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[7]浴室の断熱について

質問者:HT / 最新の回答・ご意見者:須藤 芳巳 / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:設備や内装一般 / 2010年06月16日 15:01

2009年11月に新築の家が完成し、初めての冬を迎えました。浴室を使うたびに、リビング(暖房入)との温度差があります。浴槽を触ると、とても室内とは思えないくらい冷たいです。浴槽の点検口から、床下を覗いたところ、基礎が見え、断熱がされておりませんでした。施工業者に聞いたところ、湿気るので断熱材は施工しないと言っていました。

普通、浴室下などには断熱材は施工するものなのでしょうか? また、施工する場合どのような施工が必要なのでしょうか? これらの基準などは何から調べたらいいのか分かりません。お手数ですがご教授お願いいたします。


これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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須藤 芳巳

SUDOホーム 代表
2010年06月16日 15:08

所在地:北海道伊達市松ヶ枝町30-10
URL:http://www.sudo-con.co.jp/
PR:ゼネコンの技術者を経てSUDOホ…

床を断熱している住宅であれば、当然ユニットバス(以下、UB)の床部分も何らかの断熱をするべきです。住宅の断熱・気密を捉えたとき、UB部分だけ断熱・気密がなされないのは不備なことになります。

断熱の工法で基礎断熱(外断熱)の場合は床下が内部として考えられるのでUBの床下に断熱材の必要がなく断熱・気密の施工は不要なのですが、一般的な床断熱の場合はUBの床下が外部になるので、基本はUBの床部分も床断熱施工が必要になります。

しかしながらUBの浴槽の床(排水を入れて)は一般床から20〜30cmほど下がる納まりになるため、基礎の高さが少ない場合は床下の施工がしにくくなります。その場合として、「布基礎(人通口有)をまわしてUBの下部を外部空間から区切る」「UBの下部と土台取り合いに発砲ウレタン吹く」等の施工法もありますが、高断熱・高気密の住宅であれば基礎断熱か床断熱して断熱・気密を図ることが基本になります。 したがって、今回の施工業者の「湿気るので断熱材は施工しない」というのは間違った考えになります。

これからの対処の方法としては、上記のようにUBの床下を外部から区切るか、UBの床下に発砲ウレタンを吹くことをおすすめいたします。各メーカーのUBでは浴槽のお湯が冷めないように、オプションで保温材付き(メーカーにもよりますが洗い床にも薄いですが断熱材パック付きのものもあります)のものが用意されています。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者