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[16227]トイレの行為音の解消方法

質問者:地下鉄 / 最新の回答・ご意見者:T.Kumagai / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:マンションの騒音問題! / 2019年07月13日 13:08

上階から(と思われる)トイレの行為音の改善方法について伺いたく投稿します。
最近引っ越したマンション、トイレ排水音ばかりでなく、立ってする排尿音(ジョボジョボと・・・)、そして、ときには「ちゃっぽんっ!」という音が我が家に響いて困っています。排水音はまだ我慢できるとして、設備的に行為音を改善する方法はないのでしょうか?

こちらの過去記事等も参考にし、
http://npo.house110.com/bbs/sodan.php?kid=89
こちらの対策本も読み、
「建築と音のトラブル」 田野正典他著、学芸出版社発行
集合住宅の騒音防止設計 NPO法人建築音響研究機構 編
ある程度知識を得た上で業者に相談しました(本も見せた)が、「設備上での対策は無理で、遮音室にでも改造する必要がある」との回答でした。

無理な理由として、

・防音シートを敷いて効果があるのは床排水の場合で、壁排水では効果が期待できない
・壁排水は排水管の高さが決まっていて、(マット厚5mmでも)高さが変わると漏水しやすくなる。
・仮にマットを敷いて5mm高くなって傾斜が変わるとPS内竪管に流れでる勢いも変わり、音が大きくなる可能性がある。
・便器がコンクリート床に直接固定されているので5mm下げられない(=排水管の高さに合わせて便器高を調整できない)。

を挙げられました。

排水高155mmのトイレのようですので、例えば120mmなり148mm高のトイレに変えて、高さを調整する台・マットを敷いて155mmにすれば解決できると思ったりするのですが、床排水ではそもそも無理と言われると、処置不能となってしまいます。

業者さんを信用しないわけではないのですが、上記の本に書いてあることが間違いというわけでもないでしょうから、実際のところはどうなのでしょうか。

お知恵を拝借したく、よろしくお願いします。

これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2019年07月13日 16:28

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
PR:建築設備は、いろいろな工学…

業者側の手直ししたくない姿勢が見え見えですね。

サッシの気密度が上がって、音が聞こえやすくなり、小便行為音がトラブルになってきたことは、対策本発行時期1998年以前です。
この時期には床排水(大便器の排水管の下取出し)の事例は少なくなっています。

便器の据え付けはコンクリート床に直接固定されているとのことですから、行為音は、便器内の水から便器本体を経由して、コンクリート床に直接伝わります。
壁排水・床排水は関係ありません。
対策本の147Pの図3を良くご覧ください。壁排水になっています!!

便器の後ろを覗いて、排水管のつなぎ方を確認してください。
便器の排水管と、壁の受け口とが直接つながっていますか?
通常は便器の排水口と、壁側の受け口のレベルのずれを調整するため、ギザギザのあるフレキシブルな配管を使っています。これを使っていればレベル調整は問題ありません。
塩ビ管で直接つながっている場合でも、フレキ配管に替えてつなげば5mm程度のレベル調整は問題ありません。

あげておられる小生の回答事例では、最終的に遮音シートを敷いて解決しました。

排水音についてですが、遮音シートで若干改善されるかと思いますが、抜本的には、配管シャフトの改善が必要です、排水管には鉛版の遮音シートを巻き付け、ボードは3枚貼りとするのが小生のいた会社の標準仕様でした。

築年度などが不明ですが、前の入居者がサッシのリフオームなどはしていませんか?
「地下鉄」さんのトラブルが全戸に共通なら、もっと前に問題となっていたはずです。

専用部の工事となりますので、町の水道屋さんでも工事できますが、上階の方の了解を頂くのが難しいでしょうね。
myph

地下鉄

所在地:岩手県
2019年07月14日 10:23

ご回答ありがとうございます!
コンクリ直置き横排水でも遮音シートで、ある程度解決できそうで希望が持てました!(業者さんがなぜ後ろ向き回答なのかはわかりませんが・・・)

住まいは1996年築で、おそらく全戸二重サッシと思います。先日の総会で、マンション全体でのトイレ音改善を提案したところ、賛同意見がたくさん出たので、おそらくみなさん同じ悩みを持ってらっしゃると感じました(新築当初は解決策がまだわからなくて、やむなく我慢・諦めたのではと憶測しています。上階の方の了解が必要というのもハードルが高かったのかもしれません)。

