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[9887]外貼り断熱構造と煉瓦タイル外壁

質問者:AKI / 最新の回答・ご意見者:竹沢 正弘 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:構造・建材 / 2015年03月30日 19:16

木造2階建を予定しています。外貼り断熱構造として床下も暖気を通しての全体暖房を希望しています。その前提で、外壁をレンガ調のタイル貼りにしたいのですが、設計士から外壁が重くなりすぎひび割れが心配。外貼り断熱は、モルタルかガルバリウムのような軽量外壁にする必要があると言われました。希望が両立する方法は無いでしょうか。

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2015年04月03日 14:59

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

 まず、なぜ「軽量外壁」でなければいけないのかについて、設計者側に十分な説明をお聞きになりましたでしょうか? その説明を聞いてもなお、それでも希望ということであれば、「ご予算」次第ですが、何とでもする方策はあるでしょう。しかし、正直なところ、一般的なご予算内の話であれば、私もオススメしません。無理にやっても、長期に渡る耐久性には疑問が残ります。設計士さんの心配も、推測ですが、たぶんそこだと思います。

 文字「H」を思い浮かべてください。その、横棒の巾が、「外張り断熱」の部分です。そこは、強度的には期待できません。その縦棒の一方だけを上か下かに力を加えたと仮定します。すると簡単にゆがんでしまいます。イメージいただけるでしょうか? そのゆがませる力が、外壁の重さなのです。
 どういうことになるか、想像できましたでしょうか? きっと設計者の説明も同様の内容ではないでしょうか。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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Korokoro

所在地:北海道
2015年03月31日 18:22

URL:
家づくりの想い:

設計士さんの言われる通り、ひび割れの懸念は、あり得ます。

外断熱は長い金物に外装材が、ぶら下がっている工法なので、地震時の揺れで、ひび割れが発生する恐れがあります。

内断熱に付加断熱を施工することによって、高い断熱効果が得られます。

以前、外断熱工法での火災時に火の回りが早かったり、有害ガスが発生するとの指摘がありました。
また、外断熱工法の場合は、内部空間を利用できるメリットもあります。


内断熱にしても、外断熱にしても、防水・防湿シート・通気層・換気など、緻密な施工がなされないと同じです。

設計士さん・施工者さんと、十分な打ち合わせをお勧めします。