カツオブシムシ科で生活上心配しなければならない事柄は、食品と衣類の食害です。食品は乾燥したたんぱく質の食害が考えられます。虫の名前がそのことを物語っています。衣類ではウールや絹、革製品が被害を被る可能性が考えられます。
収納してあった服を全部捨てたのは少しもったいないように思いますが、二次被害までを想定してのことであれば大正解です。
多くの昆虫の成虫は明るい光の方向へ向かってゆく性質を持っています。窓を開けて通しをよくすることは、虫を外へ出す効果が見込まれ換気もできます。ですから虫にとっても、衛生的な環境維持にとってもよいことです。
しかし、夕方以降に窓を開けるとたくさんの虫が部屋に入ってしまいます。
生きた幼虫がいたのであればここ一年以内の発生だと思われます、蛹の抜け殻だと発生時期の推察は難しいです。
マットレスは思いのほか小さなムシがつきやすいアイテムです。毎日ひっくりかえして掃除機をかけることができるのなら最善のムシ防除になります。それが無理そうなら一カ月に１回でも効果が見込まれます。
余談ですが、毎日敷いたりあげたりする和式の布団をそのような視点で見ると衛生的だと、私はそう思うのです。