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施工管理と工期計画 |
1. |
設計段階での配慮が正しく施工現場に反映されるよう、設計監理者に適切な指導と管理を求めていくこと |
2. |
建材の乾燥・養生期間や施工材(接着剤・塗料等)の乾燥期間を考慮した工程管理と、余裕を持った工期計画を進めること |
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健康な住まいを実現するには、設計時に決めたことが正しく施工現場に反映されることが絶対条件です。特に直営施工ではない業者(設計事務所も含む)に依頼した場合、施工監理者に現場への適切な指導と監理を求めていきましょう。仕様や施工方法などの条件を特別仕様書として書面にまとめて契約時に取り交わしておくのも有効な手段です。
また自ら現場に脚を運び、換気の状況や何を使っているかをその目で確認することも大切です。 早く住みたいからと工事をむやみに急がせることは、健康な住まいをつくる大きな妨げになります。天然素材の施工材料は化学処理されたものに比べて乾燥に時間がかかるため敬遠されやすくなります。また完全に乾ききる前に次の施工段階に進むと大量の化学物質を家の中に閉じこめることになり、長い期間にわたって化学物質を放散し続けることになってしまいます。施工の期間は余裕を持って、使用する建材の養生や施工材料の乾燥時間を十分に確保することが大切です。 さらに竣工後もすぐに入居せず、換気のための期間を設けると残留する化学物質をずいぶん減らすことができます。このとき残留物質をより放散させるために、ベークアウト(暖房で温度を上げ、化学物質を強制的に放散・排出させること)も効果的です。 |
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建材・及び施工材の仕様を徹底する。
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使用する建材は前もって十分な乾燥期間を確保し、揮発性物質が残存しないように心がける。
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施工時には接着剤や塗料の乾燥時間を十分に確保する。
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施工期間中の換気を励行する。
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竣工から入居までにはゆとりを持ち、その期間中に十分な換気やベークアウトを施しておく。
(日本接着剤工業界では、入居までの期間をおよそ14日以上置くよう提案しています) |
◆参考資料◆
室内空気汚染の低減のための
「設計・施工ガイドライン」&「ユーザーズ・マニュアル」 平成10年3月発行 この2つの資料は下記より購入する事ができます。 〒102-0084 東京都千代田区二番町4ー5 相互二番町ビル2F (財)住宅・建築省エネルギー機構内 健康住宅研究会事務局 電話/03-3222-6690・FAX/03-3222-6696 |
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