便器の排水管と、壁の受け口はお察しの通りギザギザの柔らかみのあるフレキシブル管です。

排水音は、PS内竪管を流れる音はトイレ内で少し聞こえるくらいです。便器で流す音(じゃぁぁーーーーっ、というか、ごぉぉぉぉーーーっつ、というかそんな音)が大きいのですが、これはまあ気持ち的に我慢できる音です。

1つ気になるのは、タンクへの給水配管です。壁から銀色の管(L字っぽい管)が繋がっているのですが、遮音シート厚の分、こちらは壁の設置位置を変えなければならないのでしょうか、管の交換だけで済むのでしょうか、それともタンク・便器ごと交換になるのでしょうか?
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山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2019年07月14日 16:00

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
PR:建築設備は、いろいろな工学…

1996年築ということは、設計施工はそれ以前ですから、このようなトラブル事例はあまり発生していなかったでしょう。
防振シート(すみません、書き間違えました。遮音シートではありません)については、INAXに確認したら1995年頃から発買しているとのことでしたが、竣工時には、事業者や施工者の認識には入っていなかったのでしょう。

「建築と音のトラブル」 田野正典他著、学芸出版社発行 は、1998年発行。
空気調和衛生工学会近畿支部での「給排水工事のトラブル事例」のセミナーで取上げられたのが1999年(平成11年)ですから、竣工当初は事業者や施工者は解決
策が分からなかったのでしょう。

ちなみにこのトラブルについては、小生は会社の大阪支店にいる後輩に出席してもらって初めて知りました。東京の建築設計者に訊いたら知っておりましたが、この頃は建築設計者全員の共通認識とはなっていなかったようです。

総会で同じ意見が多かったということですから、全戸に対策を行うということにしたらいかがでしょうか。まとめて施工した方が、戸々に水道屋さんに頼むよりは安くできます。

業者さんが後ろ向きなのは、詳細は不明ですが昔の古傷に触れられたくないからでしょう。竣工後20年もたっていますので、昔の話は不問にして、工事費を廉くしてもらっては如何でしょうか?

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山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2019年07月14日 16:20

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
PR:建築設備は、いろいろな工学…

給水配管について回答していませんでしたね。

タンクの給水配管ですが、位置が合わなければ配管を変えれば問題ありません。
便器・タンクは既存のままで使えます。
myph

地下鉄

所在地:岩手県
2019年07月15日 15:20

再度のご回答、ありがとうございます!

今秋、全戸専有部の給水給湯管取替工事があるので(全額積立金で賄ってくれるそうです。共用部は別途蘇生工事済。)、併せてトイレも改善できないか業者さんに検討をお願いしたのですが、業者さんの個別調査時の回答は上記のとおりでした。建築当時関わった業者さんではなさそうで、過去のしがらみは無い感じです(マンションを建てた建設業者は無くなったようです・・・)。

現状調査のうえ望むような改善はムリと判断したのか(竪管貫通部の工事が物理的にムリとか、鉛巻くと重くてムリとか)、業者さんの守備範囲外なのでNGにしたのか、工事したけど改善しなかった場合のリスクとか、理由はわかりませんが、配管の防音対策までは無理としても、せめて防振シートだけでも敷いてある程度改善されるならと思ったのですが、無理な理由が???なので、ちょっと不信感です^^;

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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T.Kumagai

所在地:静岡県
2019年07月17日 12:02

URL:
家づくりの想い:

私の見解として、業者が工事をやりたがらないのは責任問題にあると思われます。

そもそも、上階の方のトイレを地下鉄さんの都合で工事するわけですから上階の方の了承は絶対必要です。(工事方法の了解も必要)
さらに、工事後にトラブルが発生した時の対処まで検討しておかなければなりません。


工事と工事後のリスクが高いと判断して工事をやりたがらないような気がします。
実際のところ、トイレにつながっている給水菅・排水管の問題は特別重要な問題ではありません。

ですので、「上階の方の了承を取り付ける」ところから始めてはいかがでしょうか?
解決済であれば申し訳ありません。