コンクリートそのものには、何の防水性も無い」事をご理解ください。という事は、クラック(それが構造クラックであれ、なんであれ)の有無に関わらず、「漏れる時は漏れる」「漏れない時は漏れない」という事です(乱暴ですが。。)
では、その差は何かと言うと、廻りに水源があるか無いかに尽きます。
まずは水源を無くすこと。それが出来ないのであれば、漏れても当たり前なので、二次的に「漏れても大丈夫」という状態にしておく事です。
水源を無くす為には、基礎の廻りで暗渠(排水路)を作ったり(既に対応されているようですが)、様々な手法があります。漏れてくる場合は基礎の中にカマバという場所を作って、排水ポンプなどで、強制的に排水する、、、などの方法があります。

防水膜で漏水を止めようとするのは、経験上、ほぼ「無駄」です。
大きなビルの地下や、地下鉄の駅なども、この二つの手法をいろいろに組み合わせて使って対応しています。

■クラックの件
こちらは、底盤に入っているクラックであれば、「鉄筋さえ所定の数量確保されていれば」それほどご心配に及ぶことはないのかな?と思います(仮にカブリが足りないとしても)。但し、そもそも、クラックが入るという事は、カブリの問題よりも、鉄筋の不足の可能性もありますね。

いづれにしても、あなた様の文言だけの説明では判りかねる部分が多く、端的にこれが解決策、、、とは言い切るのは難しいです。

構造に明るく、経験豊富な建築士さんに、現場を見て頂くのが、解決の早道と思いますよ。
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めいちゃん

所在地:群馬県
2015年03月10日 23:11

お忙しい中、早速のご回答ありがとうございました。とても参考になりました。

本日施工業者に見てもらい話してきました。

結論でいうと、基礎の内部から防水膜をぬって次回の雨でどうなるか様子をみるという処置を取ることになりました。

話した内容は、コンクリートはクラックするものなのでこのサイズのクラックに関しては荷重に耐えられずにできたというようなものではない。荷重に耐えられなくて発生した大きなクラックなら金物で補強する方法も考えたが、それは必要ない。設計上強度に問題があったのではないはずなので、このくらいのものであれば今後大きくなって家が傾くというような心配はない。

水たまり(室内への水の侵入)に関してはどこからというのを特定はできないが、べた基礎「(1回で打っているためそこから水は入ってこないはずなので)と捨てコンクリートの隙間から雨水が入った可能性が高いので基礎の内部から防水膜をぬって次回の雨でどうなるか様子をみる。

というような感じでした。

でも主人が外から青い防水膜をさらに重ね塗りした後、その部分に関しては侵入が止まったが、塗らなかった下の方はまだ雨水が入ってきたと話していたためそこからなのでは?というような気もします。

とりあえず防水膜をやるだけでいいというのは正しい対処法なのでしょうか?


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栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2015年03月11日 13:37

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

やはり、言葉だけのやり取りは誤解の元ですね。私も思い込みで、「ベタ基礎」の高さが段々、、、というあたりで、完全に、ベタ基礎の底盤からの地圧(水圧)漏水と思ってしまいました。。。

ただ、、再度のの施工業者の説明が、お言葉通りだとすると、少々、首をかしげたくなる部分もありますが、まずは、対応して頂いているようですので、お任せしてみてください。

中途半端な状況説明ですと、誤用が誤解を生み、更なる不安につながりますので、お任せするならお任せした方が宜しいかと思いますよ。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

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